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Re:第三世界の女の子の人権をどう守るかが世界の最重要問題
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投稿者 パルタ 日時 2007 年 5 月 27 日 13:49:43: BeExvDE2jO5d2
 

(回答先: 主張が矛盾していますね。 投稿者 考察者K 日時 2007 年 5 月 27 日 09:49:23)

Kさん、こんにちは。

>「国を守る」・「信念を守る」・「宗派を守る」
>人には様々に守りたいものがあるでしょう。
>しかし、それらはほとんど全部が「主観による思い込み」でしょう。
>少し目覚めた人なら「国」というのは一種の集団の形態でしかないと理解するでしょう。
>「宗派・宗教」は歴史の途中で「庶民を支配しやすいように権力サイドにより改竄されている」とも言われる代物ですらあります。
>多分ですが、この世に「他人に犠牲を強いても守った方が良い」というものは「生命」くらいです。誰だって「自分、もしくは自分の愛する人」の生命を守るためなら>「戦闘」と云う行為におよぶでしょう。
>それは自衛権の行使であり、生物なら全てに与えられている権利(本能)でしょう。


同意します。しかし、第三世界の多くでは女性は愛される対象である前に男性に管理され、支配され続ける対象であります。男性が気に入らねばいつでも殺される地域が多いのです。女尊男卑とすら思える先進国と違い、第三世界の男尊女卑は生命に関わる事なのです。第三世界の女性解放なしに人類の解放はないとすら言え、これを完全に無視した解放運動は単なる男性の自己満足であり、これをどう廃絶するかが今後の中心課題となるでしょう。

>反戦平和を唱えるのなら「あらゆる意味での実力行使による対立構造」を「対話による解決」に導こうという方向で考えていく必要があるだろうと思います。

同意します。

>イラクの戦闘も「最初にボタンを掛け間違ったのはアメリカ」です。
しかし、事態がここまで来てしまえば「テロの抵抗をやめさせる」のが「事態収拾」には効果的でしょう。
>米軍が撤退して「親米の民主的政権の人達が暗殺され続けるようなテロが連発」するのはイラク市民にとって「最悪の事態」だろうと思います。

今のイラクは親米であっても、全く民主的ではありません。戦後日本と違って、宗派主義者に支配された内務省があるのです。彼らが民主的な人達を暗殺し続けているのです。

>その意味では「反戦平和の立場からは、抵抗テロをする抵抗戦士を非難する」のが正解となるでしょう。アメリカを批判したって事態は収拾しません。

火事場ドロのようにクルド地域に乗り込んでいるアメリカと多国籍企業は批判されるべきでしょう。かつ、我々はイラクがソ連・ユーゴ・レバノンのように宗派主義に分断される事に反対せねばなりません。

>悪いのはアメリカ、悪いのは政府、というのは分かっています。
>しかし、それを主張しているだけでは「事態は悪化していく」のです。
>実力行使という強攻策に出たら、相手は対抗的に強攻策に出てくるのです。
その場合、権力サイドの方が強力な力を持っているので大抵は抵抗側が不利になります。
>弱者の方から力技に持ち込むという手法をとってはいけないのでしょう。
>民衆サイドに優位性があるとすると「人数」です。
>民主主義においては「多数決による決定」という方法が用意されているのですから、>実力行使に頼らず、多数派形成によって「変えられる」という選択手があるのです。

ソ連という国がロシア、チェチェン、オセチア、エストニア、リトアニア、ウクライナ、グルジャ、アジャール、アブハーズ、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、アルメニア等に分裂したり、ユーゴがセルビア、ボスニア、クロアチア、コソボ等に分裂する事、インドネシアから東チモールが独立する事自体は我々にとって何ら評価に値するものではありません。生活改善が見られない限り、国家分裂等は単なる後退であって、進歩ではないのです。
今、再びイラクをユーゴやレバノンのようにバラバラに解体しようという陰謀が蠢いていますが、このような動きには民衆は断固反対せねばなりません。民衆サイドは少ないほど良い。宗派主義は団結できる人数を減らします。第三世界の抑圧された女性にシーア派とスンニー派の違いは関係ないのです。全世界でどれだけ多くの人が、コロンブス以前から続く家父長的な封建主義と、益々冷酷でケチ臭くになる資本主義の両方からの搾取に苦しむ第三世界の女子教育と人権擁護に立ち上がるかが鍵となるでしょう。
タリバンは武力では制圧できるものではないと思います。アフガニスタンやカシミールで女性を人間と認める文化が育たない限り、反動的なテロは永久に続くでしょう。アフガンやカシミール、パキスタンの男性にはタリバン思想への共感者が多いのだから、軍事力で皆殺しに出来ると考えてはいけないのです。殺しても殺しても、益々彼らはそれによって、自分達を女性を抑圧する加害者ではなく、侵略者に抵抗する殉教者だと考え、自己を正当化して、家庭内での暴力や部族による名誉殺人にも鈍感になっていくだろうと思います。女性の人格が全く無視される社会に必要なのは軍事力ではなく、男性と女性の間にある人格尊重の差に「気付く事」が必要なのです。
世界の現状は未だに軍隊解決派が主導権を握っているのですが・・。

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