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(回答先: 不破哲三共産党前議長・現党付属社会科学研究所所長の自宅写真（緒方靖夫オフィシャルホームページ） 投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 6 月 10 日 14:25:58)
総選挙で自公政権が安定し、日本を取り戻そうという安倍首相も、公明党がついているから暴走はしないと、見られていると思います。
次の全国的な国政選挙は2016年7月の参議院選挙でしょうが、それまでに改憲投票が政治日程に上ってくる可能性が十分考えられます。
９条に自衛隊の存在を付記することにも慎重と聞いていますが、沖縄知事選でも、アメリカの安保撤退意向が気づかれた結果になったと思われます。
3.11震災時にも在日米軍は沖縄までー時撤退し、トモダチ作戦にあたって放射能汚染で廃船にされそうなロナルドレーガン乗組員は東電相手に高額賠償請求されており、来年で秘密保護法の区切りである30年を迎える123便の(真相は日米合同演習中の無人機衝突隠蔽のためと言われるが)故意の救助遅れは米軍や中曽根元首相すら認めていることなどからも、アメリカからの日米安保撤退を深追いせず、日本が自主外交、自主防衛を進めていく必要があると思います。迎撃など専守防衛の装備でもアメリカが運用ソフトまで関与し、それでやむなく秘密保護法が出てきたようですが、メタンハイドレード掘削に伴う温暖化や海溝地震誘発、核廃棄物の埋設、人工地震や気象兵器の可能性など、科学技術の分野で秘密にしないことが国民の生命財産守る道だと、パブコメにも何回も書いてきました。
アメリカは米中戦争は回避するため安保撤退したいそうで、尖閣防衛をアメリカに頼ると、北方領土未解決ならロシアに攻めてこられる可能性もあるし、TPPで日本に不利なのを呑まされます。日本の国益を守りながら、平和的に事態を乗りきっていかねばなりません。今、９条２項を国防軍に変えることは、アメリカの思惑どおりに傭兵になり、思惑通りに日中戦争をして多数の日本人中国人が死んで太平洋利権をアメリカに渡すことになります。９条３項を付加して自衛隊の存在を専守防衛、防災、(掃海や地雷撤去などの)武装解除や生活基盤作りの国際貢献にすると反対は少ないでしょうが、安保撤退後少なくとも同時施行になるのが望ましいでしょう。
いずれにせよ、９条いじりはアメリカの傭兵を避けるために安保撤退後施行という世論を作る必要があると思います。安倍首相の習近平氏と握手したりプーチン氏と対話しようとする姿勢はそれなりに評価できますし、慰安婦問題再調査結果は妥当な線であり、南京事件も(皇室関係者の入城のための反乱捕虜殺害はあったが内戦死者も入れて水増し辺りが事実らしいですが)再調査し結果を公表すべきです。
９条より真っ先に政治日程に上る可能性があるのは、緊急時体制では。９７条は無理くり緊急時にも人権重視ととれるが、首相の権限となっている自衛隊の防衛出動や治安出動への歯止めがありません。自民党案の緊急時首相専任は、国益に反する判断が独断でなされてしまう危険があります。対案として、実際には２回しか開かれていない参議院緊急集会の権限強化での対応を検討されては？首相公選や一院制を主張する政党からは反対されるかも知れませんが、選挙報道をよく見ると外交防衛政策は公明党と似通っている共産党や社民党も、これまでの護憲の主張とも矛盾しないと乗ってくる可能性があります。
筆坂さんも憲法を神棚に上げていてば戦争でもないと改憲できないと言ってますが、不磨の大典と書かれた帝国憲法のその愚は繰り返してはなりません。
ドイツは50回以上改憲について自民と共産の議員が言ってるのをみても基本方針不変で手続きだけ改正は同じで、共産党議員はドイツ基本法の国民擁護義務も認めているのです。99条の国民は憲法を守らなくてよい解釈は裏では自民党案成立に利する左翼のご都合主義に外ならず、革新自治体の拠り所になった憲法学者も国民も守るべきと解釈しているのです。
参議院緊急集会権限強化なら、まず参議院から発議準備されるべきで、共産党の同意も得られたとなると、自民党もその線で合意してくれる可能性あると思います。
環境権付加は反対されないでしょうが、改憲投票をするために環境権付加というのは、１２条にも権利乱用戒めあって公害問題など解決してきたのに、緊急不可欠の課題か、となってきます。８９条後半など、共産党系の憲法会議ですら困った規定という議論があったそうで、緊急時の次は護憲派も困っていた所に手をつけるよう促されるのがよいかと思います。マザーテレサもアメリカで市長に手紙書いてエイズ療養施設作らせたし、自治会で強制募金は問題になってるが慈善事業は公金ないと持続難しいし、共産党員も赤旗売れなくなり、党員に定年退職者増え党費収入も減り、日本人民共和国憲法にもあった政党助成金いい加減受けとれよという声が多いそうです。
改憲に対しても安心できる良い年になることを祈ります。
http://www.eonet.ne.jp/~river-basin/kenpou.htm
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