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JR福知山線脱線 「日勤教育」が事故要因 事故調最終報告書 [フジサンケイ ビジネスアイ]
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投稿者 white 日時 2007 年 7 月 08 日 15:48:56: QYBiAyr6jr5Ac
 

□JR福知山線脱線 「日勤教育」が事故要因 事故調最終報告書 [フジサンケイ ビジネスアイ]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000002-fsi-bus_all

JR福知山線脱線 「日勤教育」が事故要因 事故調最終報告書
6月29日8時34分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 ■運転士に重圧

 2005年4月に兵庫県尼崎市のJR福知山線で起きた脱線事故について、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は28日、調査結果をまとめ、冬柴鉄三国交相に提出した。事故原因は、死亡した高見隆二郎運転士=当時(23)=のブレーキ使用が遅れたため、制限速度を大幅に超える速度で現場カーブに進入し、脱線したと結論づけた。速度超過の原因としては、事故直前、伊丹駅でのオーバーランにより日勤教育を受けることをおそれ、運転から注意がそれたことを強く示唆した。

 報告で事故調は、JR西日本が実施していた日勤教育を懲罰的だと批判した。その上で、事故につながる小さなアクシデント「インシデント」を報告した運転士らに日勤教育や懲戒処分をする一方、速度計の誤差やブレーキの仕組みに問題があることを知りながら、漫然と使用し続けたJR西の体質が高見運転士の速度超過につながった、と踏み込んだ判断をした。

 また、JR西が「定時運転は可能だった」と釈明した福知山線のダイヤ編成については、余裕はなかったと結論づけた。

 事故調は、高見運転士がおそれた懲罰的な日勤教育はインシデントの的確な把握にも障害になるとして、非懲罰的な報告制度を整備することや、運転指令が運転士に無線交信することを制限することなどを冬柴国交相に建議した。この事故の建議は05年9月に続いて2度目で、2度の建議は鉄道事故で異例だ。

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最終更新:7月8日15時9分

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□JR福知山線脱線:事故調最終報告書 遺族ら、物足りなさや疑問も /兵庫 [毎日新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000181-mailo-l28

JR福知山線脱線:事故調最終報告書 遺族ら、物足りなさや疑問も /兵庫
6月29日15時1分配信 毎日新聞

 ◇来月7日、被害者説明会
 ◇経営陣の責任踏み込まず 日勤教育だけが問題か、刑事責任は運転士だけか
 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会が28日に公表した尼崎脱線事故の最終報告書。発生から2年2カ月を経て明らかになった報告書は、本文263ページ。事故が起きるまでの経過やJR西日本の安全への取り組みが詳しく検証された。だが、家族を奪われた遺族らからは「経営陣の責任まで踏み込んでほしかった」「日勤教育だけが問題だったのか」など、悲痛な訴えも。国交省近畿運輸局による被害者への説明会は来月7日、川西市内で開かれる。【樋口岳大、山田奈緒】
 長女が犠牲になった藤崎光子さん(67)は、日勤教育をペナルティーと受け取る運転士がいるとした報告書について、「日勤教育が事故の背景にあるのは間違いない。事故後に非難されたが、懲罰的な内容で今も続いているように思う。技術の再教育は必要だが、ペナルティーやいじめでないものにしてほしい」と指摘。そのうえで「もっと経営陣の責任まで踏み込んでほしかった。誰がどういう形で責任を取るのか、この報告書では見えてこない」と述べた。
 妻を亡くした山田冨士雄さん(57)も、「日勤教育やダイヤに関し丁寧な分析をしたことは評価する。しかし原因については日勤教育しか書き込まれておらず、それを生み出したJR西日本の体質に言及していないのは物足りない」と述べた。さらに車掌が非常ブレーキを使う状況ではなかったと認めたことに「(車掌に)予見可能性がないという判断は驚き。それでは車掌は何のためにいるのか。車掌の役割、求められるあり方をもっと分析してほしかった」と話した。車掌については、妻を亡くした別の男性も「運転士との車内電話をどうして切ったのか。切らなければ事故は起きなかったのではないか。ずっとそう、思い続けてきた。報告書は刑事責任を問うための資料になるというが、これでは運転士だけの責任にされてしまうのではないか」と疑問を投げかけた。
 また、ある遺族男性(59)は「推測の域を超えず、やっぱりそうかという感じ。どう表現しても当たらず障らずの内容になっていて、原因に関しては(昨年の報告より)後退している気がする」と言う。事故から2年余りたっての公表に「嫁さんが帰ってくるなら何でもするけど、どんなにしても帰ってこない。事故の原因を分析することは、過去に戻る気がしてしんどい。被害者が何を言っても、企業が本気で改善しようとしないと意味がない」と苦しい胸の内を語った。
〔神戸版〕

