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否定論は未だに見つけていませんが、いくつかの興味深い資料をご紹介します。
http://www.asyura2.com/0510/war75/msg/662.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 10 月 19 日 08:01:19: SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: バルセロナより愛を込めてさんへの質問:スペイン人の多くはフランコがユダヤ系であることを知っているんですか? 投稿者 あっしら 日時 2005 年 10 月 19 日 04:04:59)

否定論は未だに見つけていませんが、いくつかの興味深い資料をご紹介します。


あっしらさん、ご無沙汰しています。ご質問の件に関してですが、実際にスペイン人に聞き取り調査をしたというわけではないのですが、少なくとも市販の書籍やインターネット情報に触れた限りでは、未だに「フランコはユダヤ系ではなかった」という主張は見つけていません。

ただスペイン人は、これは欧州では基本的にどこでもそうでしょうが、話がユダヤ人やイスラエルに及びますと慌てて話題をそらせてしまうか、「そうなあ・・・、知らないや。」とあいまいにされてしまうため、口頭での会話の最中では突っ込んだことまでなかなか聞けないのが現状です。

しかし、一般的に「フランコ」「カストロ」という姓がユダヤ起源であることは、少し教養のある人なら知っているようです。これに関しては資料を数多く見つけているのですが、すべてスペイン語で、ちょっとご紹介は難しいと思います。

ただ面白いことに、スペインや北アフリカに住むセファラディ・ユダヤ系の人たちは割と遠慮なくフランコが第2次大戦中にユダヤ人を助けたことを語るようです。インターネット・サイトでは結構多く見受けられます。むしろ「公式の歴史」にこだわる人、特に「左翼系」の人ほどこれには口をつむっています。

資料の中でいくつか面白いものをご紹介します。


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http://www.teatro.meti2.com.ar/historiaargentina/crisoles/teatrojudio/teatrojudio1.htm
TEATRO JUDIO 1 PARTE EN ARGENTINA
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これはアルゼンチンのユダヤ系映画・演劇人についての情報誌なのですが、この中で「José Franco y Eva Franco(ホセ・フランコとエバ・フランコ)」という、おそらく夫婦の演劇人が登場します。このサイトの他にも、明らかにフランコという姓を持つユダヤ人が登場するものをいくつか見つけています。


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http://desde-sefarad.blogspot.com/2005/08/el-mito-judeo-masnico-los-judos.html
EL MITO JUDEO-MASÓNICO: LOS JUDÍOS DURANTE LA GUERRA CIVIL
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これはセファラディ・ユダヤ人のサイトなのですが、記事の題名は「メーソン・ユダヤの伝説:スペイン内戦中のユダヤ人」で、著者は左派系のユダヤ人のようです。この中に次のような一節があります。
『(ユダヤ人の)大多数が共和国政府支持者だった。しかしながら、英領パレスチナでジャボチンスキーのシオニスト・レヴィジョニストがフランコとその反共の戦いに対する支援を主張した。(ワイツマンはこの潮流を、彼らの提案である『グラン・イスラエルの思想』とともに、ムッソリーニに追随する者たちの退廃によって、「ユダヤ・ファシズム」と表現した。)』

この文章にあるジャボチンスキーは、先日の私の投稿【「シオニズムと対決するユダヤ人たち」からの翻訳:『イラクのユダヤ人』(第3部)】
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/622.html
の中で、著者のナエイム・ジラディが『ネタニヤフ首相の思想的な先達者であるウラジミール・ジャボチンスキー』と述べている人物だと思います。私はまだこの人物については調べていないのですが、現在のリクード党につながる思想的な流れを知るに当たって、重要な人物かもしれません。

またこのサイトの別の記事には、ヒトラーから追われたユダヤ人にスペインのパスポートを配給した話を取り上げたあとに、『実際、フランコはユダヤ人の友人として語られている。』と書いてあるものもあります。


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http://es.geocities.com/fanzinequefascine/num0/entrevpardo.html
ENTREVISTA A J. PARDO, ESTUDIOSO DEL JUDAÍSMO EN ESPAÑA
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これは改宗ユダヤ人の子孫を名乗りスペインの中のユダヤ系文化に関する評論家であるJ.パルド氏に対するインタビューです。この中でパルド氏は、現在スペインのユダヤ系の人物として、フランコ将軍はもちろんのこと、ホセ・マリア・アスナール、フェリペ・ゴンサレスの両元首相の名を上げています。そして国王フアン・カルロス1世を『ジャルル・マニューと同様に、ダヴィデの血を引くユダヤ系』と紹介していますし、フランコが4つのユダヤ系の名前も持っていた、と語っています。そしてスペイン人の中にものすごい量のユダヤの血が混じっている、と胸を張っています。


またカストロについてですが、

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http://www.wzo.org.il/es/recursos/view.asp?id=1906
¿Tuvo Cervantes un pasado judío?
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これはドン・キホーテの作者であるセルバンテスがユダヤ人の祖先を持っていたのではないか、という研究について書かれたものです。これはフランコ時代に、逆にスペイン国粋主義に反発した左派系の人たちから提示された研究なのですが、その中心になっている研究者がAmérico Castro(アメリゴ・カストロ)という人です。(ただしこのアメリゴ・カストロ氏がユダヤ系である、と書かれた資料は見ていません。)

いずれにせよ、中世のスペインでは、イスラム支配の元でキリスト教徒とユダヤ教徒とイスラム教徒が数百年間の平和共存を行ってきましたので、実際には、たどっていけば何らかの形でユダヤ教徒やイスラム教徒とつながっていない者を探すのが困難なほどなのでしょう。しかしこのスペインが誇るセルバンテスが「ユダヤ系」だという主張は、たしかにユダヤ系を自覚する人にとっては非常に重要なことでしょう。


1936年のフランコのクーデターに対して、共和国政府を守るために決起した左派系の人たちや国際旅団に参加した各国の市民の中には、ユダヤ人が数多く含まれていたことは事実で、その中にはドイツから逃れてきた人たちや米国からリンカーン旅団に参加してやってきた人たちがおり、無残にスペインの土となってしまいました。

フランコとユダヤ人の関係についてはユダヤ人・親ユダヤの中からも、反ユダヤの立場からも様々なことが言われているのですが、フランコ・ユダヤ人説はあっても不思議とその逆はありません。(今のところ見つけていません。)まあ、大切なことは「ユダヤ人であるか、ないか」というところには無いのかもしれませんが、フランコがユダヤ人、特にセファラディ・ユダヤに対して並々ならぬ興味を持っていたことは、他のいくつかの資料によっても事実のようです。

私としては今後もまた、スペインとユダヤ人の問題に関して、いろんな確度から資料の発掘に努めていき、ある程度まとまったところで発表していきたいと考えています。

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