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(回答先: タイでクーデター 主導した軍司令官は解任（CNN） 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 9 月 20 日 12:56:33)
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2006092001000398
タイ軍が権力掌握 タクシン政権５年で崩壊
【バンコク２０日共同】タイでクーデターを起こした軍のスポークスマンは１９日夜から２０日未明にかけテレビを通じ相次いで声明を出し、軍と警察の長で構成する「民主改革評議会」が権力を掌握し、タクシン首相に代わりソンティ陸軍司令官が暫定首相に就任すると発表した。２００１年に誕生したタクシン政権は首相一族の腐敗や強権的手法への批判を受けた軍の離反により、５年を経て事実上崩壊した。
軍部隊は首都バンコクとその周辺を制圧し、憲法を停止して全土に戒厳令を布告。同評議会はソンティ司令官ら軍首脳が１９日夜、プミポン国王と面会したと発表した。国王の反応は出ていない。
ソンティ司令官は２０日朝、テレビで国民向けに演説し、タクシン政権が「多くの争いを招いており、国民の和を乱してきた」と述べ、クーデターへの理解を求めた。
タイで軍によるクーデターが起きたのは１９９１年以来１５年ぶり。国連総会などに出席している首相の外遊中を狙ったとみられる。
声明によると、同評議会は陸海空３軍の各司令官、国軍最高司令官、国家警察長官の５人で構成し、閣僚と国会議員の全員を解任。「われわれが国を統治するつもりはない。できるだけ早く立憲君主制を回復し、主権を人民に返す」と宣言、評議会があらためて首相を任命するとしている。
また「腐敗疑惑や権力乱用で政治は多くの困難を抱えており、国民に不和が広がっている。評議会が行政権限を握る必要があった」として一族の株不正取引疑惑などで政情不安を引き起こした首相を批判した。
ＡＰ通信によると、スポークスマンはタクシン首相の側近であるチャチャイ副首相とタンマラク国防相を拘束したと表明した。
バンコク中心部の主要拠点には１９日夜、数百人の兵士が配置され、戦車が首相府を封鎖。２０日朝までに軍が発砲するなどの大きな混乱はなく、バンコク国際空港の発着便も通常通り。１９日夜から軍の声明を流していたタイの民放テレビなど３局は２０日朝、通常番組の放送を再開した。評議会は２０日を休日とし、官庁や銀行、株式市場は業務を停止するよう命じた。
タイの日本大使館によると、在留届を出している日本人は約３万６０００人に上り、クーデターは大きな衝撃を与えた。
タイに帰国するとしていたタクシン首相は米東部時間の１９日夜（日本時間２０日午前）現在、ニューヨークにとどまっている。
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