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日経平均が1万6000円割れ、日米金利と需給警戒−年初来騰落も下げ (ブルームバーグ)
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投稿者 愚民党 日時 2006 年 2 月 13 日 16:07:58: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 金融政策の時機ずれると市場が混乱、解除は的確に判断=日銀総裁 (ロイター) 投稿者 愚民党 日時 2006 年 2 月 13 日 12:16:19)

日経平均が1万6000円割れ、日米金利と需給警戒−年初来騰落も下げ (ブルームバーグ)


2006年2月13日(月)15時39分


  2月13日(ブルームバーグ):週明けの東京株式相場は大幅続落。日経平
均株価は1月26日以来となる1万6000円台割れで終了し、東証業種別33指数
はすべて下げる全面安の様相となった。東証1部の値下がり銘柄数は1540。

  前週末10日の米国市場で長期金利が上昇した上、国内では日本銀行による
量的緩和政策の解除が現実味を帯びてきており、世界的な金利上昇がこれまでの
株式相場を支えていた過剰流動性に変化を及ぼすとの警戒感が強まった。このた
め、相場は目先調整局面に入ったと受け止める向きが増え、売りが加速した。

  日経平均株価の終値は前週末比380円17銭(2.3%)安の1万5877円66銭。
TOPIXは同42.21ポイント(2.5%)安の1618.01。東証1部の出来高は概
算で22億6340万株。

  日経平均の終値は、テクニカル分析上では下値のめどとされていた1月26
日の高値(1万5891円)と27日の安値(1万6079円)の間にある『窓』を埋
めた。相場は調整色を濃くした格好で、今後は投資家心理の変化の有無が注視さ
れるところだ。
  また日経平均は、昨年末終値1万6111円を基準にした年初来騰落率はマイ
ナス1.5%に転じた。ライブドアショックで1月18日に一時1万5000円に接近
した後、2月6日には1万6777円の昨年来高値まで急回復を見せたものの、こ
の日の下落で年初来の上昇分をあらためて相殺した。

     昼のバスケット売りで下げ加速、信用残多い電機も処分

  昼休み中の東証立会外では約867億円のバスケット取引が成立し、注文状況
は売り優勢だったもようだ。株価指数は午後の取引開始直後から先物主導で下げ
幅を拡大し、午後の取引開始直後に日経平均は1万6000円を割り込んだ。その
後も徐々に売りが増え、結局安値引け。

  いちよし投資顧問の秋野充成運用部長は「日米ともに金融政策の不確実性が
ある。一部の外国人投資家に利益確定売りが先行しており、国内勢の懸念を増幅
させている面もある」と指摘した。
  また秋野氏は、「IPO(新規上場)銘柄の一角は依然としてにぎわってい
るが、東証マザーズが大幅安になるなど新興市場も急落し、個人投資家のリスク
許容度も低下している」とも話した。

  TOPIX下落寄与度1位は電機株。電機株指数の押し下げ役となったのが
信用買い残の多い東芝やソニーなど。信用買い方の処分売りの流れを象徴した。
量的金融緩和策の解除をにらみ、融資の流れの変化が懸念され、銀行や証券とい
った金融株も軟調となった。

       新興市場やソフバンク崩れる、個人売り警戒

  日経平均の下落寄与度1位はソフトバンクだった。市場では、上場廃止観測
が強まっているライブドアに売り注文が殺到し、個人投資家の売買人気が高いI
T(情報技術)関連株、ライブドアが属する東証マザーズ市場などの新興市場銘
柄も売られた。東証マザーズ指数は前週末比9.9%安となり、2005年10月20日
以来の安値を更新。ライブドアショック以降の戻りをすべて帳消しにした。

  ソフバンクについては、同社が10日に発表した06年3月期の第3四半期決
算は順調だったものの、現在の株価水準が割高などとして、UBS証券は投資判
断を引き下げる動きを見せた。相場の調整入りを警戒した個人投資家からの投げ
売りも出ているようだ。

       リスクマネーは収縮も、外人売り越しが鮮明

  世界的なリスクマネーの収縮か――。日米の金利先高観に伴って、昨夏以降
相場の原動力となってきた外国人投資家の投資姿勢に変化が表れている。この日
の東京株式市場では、外国人投資家の売り越し姿勢が鮮明になった。朝方の外資
系証券経由の注文動向は、差し引き1090万株の大幅な売り越し観測。売り越し
は4営業日連続となった。4営業日連続は、海外ヘッジファンドが決算を迎えた
11月17日以来、約3カ月ぶり。

  この背景にあるのが世界的な金利上昇観測だ。米市場では15日に行われる
ベン・バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)新議長の就任初の議会証言を控
え、金利動向に対する先行き不透明感が漂い続けている。投資家は、新議長が利
上げを示唆するのではと神経質になっており、長期金利が上昇傾向にある。

  10日の米国債相場は下落(金利は上昇)。10年債利回りは4ベーシスポイ
ント近く上昇して4.58%。再び4.6%に接近した。2月1日以来で最大の上げと
なった。

  野村証券金融経済研究所の芳賀沼千里ストラテジストは「昨年11月くらい
から豊富な資金の流動性を背景に世界的に株価は上昇してきた。米金利の見方次
第で世界的に金融市場が荒れる可能性がある」と指摘する。

           国内でも金利政策に不透明感

  国内市場でも9日の日本銀行の福井俊彦総裁の発言をきっかけに、量的金融
緩和策の解除が現実味を帯び、長期金利の上昇傾向が強まりつつある。低金利の
日本で資金調達していた海外投資家が日米金利差の縮小を嫌い、日本株の保有比
率を落とす可能性は警戒されている。

  こうした動きを見て、市場では「世界的な利上げモードで株に向かうリスク
マネーを収縮させる動きになりそうだ」(三菱UFJ証券の藤戸則弘投資情報部
長)との声が多い。

  リスクマネーの収縮は国際商品市況に表れている。10日のニューヨーク原
油先物相場は下落。産油国の生産能力が今年拡大するとの国際エネルギー機関
(IEA)の月報をきっかけに6週ぶりの安値を付けた。また、銅先物相場も
10日のロンドン市場で下落し、過去13カ月で最大の下げを記録した。

         トヨタが上場来高値、自動車が堅調

  もっとも、相場が上値の重い中にあっても、トヨタ自動車が上場来高値を更
新するなど好業績銘柄の一角が賑わう動きを見せた。日産自動車、マツダは昨年
来高値を更新している。市場では「体力があって好業積の銘柄は好調だ。こうし
た動きをみる限り、日本経済そのものを懸念している訳ではないことが分かる」
(SBI証券の鈴木英之投資調査室長)との声が多い。

記事についての記者への問い合わせ先:
東京 常冨 浩太郎 Kotaro Tsunetomi ktsunetomi@bloomberg.net

http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext.html?id=13bloomberg11aYDlz97aCYUI

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