6月29日朝刊

最終更新:6月29日15時1分


□JR西脱線最終報告 「日勤教育」事故誘発 非懲罰的制度求める [産経新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000007-san-soci

JR西脱線最終報告 「日勤教育」事故誘発 非懲罰的制度求める
6月29日8時0分配信 産経新聞

 平成17年4月、107人が死亡した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(事故調)は27日、運転士のブレーキ遅れなどの操作ミスが事故原因とする一方、その背景としてJR西日本の懲罰的な「日勤教育」を指摘する最終報告書をまとめた。そのうえでJR西に対し、教育方法や運行管理の改善を求める「所見」を盛り込んだ。事故調が報告書で企業体質にまで踏み込んで批判したのは極めて異例。今後の焦点は兵庫県県警による刑事責任の追及へと移る。

 報告書によると、高見隆二郎運転士=当時(23)、死亡=は直前の伊丹駅で停止位置を約72メートル行き過ぎるミスを犯した際、松下正俊車掌(44)に「まけてくれへんか」と距離を過少に報告してくれるよう車内電話で頼んだが、松下車掌は乗客への対応で通話を中断した。

 虚偽報告を断られたと思った高見運転士はその後、松下車掌と輸送指令との交信の傍受に気を取られた。さらに日勤教育を恐れてミスの言い訳を考えたり、乗務を外されると不安にかられたりして、運転から注意がそれてしまった可能性が高い。

 その結果、高見運転士がブレーキをかけるタイミングが16〜22秒遅れ、速度超過でカーブに進入し脱線した。

 事故原因となった高見運転士の操作ミスについて事故調は、JR西日本の日勤教育が「懲罰的で逆に事故を誘発するおそれがある」と指摘。運転技術を充実させ、精神論に偏らず、再教育にふさわしい効果的なものにすることを求めた。

 一方で、新型ATSが整備されていれば事故発生は回避されたのはほぼ間違いないとしながらも、「緊急性のあるものと認識するのは容易でなかった」とするにとどまった。ダイヤなど運行計画についても「余裕はない」としたが、「事故の原因とするまでには至らない」とした。

 また、事故で乗客の生死を分ける「サバイバルファクター」も初めて本格的に調査。車体の構造を改善し、手すりやロングシートの間に仕切りを設けるなど、事故後の被害を軽減させるための対策を講じることを提言している。

                   ◇

 ■最終報告書骨子■

【事故原因】

 一、右曲線に制限速度を約46キロ超える速度で進入し脱線

 一、車掌と輸送指令の交信に気をとられ、注意が運転からそれてブレーキ使用が遅れた

 一、日勤教育を懸念し、言い訳などを考えていた

 一、JR西日本の運転士管理方法が事故に関与した可能性がある

【建議】

 一、非懲罰的な報告制度の整備

 一、列車無線による交信の制限

 一、車両、信号機器メーカーなどへの関係法令の周知徹底

【所見】

 一、運転技術教育の改善

 一、ブレーキ性能の改良

 一、人命最優先の運行管理

 一、標識類の整備

                   ◇

【用語解説】JR福知山線脱線事故

 平成17年4月25日午前9時18分54秒ごろ、兵庫県尼崎市のJR福知山線塚口−尼崎間の右カーブを走行中の快速電車(7両編成)が脱線し、1、2両目が線路脇のマンションに衝突。運転士1人が死亡し、乗客106人が犠牲になった。重軽傷者は562人(兵庫県警調べ)にのぼり、JR史上最悪の事故となった。

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最終更新:6月29日9時14分


□尼崎JR脱線、背景に「日勤教育」 最終報告書 [産経新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070628-00000915-san-soci

尼崎JR脱線、背景に「日勤教育」 最終報告書
6月28日22時30分配信 産経新聞

 平成17年4月、107人が死亡した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(事故調)は27日、運転士のブレーキ遅れなどの操作ミスが事故原因とする一方、その背景としてJR西日本の懲罰的な「日勤教育」を指摘する最終報告書をまとめた。そのうえでJR西に対し、教育方法や運行管理の改善を求める「所見」を盛り込んだ。事故調が報告書で企業体質にまで踏み込んで批判したのは極めて異例。今後の焦点は兵庫県県警による刑事責任の追及へと移る。
 報告書によると、高見隆二郎運転士=当時(23)、死亡=は直前の伊丹駅で停止位置を約72メートル行き過ぎるミスを犯した際、松下正俊車掌(44)に「まけてくれへんか」と距離を過少に報告してくれるよう車内電話で頼んだが、松下車掌は乗客への対応で通話を中断した。
 虚偽報告を断られたと思った高見運転士はその後、松下車掌と輸送指令との交信の傍受に気を取られた。さらに日勤教育を恐れてミスの言い訳を考えたり、乗務を外されると不安にかられたりして、運転から注意がそれてしまった可能性が高い。
 その結果、高見運転士がブレーキをかけるタイミングが16〜22秒遅れ、速度超過でカーブに進入し脱線した。
 事故原因となった高見運転士の操作ミスについて事故調は、JR西日本の日勤教育が「懲罰的で逆に事故を誘発するおそれがある」と指摘。運転技術を充実させ、精神論に偏らず、再教育にふさわしい効果的なものにすることを求めた。
 一方で、新型ATSが整備されていれば事故発生は回避されたのはほぼ間違いないとしながらも、「緊急性のあるものと認識するのは容易でなかった」とするにとどまった。ダイヤなど運行計画についても「余裕はない」としたが、「事故の原因とするまでには至らない」とした。
 また、事故で乗客の生死を分ける「サバイバルファクター」も初めて本格的に調査。車体の構造を改善し、手すりやロングシートの間に仕切りを設けるなど、事故後の被害を軽減させるための対策を講じることを提言している。

