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見学者減少に歯止めがかからない韓国独立記念館 [朝鮮日報]
http://www.asyura2.com/07/asia9/msg/241.html
投稿者 white 日時 2007 年 8 月 15 日 20:06:01: QYBiAyr6jr5Ac
 

□見学者減少に歯止めがかからない韓国独立記念館 [朝鮮日報]

▽見学者減少に歯止めがかからない韓国独立記念館(上)

 http://www.chosunonline.com/article/20070815000041

記事入力 : 2007/08/15 15:08:42
見学者減少に歯止めがかからない韓国独立記念館(上)

 今月12日午後、忠清南道天安市の独立記念館。

 光復節(日本の植民地支配からの解放記念日)を3日後に控えた日曜日、しかも夏休み中とあって、多くの見学者でごった返しているだろうと思いきや、館内は閑古鳥が鳴いていた。大田から来たというチョン・ジョンジンさん(40)は、子どもたちを展示館の「同胞の間」に残して一人で外へ出て、ベンチに座っていた。チョンさんは「8年前にも来たことがあるが、その時に見た覚えのある展示物がそのまま展示されていて、特に見るのがないので出てきた。新しい展示物があるかと期待して、遠くからわざわざ来たのに、失望した」と話した。

 「歴史教育の場」として1987年に国民からの寄付金約500億ウォン(現在のレートで約63億2214万円)で建てられた独立記念館が、今年開館20周年を迎えた。ところが、1年間で最も多くの見学者が訪れるはずのこの日、館内はまるで開店休業のような状態で、光復節の記念行事のためにステージを設置する工事の音だけが鳴り響いていた。

◆見学者が急減した独立記念館 

 数々の国家存亡の危機を乗り越えてきた朝鮮王朝時代までの歴史を扱った「民族伝統館」では、わずか5人の見学者が暇を持て余しているかのように大きなホールの真ん中をうろついていた。亀甲船(豊臣秀吉の朝鮮侵攻の際に活躍した、亀を模った形の軍艦)の模型の前では3人の生徒がひと休みしているだけで、館内の展示物を一つ一つ見て回る見学者はほとんどいなかった。

 歴史に関する映画が1日に14回上映される円形劇場は、映画が終わる前から人気がなかった。見学者たちが「つまらない」「前に見たのと同じだ」と言いながら、途中で次々と席を立つためだ。地下の食堂にも行ってみたが、家族連れが昼食をとる光景は見られなかった。また、食堂の隣にある軽食コーナーや売店も閉まったままだった。

 7つある展示館の中で見学者が最も多かったのは、拷問体験コーナーにある「日本侵略館」だった。しかし、5分以上並んで拷問体験コーナーを覗いた子どもたちは、失望したかのように「何だこれ」と口にしながら立ち去った。「体験」とは名ばかりで、小さなガラス窓から拷問の様子を覗き見るだけなのだ。コンピューターの画面上で日本統治時代のさまざまな統計資料を見ることができるタッチスクリーン3台も、見ている人はほとんどいなかった。大田から子ども2人と一緒に来たチョ・ジャヨンさん(44)は「記念館がもう少し工夫して、子供たちが楽しみながら歴史を学べる場にしてほしい」と指摘した。

 記念品コーナーも、見学者たちの興味を引くものではなかった。記者が店員に、何かお勧めの記念品はないかと尋ねたところ、見せられたのは中国製の1000ウォン(約127円)の扇子と木刀だった。中国人の友人と一緒に来たというキム・スヨンさん(24)は、「友達に勧められるような記念品が何一つなく、恥ずかしかった」と話した。

 独立記念館の敷地(400万平方メートル)の西側には、緑の山と黒い土がどこまでも広がっていた。そこには誰一人おらず、「シャワー室」と書かれたプレハブの建物と小屋が建っているだけだった。ここは開館当初、民間による文化施設を建てるという計画だったが、現在に至るまでキャンプ場として使われている。

 これについて記念館側は「数々の開発計画があったが、投資してくれる企業がなく足踏み状態だ」と話している。記念館内の110万平方メートルの土地が、20年も放置されてきたというわけだ。

http://file.chosunonline.com//article/2007/08/15/507623378619242721.jpg">
写真上=10年前の1997年8月15日、見学者でごった返す独立記念館。写真下=光復節(日本の植民地支配からの解放記念日)を2日後に控えた13日午後、忠清南道天安市の独立記念館。夏休み中にもかかわらず、まるで休館中かと見紛うほど閑散としていた。写真=チョン・ジェフン記者
キム・ヨンジュ記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS


▽見学者減少に歯止めがかからない韓国独立記念館(下)

 http://www.chosunonline.com/article/20070815000042

記事入力 : 2007/08/15 15:09:23
見学者減少に歯止めがかからない韓国独立記念館(下)

◆マーケティング不足に加え交通も不便 

 20年前の1987年に開館した独立記念館には、当初年間660万人もの見学者が訪れていた。ところがその後、見学者は毎年減り続け、1990年代後半には100万人台に落ち込んだ。さらに昨年1年間の見学者は97万8000人で、その前年の104万3000人より6万5000人も減った。このうち、無料見学の対象者は39万4000人で、前年より2万3000人増えたが、入館料を払って見学した人は8万8000人も減ったのだ。1年間の入場料収益も、7億6000万ウォン(約9623万円)から、6億6000万ウォン(約8352万円)に減った。一方で政府からの補助金は、2002年の90億7000万ウォン(約11億4779万円)から、今年は192億1000万ウォン(約24億3099万円)と、5年間で2倍にまで増えた。独立記念館への入館者数が落ち込んだことによって生じた運営資金の穴を、国民の税金で埋めているというわけだ。

