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日本は滅びそうだと思う。 総合的政策ビジョンを考察する。
http://www.asyura2.com/07/idletalk23/msg/754.html
投稿者 考察者K 日時 2007 年 5 月 26 日 09:52:59: JjkI8nWTpj0po
 

多分、今日本で一番問題なのは少子高齢化社会が加速度的に到来しそうな事だろう。
基本的には「社会」というのはピラミッド型でないと「どこかに歪みが生まれる」
それが、土台を支えるべき底辺(=次世代)が先細りしていくのだから「社会構成環境」が破壊されているという事である。

日本の人口総数という意味合いから考えると「総人口は多すぎる」という考え方はあり得るだろう。
日本の国土から考えた時には「今の人口を養うだけの食料資源もエネルギー資源もない」
日本人は増えすぎてしまったのだろう。
「生存環境(=地球の自然環境)」から言えば、増えすぎた人類は「癌細胞」と同等である。その意味から考え「地球生命の維持」という「人類という種の保存」という意味を超えての「生命の保存」という観点からの視点で考察するのなら「人類の総人口の削減」は必要絶対の急務と考えられる。それは日本と言う地域においてもである。

その一方で「我々人類の視点」からすれば「生存権を放棄してくれ」と言われても「はい、分かりました。」と言えるものではない。人間には誰にでも「生きる権利と生命の防衛権はある。」のだろう。
大抵の人間は一人では生きられない。もちろん、これは主観的な意味でもあるのだが、文化という「人類特有の生活形態」を維持発展させるというのを「人間として生きる」という事だと規定した場合には「一人で生きられる人間」というのは限りなく少数であろう。
そうでない場合には「人間として生きる」のではなく「生物・動物として生存時間を過ごした」という事になるという意味合いである。
「存在意義」という意味合いであるが「人間として生きた」というのは「生きざま」として「生涯において何を成したか?」も考慮する必要があるのではないか?

仮に「地球資源を消費するだけ(=食って、寝て、ゴミを出しただけ)」で生涯と云う暇つぶしとしての一生を過ごしただけならば「地球生命(ガイア仮説)」からすれば「単なる寄生害虫であり、まさに癌細胞そのもの」であり、人類と言う種の存在そのものが「存在意義のない害虫」という帰結を導き出す事になる。
つまり、無気力な怠惰な「単に生きているだけ」の人生は「人類という存在の否定行為」と同じとも言えるだろう。

多くの人が「地球に寄生し、先人達が作った文化に寄生し、社会システムの中で他人に依存して生きている」のは確かであろう。
それらを「浪費」するのも「生きるものに認められた権利」である。
しかし、「権利の裏側には一定の義務が生ずる」だろう。
全ての人が「文化を創造できる能力を持ち合わせている」とも考えられるが、そこを求めるのも酷かもしれない。
多分であるが、多数派に属する人は「人間の文化創造社会のシステムの維持」という役割を担っているのではないだろうか?

そのように考察した場合、一般庶民の存在意義は「社会というシステムが文化を創造するのに適した状況を維持する」という事になる。
もちろん、これは仮説である。
しかし、仮にそうであるのなら、また、仮説がトンデモ論であったとしても、「私たちにできうる事をやる。」のなら、「日本国という社会を暮らし易く生き易い社会にしていく」しかないだろう。
仮に「少子高齢化が究極の状況まで進めば、働ける者が働けないものを支えるだけで、全く余裕のない社会」になるだろう。
「物心が付いた時から労働に追い回されて、動けなくなって介護されるだけで、全く余暇・娯楽のない」の人生を想像してみれば「そんな人生ならば生きたくない」と多くの人が思うだろう。
「生きたくない社会」にしてはいけないのである。

【5月病祭 若者らが団結・デモ 福岡市 「フリーターを使い捨てるな」(西日本新聞) 天空橋救国戦線】
http://www.asyura2.com/07/senkyo35/msg/223.html

【中学生25%が「うつ状態」 厚労省調査(J-CASTニュース) JAXVN】
http://www.asyura2.com/07/social4/msg/382.html

【<東京都>年収500万円未満世帯、初の過半数 過去最多(毎日新聞) 天空橋救国戦線】
http://www.asyura2.com/07/hasan50/msg/405.html

【過労自殺最多66人・精神障害6割増 過労自殺を逆転認定・杉並の女性 「東京新聞」(黙っていられるかいリンク)】
http://www.h7.dion.ne.jp/~karousi/070517karoujisatu.html

【派遣に見る労働環境破壊 「月刊労働組合」 藤田和恵 氏 (黙っていられるかいリンク)】
http://www.h7.dion.ne.jp/~karousi/070411gekkannroudoukumiai.html

あたりに「現状の問題点と本質的な病巣」が見て取れるのだが、すでに「資本主義自由競争社会の歪み」はかなりのところまで来ているのだろう。

問題の本質は「長時間過密人権無視の労働環境」と「それを果たさなければ生きられない格差社会」だろうと思う。

労働強化をしなければコスト競争に生き残れない「人件費に依存した価格競争」
人権を企業論理で隠蔽するという「企業論理優先思考」
健康被害を無視した「半ば強制の自発的にという長時間過密労働の黙認体質」

上記に異論を唱えたものを「社会から排除するという体質」
社会から排除されたものを「自己責任の怠惰な者」とイメージ形成する体質
問題点を積極的に放送しようとしないマスコミの体質

上記の問題点が浮かび上がる。

誰でも働ける労働環境の構築
不当労働行為を「告発する事を是」とする社会システムの構築
労働弱者のサイドに立った政策政党の構築

と云う方向での治療が考えられる。

1 とりあえず「辞めたいと思った日に退職届を提出すれば現場の責任者でも即時退職できてどのような不利益も生じないという法整備」

2 不当労働行為が告発された場合の「即効性のある調査体制」と「告発による不利益の生じないシステム創造(企業側の 退職金+慰謝料の支払い義務の確立)」

3 企業との摩擦で退職した人の「生活保護システムの構築(政策による職業斡旋等)」

の具体策はすぐに出てくるだろう。

これらをやらなければ、少子高齢化で少数化する労働者の中からニート・フリーターが増えるのだから、社会は崩壊し、日本は滅ぶだろう。


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