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なぜ多い? 大阪の野宿生活者 大阪のホームレス問題に迫る!【週刊大阪日日新聞】
http://www.asyura2.com/0510/social2/msg/706.html
投稿者 どさんこ 日時 2006 年 3 月 26 日 14:56:43: yhLXMcSQdrkJ2
 

http://www.pressnet.co.jp/osaka/2006_03/0304_01.shtml

全国で最も多くのホームレス人口を抱える大阪府。この問題について検証するとともに、以前ホームレスに関するテレビ番組で「こころ」の改革を解決策に挙げた中山泰秀衆議院議員にインタビューを行った。

★大阪のホームレスの実情
 全国の自治体で最も多い6603人のホームレス(野宿生活者)を抱える大阪市。全国のホームレス2万5296人のうち、同市に約4分の1が集中している計算だ。(データは2003年の国の調査)

 同市によると、市内にホームレスが増えはじめたのは1996年ごろから。西成区にある日雇い労働者の街「あいりん地区」を中心に急増し、その後は公園や河川敷などを居住の場とするホームレスが増加。市内全域に広がり、問題が顕在化してきたという。

 なぜ大阪にホームレスが多いのか。それは、大阪の町の庶民性、ざっくばらんな市民性があるだろう。良くいえば、個人主義、悪く言えば利己主義から自分の生活に影響しない限りは、他人のことにも干渉しない。だから、少数の間は公園で寝泊りする人たちの姿を見かけても寛容だった。

 さらに、全国最大の日雇い労働市場を抱えることも背景にある。大阪のホームレス問題は、常用雇用からの失業だけでなく、景気の変動を受けやすい不安定就労層や、あいりん地区の日雇い労働者の問題が複合しているのが特徴だ。

 野宿生活直前の職業を調べたデータがあるが、建設関係だった人は、62・2%で全国平均を7%上回った。また雇用形態についても半数以上の51・2%が「日雇い」で、全国平均の36・1%を大きく上回った。日雇い労働市場(寄せ場)で就労・求職活動の経験がある人も50・4%(全国平均36・2%)に上る。

 ホームレス問題に詳しい関係者は「長期不況の時代を経て、リストラをされない安定就労層が郊外へ流出し、不安定就労層や老人世帯、母子世帯など社会的弱者といわれる人が、大都市中心部の周りに取り残される」と説明。ホームレス問題は、同市だけでなく世界中の大都市が抱える課題だと指摘する。

★講じられた支援施策
 こうした状況から、大阪市はホームレスを支援する施策を実施。主なものを挙げると、2006年1月までにホームレスの就労による自立を支援する「自立支援センター」を市内5カ所に開設(定員490人)。

 あいりん地区の日雇い労働者に宿泊場所を提供する夜間シェルターを04年1月までに2カ所設置(定員1040人)。ホームレスが一時的に生活できる仮設一時避難所を02年11月までに、市内の公園内に3カ所設けた(うち2カ所は05年1月までに閉所)。しかし、せっかくこのような施設を設置しても、ホームレス同士の人間関係や、収容所のような施設環境を嫌って、入所後も野宿に戻ってしまったり、最初から入所しない人もいる。

 また02年には「ホームレス自立支援法」が成立。これに合わせ、市も04年度から5カ年間をめどにした「ホームレスの自立支援等に関する実施計画」を策定し、ホームレスの自立支援、ホームレス化防止のための取り組みを進めている。

 行政だけでなく、民間レベルでもさまざまな支援が行われている。03年9月に創刊された「ビッグイシュー」は、ホームレスしか売り手になれない雑誌。ホームレスは「雑誌販売」という仕事を通じて自立を目指している。

 あいりん地区を中心に活動するNPO(民間非営利団体)「釜ヶ崎支援機構」は、ホームレスやホームレスになるおそれのある人たちを支援する。就労機会や寝場所などの提供を行っている。

 ここで問題となるのが就労意識。ホームレスと言っても2種類ある。ひとつは就労意識があり、仕事への意欲はあるが年齢や体力などの理由から適当な仕事がない人たち。このような人たちには、支援法やボランティアの活動は大きな支えとなっている。もう一方で、社会からドロップアウトし、就労意識も社会参画意識もない人たちがいる。このような人たちをどう処遇するかが、ホームレス問題の真の解決となる。

★後絶たぬ事件・騒動
 ホームレスをめぐる事件・出来事も後を絶たない。記憶に新しいのが、今年1月に同市が西区の靭公園と中央区の大阪城公園で生活するホームレスのテントを強制撤去した「代執行」騒動。

 3月から5月にかけて「全国都市緑化おおさかフェア」「世界バラ会議」が開催されるのを前に、市はイベント会場となる両公園の整備を計画。両公園のホームレスに仮設一時避難所などへ入所するよう勧めてきたが、一部がこれに応じなかったため、強制撤去となった。

 00年にも、08年夏季五輪の誘致を目指す市が、長居公園(東住吉区)のホームレスの一時避難所を建設する計画を進め、周辺住民、ホームレスの双方から反発を受け、大きな問題に発展した。

 このほか、03年2月に同市と隣接する守口市の花博記念公園鶴見緑地でホームレスの男性が、金属バットや鉄パイプを持った少年に襲われ、負傷するなど、ホームレスを襲撃する事件も頻発。ホームレスを集めて生活保護費を不正受給させ、大半をピンハネするといった事件も起きている。

 ホームレス問題は大阪市のみならず、全国的に大きな問題となっている。この背景には、ますます顕著になり始めている社会的な格差拡大もある。

 ホームレスと呼ばれる人たちも、当たり前の生活をすることはやめても生きることをやめたわけではない。かつての、日本の良さであった隣近所がもちつもたれつの大阪人の住民意識を取り戻すことが、案外、一番早い解決策かもしれない。

★大阪のホームレスをめぐる最近の主な出来事・騒動
2000年
  大阪市が長居公園(東住吉区)のホームレスの仮設一時避難所を建設する計画を明らかにしたところ、周辺住民、ホームレス双方が反発

2002年 7月
ホームレス自立支援法が参院で可決

2003年 2月
守口市の花博記念公園鶴見緑地でホームレスが襲われる

9月
雑誌「ビックイシュー」創刊

2004年 3月
大阪市が「ホームレスの自立支援等に関する実施計画」を策定

2006年 1月
大阪市が大阪城公園と靭公園でホームレスのテントを強制撤去

 2006/3/4

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