 独立記念館が国民からそっぽを向かれた理由は、何よりも展示物が旧態依然としているためだといわれている。見学者たちも「一度見れば、あとは見る必要はないと感じるようになる」と話している。開館当初4万3412点だった資料の数も、この20年で7万9608点にとどまっている。記念館側は「1993年から2001年までは毎年展示物を入れ替えていたものの、予算が足りないため部分的な入れ替えにとどまった。だが、2010年までに計441億ウォン(約55億8326万円)を投じて、展示館を建て替える計画を進めている」と話している。

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 一方、交通が不便ということも見学者減少の原因に挙げられている。天安駅と独立記念館を往復するシャトルバスがないため、路線バスやタクシーを利用しなければならないが、記念館前を通る路線バスは今月11日にようやく開設された。「交通が不便なのを何とかしてほしい」という要望が多い、と国会の監査で指摘されたのを受けたものだ。

 延世大史学科のイ・ジェウォン教授は「フランスの独立記念館に相当するレジスタンス記念館は、特別企画展を数多く主催しており、常に目新しいイメージを演出して見学者を引き付けている。子どもたちが訪れる前にパンフレットを家庭に送るなど、サービス精神も旺盛だ。韓国の独立記念館もこうしたマーケティングのやり方を見習う必要がある」と指摘している。

キム・ヨンジュ記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS


▽関連記事

□【萬物相】開館20周年、閑古鳥鳴く独立記念館 [朝鮮日報]

 http://www.chosunonline.com/article/20070815000043

記事入力 : 2007/08/15 15:10:36
【萬物相】開館20周年、閑古鳥鳴く独立記念館

 米国フィラデルフィアの旧市街地の中心部に「独立記念館」がある。独立戦争のさなか、各地域の代表が集まって「大陸議会」が開かれ、独立宣言と憲法草案が可決された場所だ。独立記念館の建物を新たに建てたのではなく、もともとあった建物を中心に「自由の鐘」など由緒ある記念品を展示しており、道を歩きながら見て回れるようになっている。国家のルーツを見ようという人々で賑わい、米国国民にとっての「聖地」といえる当地の独立記念館は、政府機関や学術団体、企業と地域住民が協力して建設したものだ。見学者の興味を引く企画を工夫し、広報誌を通じて市民にアピールしており、また遺構の案内も市民のボランティアによって行われている。
 一方、韓国の独立記念館が建設されるきっかけとなったのは、日本政府による歴史教科書の歪曲(わいきょく)だった。1982年7月、日本の教科書検定で3・1独立運動を「暴動」、日本による侵略を「進出」を書き換えさせるとともに、徴用や徴兵の強制性を否定した。こうした日本の歴史歪曲に対する怒りから、韓国の近・現代史をきちんと知ろうという意識が芽生え、長年の念願だった独立記念館建設が世論の支持を得ることになった。

 そして翌月から、独立記念館建設のための募金が始まった。小学生のささやかな募金から企業の寄付金までを含め、計493億8100万ウォンを集めた。これに政府の補助金を合わせた953億6000万ウォンを投じて、1987年8月15日、7つの展示館をはじめとした37棟の建物からなる5万6200平方メートルの壮大な独立記念館が、忠清南道チョンウォン郡木川面(現・天安市木川邑)に開館した。当初は1986年8月15日の開館を目指していたが、開館の11日前に本館である「同胞の間」で火災が発生したため、開館が1年遅れた。

 今年で開館20周年を迎えた独立記念館は今、閑古鳥が鳴いている。開館1年目に662万5955人だった入館者数はその後減り続け、98年以降は100万人台に落ち込み、さらに昨年には約98万人にまで減った。その一方で政府からの補助金は、2002年の約91億ウォン(約11億4162万円)から、今年は約192億ウォン(約24億870万円)にまで増えた。これは入館者数が減ったためでもあるが、05年に監督官庁が文化観光部から報勲処に変更されたことで、「運営の活性化」という名目で補助金が大幅に増えたのだ。

 独立記念館の入館者が減ったのは、何よりも展示の内容や運営のあり方が旧態依然としているためだという。展示物が見学者の興味を引くものではなく、また満足できる記念品もない。企業や民間団体の協力を積極的に求め、問題を解決していこうという努力も見られない。これは政府に迎合している人物だけが重用される「コード人事」にも問題があると思われる。独立記念館がかつての活気を取り戻し、国民の「聖地」として愛されるためには、経営能力や企画力、先見の明を持った真の専門家が責任を持って運営にあたるべきではないだろうか。

李先敏(イ・ソンミン)論説委員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS

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コメント
 
1. 2017年9月11日 16:17:14 : hvE8k3VF2M : tWOEz1rVReQ[2]
在日朝鮮人帰国支援事業


『 日韓「禁断の歴史」 』(キム ワンソプ 著) 小学館 2003年 p109〜
2017/09/11
10:21
http://hatekorea.blog.fc2.com/blog-entry-381.html (抜粋)

(略)

・反日教育という愚民化政策が韓国人自身を蝕んでいる。

以上紹介したのは反日教育のごく一部だが、
このような悪質な歴史的事実の捏造によって日本のイメージは著しく傷つけられている。

日本国民は一丸となって公式に独立記念館の展示内容に断固抗議すべきだ。

同時にそれは韓国の国民の目を覚ます絶好の機会となるはずだ。

ありもしないことをでっち上げ、歴史的事実を歪曲し、
歴史的事件・施設に恣意的な解説を付けて
反日感情を頭に植え付けることは、
韓国国民が自らを愚民化していることに他ならないからだ。

●また、苦難に耐えながら日本と共にあの戦争を戦った
韓国人自身の先祖にも失礼である。

(略)


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