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この記事には少しおかしな点がある
http://www.asyura2.com/07/bd48/msg/549.html
投稿者 Sun Shine 日時 2007 年 4 月 23 日 19:16:18: edtzBi/ieTlqA
 

(回答先: ロシア科学者:地球に超能力の新人種が出現 (大紀元時報) 投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 4 月 21 日 14:54:31)

「トップ5%の子供」「青色(インディゴ色)のオーラ」・・などのキーワードが引っかかっていたので、この文章を何度か読み返した。

結論から言えば、信じられる部分とちょっとおかしいと思える部分が入り混じっていると思う。

・信じられる部分

1.前世の記憶や宇宙の知識、その他のハイレベルな知識を持った子供はいるだろう(個人的なことだが、私の親戚にも3,4歳で何種類もの恐竜の種類や話をする子供がいる)
2.透視や霊視ができる子供もいるだろう


・ちょっと首を傾げたくなる部分

1.「インディゴ・チルドレン」の内臓の色が青色

「インディゴ・チルドレン」という言葉をいちばん最初に使用したのは、1999年、「インディゴ・チルドレン」という本を書いたリー・キャロルとジャン・トーバー(Lee Carroll、 Jan Tober)というカップルだった。

「インディゴ・チルドレン」とは、普通とは異なる特別な能力、特に超能力面で秀でた才能を持った子供達という意味。「インディゴ」とは、紫色と青色の中間の色のことで、彼らのオーラの色がこの色だからという理由によるものらしい。私のオーラ写真をとった時も、この色が内臓の周りにかかっていた(笑)。珍しいことではない。

Indigo children
http://en.wikipedia.org/wiki/Indigo_children

Lee Carroll
http://www.kryon.com/Leebio.html


2.「インディゴ・チルドレン」という言葉の流行の裏にあるもの

「インディゴ・チルドレン」という言葉が使用される前、少なくとも私が知っているカリフォルニアに限って言えば、1970年代末には、すでにADD/ADHD(注意欠陥多動症)が学校で問題になっており、なぜこのようなことが起きるのか、研究がなされていた。そして「特定の分野において特殊な才能を持った子供達には、普通の授業が退屈だからそうなるのだろう」ということから、小学2,3年ぐらいの時に「特別な能力を持った子供達(Gifted Children)」を選別して、特別な教育プログラムで教育するということを行っていた(現在も行っている)。

学力テスト、心理テストなどさまざまなテストを行って、「トップ5%の子供達」をこのプログラムにいれたのである。この場合の「Gifted Children」とは、超能力があるというような分野でも選んでいたかどうか知らないが、少なくとも学力面では「特別に秀でた子供達」が選ばれていた。

その後、サンフランシスコのCalifornia Institute of Integral Studiesというニューエイジ的大学(ロックフェラー基金がずいぶんと寄付をしているー笑)で博士号をとって、「From Elsewhere」という本を出版したスコット・マンデルカーが使った、「宇宙人の魂を持って生まれた人=Wondere」と「人生の途中で宇宙人の魂が乗り移ってきた人=Walk in」という言葉が流行するようになった。

これの元になったのは、ここである。
http://www.llresearch.org/main.htm

California Institute of Integral Studies
http://en.wikipedia.org/wiki/California_Institute_of_Integral_Studies

Scott Mandelker
http://www.scottmandelker.com/


「インディゴ・チルドレン」というHPを見ていると、「ホーム・スクールのやり方」などと並んで「モンティッソリー・スクール」「シュタイナー・スクール」などの学校のアドレスがそれとなく入っている(「モンティッソリー・スクール」については、ビジネス面をはじめ、色々と問題点も出ている。シュタイナー・スクールについては、意見が分かれている)

そこでこのロシアの記事で言われているような、「インディゴ・チルドレン」が物理的、身体的に普通の人間とは全く異なる「新人種」というのは少しオーバーな表現ではないかと思う。「インディゴ・チルドレン」というもっともらしい、いかにもメディア好みの名称の裏には、ニューエイジ思想の普及、本やモンテソリー・スクール、シュタイナー・スクールの宣伝といったこの本の著者の計算があったのではないか。そして、この言葉が独り歩きをしてロシアまで浸透し、メディアによって、このようにやや誇張された、センセイショナルな表現になったのではないかと、1人思っているところだ。

http://indigochild.com/schools.html


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