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最終更新:6月28日22時40分


□<福知山線事故>事故調が最終報告書 JR西日本の体質指摘 [毎日新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070628-00000065-mai-soci

<福知山線事故>事故調が最終報告書 JR西日本の体質指摘
6月28日16時54分配信 毎日新聞

 兵庫県尼崎市で05年4月に起きたJR福知山線脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は28日、高見隆二郎運転士(死亡、当時23歳)がブレーキをかけるのが約16秒遅れたため、制限速度を約46キロ超過して現場カーブに進入したことが原因とする最終調査報告書を冬柴鉄三国交相に提出した。事故調は運転士への懲罰的な日勤教育など、JR西日本の体質が事故に影響した可能性が高いと異例の指摘をした。さらに国には、重大被害につながる鉄道トラブルがあった場合に危険性を各事業者に徹底する対策を求めた。
 事故調によると、高見運転士は事故直前、伊丹駅で約72メートルオーバーランした後、車掌に距離の過少報告を車内電話で依頼した。車掌は乗客から車内放送を求められたため会話を途中で打ち切った。車掌は総合指令所に列車無線でオーバーランを「8メートル」と虚偽報告。その約34秒後、高見運転士は制限速度70キロのカーブに時速約116キロで進入し、列車を脱線させた。
 事故調は、現場カーブを前に、高見運転士は少なくとも16秒前にブレーキを掛けるべきだったと指摘した。その原因は注意が運転からそれたためと推定。他の運転士が「日勤教育を受けないよう、運転時にミスの言い訳を考える」と話したことや、高見運転士が日勤教育への嫌悪感を周囲に漏らしていたことを重視し(1)車掌に途中で電話を切られたため無線に特段の注意を払った(2)日勤教育を懸念し言い訳を考えた(3)交信内容をメモしようとした――などの可能性を指摘した。そのうえで同社の日勤教育を「技術的な内容が不足し、一部の運転士にはペナルティーと受け取られていた」と厳しく批判した。
 宝塚―尼崎間のダイヤは「運行計画どおり運転することは容易でない」としながらも、「事故に関与したとまではいえない」と判断した。しかし、現場カーブに速度制限情報を送信するATS(自動列車停止装置)が設置されていれば、事故の発生は回避できたと結論付け、「カーブ直前までの直線区間の最高速度が120キロで、優先的に整備すべきだった」と指摘。ブレーキ装置の改良や運転技術の実践的教育の充実強化を同社に求めた。被害軽減のための車体構造、客室内設備の改善なども提言した。
 一方、国に対しては、87年の国鉄民営化以降、函館線でJR貨物の同種事故が2件起きており、カーブへのATS設置を義務化しなかった点を指摘。鉄道事業者が事故に至らないトラブルも的確に把握できるよう、非懲罰的な報告制度の整備を国交相に建議した。運転士の無線交信を必要性が高い場合に制限する項目なども盛り込んだ。【長谷川豊、勝野俊一郎】
 ▽福知山線脱線事故 兵庫県尼崎市のJR福知山線塚口―尼崎間で05年4月25日午前9時18分54秒ごろ、宝塚発同志社前行き上り快速電車(7両)が半径304メートルの右カーブを曲がりきれずに1両目が左に転倒するように脱線、2〜5両目も脱線し、1、2両目が近くのマンションに激突。乗客と運転士計107人が死亡し、562人が重軽傷を負った。
 ▽日勤教育 乗務員に対する再教育制度。乗務から外され日勤勤務扱いとなることからこう呼ばれる。鉄道会社では一般的に行われ、再教育、再補習とも呼ばれる。乗務手当などの給与は通常、減額される。JR西日本は、てんまつ書と反省文の作成、原因分析などを課していたが、期間や内容は現場長の裁量に委任していた。草むしりやマニュアルの書き写しなど単純作業の強制や長期化などが問題視され、事故後に見直された。


最終更新:6月28日18時22分

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