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なぜ、固定観念が打破できないのだろう?
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投稿者 考察者K 日時 2006 年 12 月 25 日 19:31:27: JjkI8nWTpj0po
 

Kがどうしても理解できないのは、固定観念が打破できないことである。

「押しても駄目なら引いてみろ」という言葉は、多分、大多数の人が知っているだろうと思う。
それなのに「誰も既存の手法を見直そう」という視点を「持とうとしない」のである。

「国民が主権の国民のための国」を作るために様々な工夫がされてきた。
極端に言えば「人類の歴史は、国民が主権の国民のための国を作ろうとして、失敗してきた足跡」だろうと思う。

極論すれば「従来の手法では、駄目である事はすでに実証されている」のだろうと思う。

なぜ、ここまで失敗を積み重ねてきてしまったのか?
Kは「3つの理由」があるのだろうと思う。

1 既得権を守ろうとしたり、自分の立場、地位、思想と言った「自分の都合」で理想がゆがんでしまうからである。
これは「自分の不利益に繋がるような不公平は棚上げして、他人の不公平な利益には不平を述べる」という事である。
例えば「党議拘束」が憲法違反だと堂々と主張できないのは、自らも党議拘束を行っている疚しさに起因しているのだろうと思う。
ここを「自らが譲らなければ、相手が進んで譲るはずなどないだろう。」

2 創造力・想像力が欠如している。
効かない薬を飲み続けるのは「偽薬効果」があるくらいで、実際の薬効はないだろう。
しかし、「それでは、薬を変えてみよう」という気持ちにならないのは、一種の思考停止状況だろうと思う。
「この薬は効くはずだ」と言う「思い込み」が違っているという想像力が欠如していると共に「別の治療法を生み出せないか?」という創造力が欠如しているのだろう。

「ドアを押して開かない」のは「押し方が悪い」と「押す力が足りない」という考え方があるが、「押す力が足りない」以外の思考が生まれて来ないのだろう。精々が「押し方が悪い」の視点に気付いても「引く」までは思いが回らないのだろう。

3 自分の価値観に絶対の自信を持っていて疑おうとしない。
「結論先にありき」の思考があり、その結論が正しいと言う事を信じて疑わないのだが、それだけなら、まだ救いはあるとも言えるが、これに上記の2つが重なると「テロ行為も辞さない狂戦士」と化す。
一種の「宗教の盲信者」である。
特徴とすると「論理考証が、できなくなり」、「自分を省みる事ができなくなり」、「理屈にもなっていない詭弁と強弁を繰り返すようになる」

「自分の方が正しいに決まっている」という結論が先にあるので「何を言っても無駄」なのである。

現在、追い込まれている「憲法改正問題」であるが、これは、国民投票が避けられない項目である。
Kの「常識では、こんな明々白々な多数決は、まともな国民が、まともな思考で、まともに投票すれば、護憲派が勝つに決まっている」だろうと思う。

しかし、現実には「護憲派が負ける可能性が極めて高い」
なぜだろう?
Kの分析では「負ける要因は4つである」

1 日本国民が「共産主義的な思考法に嫌悪感を抱いている」
多くの国民は「理屈が嫌いなのだろうと思う。」さらに「働き者でもノメシでも同様に扱おうとするような、社会的義務という物を考えようとしないイデオロギーは大嫌い」なのだろうと思う。
「お家が大事」「働かざるもの食うべからず」と言うのが日本国民に染み付いている考え方であり、しかも「不言実行」と言うように「自己保身のための屁理屈のような言い訳が嫌い」であり、小難しい理屈は「無条件の嫌悪感を抱く人」も多いのだろうと思う。
いわゆる体育会系という人達であり、男は「硬派」と言うような「言葉より拳で語ろう」というタイプの人達と、「メロドラマ」と「井戸端会議で人の不幸のみにしか興味を示さない」女性達には相当な比率で「理屈重視の思考法を嫌っている」のだろうと思う。

2 勝ち馬に乗り、他人に従い、自分では「何も考えずに」言われたままの投票をする人が多い。
適切な判断能力という物を持たず、「与党自民党が提案している」とか「公明党のお偉いさんから依頼されたから」とか「周りの人に聞いたら、賛成の人の方が多そうだったから」とか言う理由で「何の利害関係も考えずに、なんとなく投票」すると言う人は相当数存在するだろう。特に「影響の大きいのは、公明党の組織票」である。それ以外にも「自民党の支持票」とか「安倍氏のファン票」とか「憲法改正の中味を判断するのではない理由によっての投票」はかなりの数が予想される。

3 有事の際の想像力の欠如が「誤まった判断をさせる」
多くの人が「自衛隊は自分達を守ってくれる」と考えているだろう。
これは、Kが自衛隊退役者に実際に聞いた話だが「100万人自衛隊構想」というのがあり、有事の際には「緊急、徴兵令が行われ、今現在の自衛隊員は、徴兵されて集められた新兵の教育係になり、実際に戦うのは徴兵された一般国民になる」という事で「その際には、退役した自衛官も教育係として呼ぶので、承知していてほしい」と言われたということである。
実際に「それが発動されるか?」は別にして「現在約25万人の自衛隊だけで、どれほどの戦闘能力があるのかは疑問であり、有事の際には、戦うのは一般国民になるだろう」と思う。
その前に「有事を起こる事を想定しての徴兵制度が先に来る」という可能性も高い。

「憲法改正」というのは「今後、有事が起こる」と考えているからであり、場合によっては「有事を起こせる準備」と言う可能性すらもあるのである。

4 反戦勢力の方の人達に「人材の不足」がある。イデオロギーに拘りすぎる。
まあ、資本主義社会の特徴の一つなのかもしれないが「能力の高い者」は「権力者側に行ってしまい、反戦勢力側に残っているのは、カスばかり」と言う意味である。
実例を上げると「考察者K」とか云うカスは「無駄な主張ばかりを繰り返し、反戦勢力者を分断、分裂させている」

以上であるが
分析ができれば「対案」は可能だろうと思う。
一つだけハッキリしているのは「これだけの病状を一気に解消させて、反戦派を勝利に導く魔法の案のような物など無い」
上記のような理由によって、憲法改正側に「取り込まれそうな人々に、少しずつでも、気付いてもらうしかない」のである。

「戦争になった時、国は国民を守るのではなく、国民を盾にして国土と政府要人を守る」のだと云うことを・・・

ハッキリ云うが「君が代・日の丸」に反対する運動を「後生大事に継続する事」に価値など無い
今、行わなくてはならないのは、上記のような事を「多くの人に知ってもらい、考えてもらい、自分で判断してもらう事」である。

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