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「知識」や「方法」の問題ではなくて「勇気」の問題だと思います
http://www.asyura2.com/0510/senkyo16/msg/383.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 10 月 29 日 19:06:39: SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: 未知の領域の知識 投稿者 外野 日時 2005 年 10 月 29 日 11:04:21)

「知識」や「方法」の問題ではなくて「勇気」の問題だと思います


外野さん、ご返答ありがとう御座います。

どこの国でも事情は同じなのですが、一般の人は残念ながら「エライ人」が言うことに、金魚のウンチみたいにゾロゾロついていきたがる傾向があります。「エライ人」が「カラスは白い」と言えば「そんなもんかな」と言うことになってしまう。これは悔しいけどレオ・シュトラウスの観察の通りです。

だからこそ、いわゆる「専門家」や「知識人」と呼ばれる人たちが本当に勇気を持たなければならない。勇気といってもそんなに大げさな話ではなく、事実の通りに、「いや、カラスは黒い」あるいは「王様は裸だ」と言えば良いのであって、難しい理屈の話ではありません。

現在、日本でも欧米でも、心の底の深くでは9・11に関して「やっぱりおかしい」と思っている「専門家」や「知識人」の方が、圧倒的に多いのではないのか、と推測します。あのTV画面で見たことが本当に本物の「イスラム・テロリストの仕業だ」と何一つ疑いもなく確信している人は、むしろ少数派ではないでしょうか。

ただただ、「それを言うと『陰謀論者』のレッテルを貼られて今までの仕事が続けられなくなるのではないか」とか「上の政治判断で動くような者ににらまれて今の地位を失うのではないか」などといった恐怖感が、彼らをしてその点に触れさせないようにしているだけではないでしょうか。単純な話だと思います。恐怖が彼らを支配しているだけです。

しかし当の米国ではそのような恐怖感に打ち勝って発言する人が次第に増えてきています。数名の有力で社会的に影響の大きな「専門家」「知識人」が、その一線を超えさえすれば、あとはどうせ金魚のウンチ。「やっぱり俺も怪しいと思っていたんだよ」「自分も本当は初めからそう思ってたんだけどな」等々といった話になるでしょう。ちょっと冷静に考えたら、誰にとっても「おかしなことはおかしい」のですから。

私が広瀬隆に対して許しがたさを持っているのはこの点です。以前も投稿したことがあるのですが、
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http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/773.html
「実証主義」と現代史についての一考察(1)
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あれほどに世界史の裏に隠れたロスチャイルド家をまともに研究し、世間では「陰謀論の代表者」(これは不当な言い方だとは思いますが)のように思われている彼がニベもなく「9・11イスラムテロ」を唱えるとは、旧来のファンであった私にとっては青天の霹靂でした。金魚のウンチたちには「広瀬がそう言っているんだから間違いないだろう」と、本心では「おかしい」と思っていても、そのように自分で自分を納得させたような人が多かったのではないか、と思います。彼は筆を折って山にこもるべきでしょう。

彼だけではなく、契約している出版社から契約を打ち切られるのではないか、とか、大学を追い出されるのではないか、とか、マスコミから相手にされなくなるのではないか、とかいった、そのような恐怖感だけで、「おかしい」ものを「おかしくない」と言ってしまう、あるいはそれには触れないようにしてグルグルとその周辺ばかりを発言の対象にしている「専門家」や「知識人」が大多数ではないでしょうか。

そういった中から数名の有力な人々が声を上げるだけで、止めようの無い流れが出来てくるはずです。だって、「おかしなものはやっぱりおかしい」のですから。

残念ながら私のように「長いものを見たらぶった切りたくなる」「大樹を見たら切り倒したくなる」人間は残念なことにごく少数派で、長いものに巻かれ大樹の陰に寄り添うのが大部分の人です。たとえそれが「おかしなもの」であっても、やはりそうするでしょう。

だから声を上げるべき人間が声を上げなければならない。日本の「専門家」や「知識人」がその勇気すら持てないようでは、この国はもうどうにもならないでしょう。これはもう理屈や方法の問題ではないですね。勇気の問題ですね。

外野さんが追及しておられる創価学会などの問題にしても、やはり同様だと思っています。確かにどちらにしても無防備に突っ込んだら非常に危険な話ではあります。しかし「専門家」「知識人」に勇気があれば知恵は出てくるのではないでしょうか。そのために高等教育を受けてきたはずです。


アンデルセンが今生きていたら『裸の王様』の最後を次のように書き換えるでしょう。
『一人の子供が叫びました。「大さまは裸だ」。すると兵隊がやって来て言いました。「この子供は陰謀論者だ。逮捕しろ。」みんな黙ってしまいました。そしてその後「王様バンザーイ」「王様の新しい服バンザーイ」の声が再び国中を包みました。』

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