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硫黄島からの手紙(反米嫌日戦線)
http://www.asyura2.com/0610/senkyo28/msg/1179.html
投稿者 スタン反戦 日時 2006 年 12 月 12 日 11:42:46: jgaFEZzEmIsYo
 

(回答先: 「戦争、悲惨で無意味」、「硫黄島」主役の渡辺謙さん(時事) 投稿者 スタン反戦 日時 2006 年 12 月 12 日 11:36:37)

http://anarchist.seesaa.net/article/29385547.html

悔しいが、日本人以上に日本人らしく描いたハリウッド映画だ。

イーストウッドでも日本人をどれほど描ききれるのか、という疑問はもっともだと思うが、心配しなくて良い。

駄作「男たちのYAMATO」よりも数千倍、素晴らしい日本映画だと断言する。

http://www.youtube.com/watch?v=gyEhpb20ETo&eurl=

正直、前作の「父親たちの星条旗」で、予告編見てデキは大丈夫かと思った。

続編の「硫黄島からの手紙」の出来が気になる。予告編が上映されたが、「ラストサムライ」や「男達のYAMATO」に出てきた俳優のイメージで感情移入は困難なのではないかと……。


http://anarchist.seesaa.net/article/26380292.html

ところが、その心配は杞憂に終わった。特に、予想以上にジャニタレ二宮和也の演技が良かった。この映画の主人公は、栗林中将ではなく、無名の兵士、西郷である。

「パン屋の俺が、なんでこんなところで砂を掘らなきゃいけないんだ?」
大宮に妻とまだ見ぬ娘を残してきた西郷の感情は、観客をドラマの中に誘い込む。

日本軍伝統の制裁と言う名のリンチによって、ボコボコにされている最中に現れる栗林中将。海岸線、水際での陣地構築を止めさせた彼は、西郷にとって有難い存在となり、最後まで、西郷と関わることとなる。

1927年、米ワシントンの日本大使館武官補佐官として、アメリカに長期滞在した栗林は、現地で走り回る自動車の圧倒的な量を目のあたりにして、日本との工業力の差に文化的衝撃を受けていた。

「アメリカは世界の大国だ。日本はなるべくこの国との戦いを避けるべきだ。その工業力は偉大で、国民は勤勉である。アメリカの戦力を、決して、過小評価してはならない」と。

ところが、皮肉にもA級戦犯東条の差し金によって、硫黄島守備隊長になるとは…人生とはこんなものか…

水際作戦を放棄し、地下要塞構築で徹底抗戦するという栗林の作戦は、海軍に猛反発をくらう。いつもの日本映画では、馬鹿な発言をするのは陸軍と決まっているのだが、この映画では、海軍が馬鹿者として描かれている。

その大役が伊藤海軍中尉こと、飲酒運転の河原乞食役者の中村獅童だ。これが適役で、この映画一番のはまり役。これでもか、これでもかと、憎たらしい役を演じる。

劇中、二ノ宮演じる西郷たちが、擂鉢山から脱出して、海軍の司令部に到着、獅童が激怒して、西郷たちの首を日本刀であわや斬りつける、というシーンがあるが、実話だ。

事実では、斬りつけようとしたのは、井上海軍大佐で、到着したのは海軍大尉と数名の兵士。井上大佐の副官が、それを制止させたという。

その後、獅童は栗林の命令を無視して、地雷を身につけ、部下共々前進しようとするが、誰も付いてこないのがコッケイ。「華々しく散ろう」と考えたのに、最後は米軍捕虜というのも笑えた。戦後は悠々と自民党議員ってのがお似合い。「靖国で会おう」などと声高に言う者こそが、生き残るのが世の末…

前作の「父親たちの星条旗」で行方不明となったイギーが日本軍に銃剣でメッタ刺しで惨殺されるシーンもあるが、逆に捕虜となった日本兵が殺されるシーンもある。米軍もならず者の海兵隊だから当たり前だ。それと、米軍は硫黄島攻略時に、ジュネーブ条約違反の毒ガス使用を検討していたことも、我々は知っておいたほうがよいだろう。

俺が、気に入ったのは、バロン西こと第26戦車連隊長・西中佐だ。栗林中将よりも好感がもてる。

ロスオリンピック馬術優勝の愛馬ウラヌス(天王星の意)。そのたてがみを身につけていたのも映画で描かれていた。

西中佐の父は、外務大臣まで務めた西徳二郎。華族であった。オリンピック開催中、西はバロンと社交界でもてはやされ、ハリウッドスターと情交した。ロスから西は、武子婦人にあてて、たった一度、はがきを送っている。その文面にはただ一言、「おれはもててるよ。アバよ」。カッコ良すぎるぜまったく……。

映画では、栗林とジョニーウォーカーを飲むシーンが、米国通である2人を印象づけている。

火炎放射の米兵を捕虜としたシーンも実話だ。ポケットの母親からの手紙には、毎日帰りを待っていることが書かれていた。西は副官の大久保と酒を飲んでいた。西は射撃をやめるよう命令し、若い捕虜を見て、自分の子供のことを考えたという。捕虜と話(尋問ではない)をすることを西はためらわなかった。2人は、もし西がアメリカにとどまっていたら、あるいは硫黄島に赴任する命令を受けなかったら、どうなっていたかを話し込んだ。そして、翌朝、捕虜は息を引き取った。

擂鉢山での手榴弾自決の場面は、この映画で一番壮絶なものだ。
栗林の撤退命令がありながら、上官の命により、「天皇陛下万歳」を叫び、無残な肉片となす擂鉢山守備隊の兵士たち。

映画秘宝1月号座談会でも書かれていたように、「あんなに手榴弾があるなら敵に投げろ」と思うが…いかにして、生き恥を晒さない死に方をするのか、それを考えるのが日本人であった。それに反して、捕虜となっても脱走して、また敵と戦う、と考える米兵……。

しかし、奇行と思える日本軍兵士の心情、それは、いまの俺にそのまま被さってくる。ある意味、「硫黄島」に流されたも同然の俺は、いかにして最後に「徹底抗戦」するのかを考えねば……そのときは、今すぐではないが、遠い将来でもないと考えるのだ。

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