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従軍慰安婦問題とホロコースト問題
http://www.asyura2.com/07/holocaust4/msg/196.html
投稿者 たけ(tk) 日時 2007 年 3 月 11 日 17:27:59: SjhUwzSd1dsNg
 

mixiの日記を見ていたら次のようなモノがあった。

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http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=7031158&id=370366687

2007年03月11日
15:13
Anna
初めまして。

この問題、アメリカでも大きく取り上げられているので、気になってのでコメントさせて頂きます。
突然の謝罪にはビックリしたのですが、日米関係を守るためには仕方なかったのではないでしょうか。

また、アメリカや世界の疑問としては、日本の態度が変わることだと思います。 首相によって、謝罪をしたり、今回のように慰安婦問題は無かった・・・と過去にも何度か発言が問題となりました。

 ドイツのホロコーストと同じく、事実、慰安婦問題というのはあったことは事実だと思います。 その事実を日本が認めて謝罪することを世界が要求しているのだと思います。 

先日、イランの大統領がホロコーストは無かった・・・との発言をしましたが、世界からの批判を買ったように、日本も事実を認めて、それに謝罪をして欲しい・・・ということだ思います。 毎回、首相が変わることに問題に上がるのは、首相によって意見が違う=国として認めていないという事実だから、世界から反発を買うのだと思います。

60年以上も経った今更・・・と思うかもしれませんが、迫害を受けたユダヤ人は、最近になってスイス銀行が国連の命令により、戦争前にユダヤ人らが預金していたお金をその子孫に受け渡しが始まったり、取り上げられた資産の中には、有名な絵画があり、オーストリアだかの美術館が子孫に返したりと、まだまだ戦争の後遺症は残っています。

平和な世界にするためには、事実を認め、反省し、二度と同じことが起こらないようにしていくべきなのではないでしょうか。

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たけ(tk)は
「ホロコーストは無かった(あったことを示す証拠が見つかっていない)」派で、
かつ、
「皇軍将兵慰安婦女はあった」派なので、
ホロコーストと従軍慰安婦の違いを考えてみたい。

従軍慰安婦問題のすれちがいというのは、次の二つの命題のすれちがいである。

「皇軍将兵慰安婦女」はあった(命題JA)。

「狭義の「強制連行」(適法な官憲の行為であり、かつ、違法で暴力的な略取にあたるような強制連行)による従軍慰安婦」は無かった(命題JB)。

これはどちらも正しい命題(命題JAは「あった」、命題JBは「なかった」)であると考えている。問題は、「問題にすべきなのは、どちらの命題なのか」という問題設定の問題である。

日本の内向きの慰め理論では、『狭義の「強制連行」があったかどうか』(命題JB)が問題となっている。それにたいして、

日本以外では『「皇軍将兵慰安婦女」はあったどうか』(命題JA)ということが問題なのである。

では、どちらの問題設定が妥当なのか? 

それは、日本以外の国の状況との対比によるだろう。

もし、日本以外の近代的な軍隊が、兵站の一部として売春設備を用意しているのであれば、命題JAで非難される理由はない。

それにたいして、旧日本軍以外は持たず、旧日本軍だけが売春設備を用意していたとするなら、国際的な非難の的になることは力学的必然というものだろう。

事実は、後者なのであるから(たぶん)、この場合には、命題JA『「皇軍将兵慰安婦女」はあったどうか』が問題になるのである。

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これに対比してホロコースト問題を整理してみよう。

ホロコースト問題のすれちがいというのは、次の二つの命題のすれちがいである。

「強制収容所でユダヤ人が大量に死んだという事実(広義のホロコースト)」はあった(命題HA)。

「狭義の「ホロコースト」(ナチスの意図的な民族絶滅政策によって強制収容所でユダヤ人が大量に死んだという事実)」は無かった(命題HB)。

たけ(tk)としては、これはどちらも正しい命題(命題HAは「あった」。命題HBは「なかった」)であると考えている。問題は、「問題にすべきなのは、どちらの命題なのか」という問題設定の問題である。

ホロコースト肯定論者は、
命題HAと命題HBとを混同しているようにみえる。
広義の「ホロコースト」(強制収容所でユダヤ人が大量に死んだという事実、命題HA)があったということが明らかであるがゆえに、
狭義の「ホロコースト」(ナチスの意図的な民族絶滅政策によって強制収容所でユダヤ人が大量に死んだという事実、命題HB)も否定してはならない、命題HBの証拠は不要である、
と主張しているように見える。

それに対して、ホロコースト否定論者(懐疑論者)は、
命題HAと命題HBは別である。
広義の「ホロコースト」(強制収容所でユダヤ人が大量に死んだという事実、命題HA)」があったということが明らかであったとしても、
狭義の「ホロコースト」(ナチスの意図的な民族絶滅政策によって強制収容所でユダヤ人が大量に死んだという事実、命題HB)を肯定する理由にはならない、
と主張しているように見える。

では、どちらの問題設定が妥当なのか? 

これも、ナチスドイツ以外の国の状況との対比による。

もし、ナチス以外の近代的な国家が、敵性国民を強制収容所に収容しているのであれば、命題HAで非難される理由はない。

それにたいして、ナチス以外は強制収容所を持たず、ナチスだけが強制収容所を用意していたとするなら、国際的な非難の的になることは力学的必然というものだろう。

事実は、前者であるから(たぶん)、この場合には、命題HB(意図的な絶滅政策であったかどうか)が問題になるはずである。

* 強制収容所に収容したヒトが、大量に死んだかどうか、も、中間的な問題となる。ソ連の戦後の日本兵の強制収容では大量のヒトが死んだという話は聞くが、アメリカの収容所で大量の日本人が死んだという話は聞かない。しかし、これも結局は意図的であるかどうか、にかかってくると思う。

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というわけで、たけ(tk)は「(広義の)従軍慰安婦はあった」「(狭義の)ホロコーストはなかった」派なのであります。

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