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朝日新聞の世論調査―愛国心と自虐史観を両立させる日本人【天木直人・日本の動きを伝えたい】2/17
http://www.asyura2.com/07/senkyo30/msg/1171.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 2 月 17 日 10:30:40: 2nLReFHhGZ7P6
 

2007年02月17日

朝日新聞の世論調査ー愛国心と自虐史観を両立させる日本人
        

   2月12日の朝日新聞「私の視点」で,東大教授の大沼保昭氏が興味深い指摘をしていた。この10年のあいだ日本社会は、あたかも過去の反省を説く「リベラル」派とそれを「自虐」であると批判する愛国派がことごとく対立しているかのような印象を与えられてきた。しかし1月25日の朝日新聞の世論調査を見るとそれが必ずしも真実ではないことがわかると大沼教授は言うのだ。
  すなわち朝日新聞の世論調査によれば、94%の人が日本に産まれてよかったと答え、自分は愛国心があると答えた人が78%もいる。他方においてアジア諸国への侵略や植民地支配に対して85%が反省する必要があると答えている。さらに重要なのは、愛国心がある人ほど反省する必要があると答えている(愛国心がまったくない人では反省が必要という答えが68%なのに愛国心が大いにある人では反省が必要という考えが88%にのぼる)。この世論調査を引用し、大沼教授はつぎのように述べる。

・・・このことは、「反省するリベラル=非愛国者」対「反省は恥ずべき自虐とみる愛国主義者」という対立が、まったく国民の意識から乖離した虚偽の図式であることを物語る・・・

  そして大沼教授は日本のメディアに対し、「リベラル対愛国主義」というステレオタイプの番組や紙面づくりを考え直して欲しいと要望し、日本に駐在する海外のメディアの特派員に対しては、この世論調査の結果を飾り無く自国民に伝え、間違った情報に基づいた誇大報道によって反日感情をいたずらに煽らないで欲しいと訴えている。

  この大沼教授の意見は一見もっともである。しかしこの大沼教授の論説を読んでどこか違和感が残った。とくに彼が論説の最後をしめくくっている次の文章を読んで何か違うのではないかと思った。

・・・愛国心が強い者ほど自国に誇りを持ち、それ故に自国の過去を反省し、克服しようと努める。嫌なニュースの多い最近の日本に、こうしたまっとうな感覚があることをうれしく思う。そしてそのことを、世界の一人でも多くの人に知っていただきたいと切に思う・・・

  私が抱いた違和感の理由はどこからくるのか。歴史認識に関する知識や思いは人によって強弱があり、それを捨象して数字だけで単純に判断するのは、もちろん危険である。しかし違和感を感ずるのはそれだけではない。しばらく考えて、やがて違和感の真の理由がわかった。政府に関する視点がすっかり抜け落ちているのだ。
  ここ数年メディアを騒がせた歴史認識、愛国心教育問題は、決して国民が言い出した問題ではない。小泉前首相をはじめとしたこの国の指導者の発言が問題を不必要に問題を起こし、それをメディアが取り上げ、騒いだのだ。もっと重要な事は、この国の指導者の中には間違いなく歪んだ歴史認識を持った人々が存在する。それらの権力者の言動が近隣諸国を刺激した事は間違いないのだ。そしてこの指導者の言動に強い反発と危機感を抱く国民が存在する一方で、小泉前首相の言動を評価し安倍首相の宥和姿勢を腰砕けと批判する勢力が国民の中に根強く存在し、これら国民は強く対立しているのだ。
  この現実に一切触れることなく朝日の世論調査だけをことさら強調して「まっとうな感覚の国民を嬉しく思う」大沼教授は、政府に取り込まれたのではないのか、そういう疑念さえ感じさせるのだ。この私の懸念がまったくの的外れであることを切に願う。

   Poll Shows Japanese People Are Regretting Japan’s Past Colonialism And Yet They Are Patriotic

  Recent poll conducted by Asahi Shinbun tells us that 94% answered they are happy to be born in Japan and 78% answered they are patriotic. Also 85% answered Japanese invasion of Asia was wrong and Japanese people had to regret.
  Looking at these figures Professor Yasuaki Ohnuma of Tokyo University contributed the article to Asahi Shinbun of 12 Feb saying that it is an exaggeration of media that Japanese people are divided between patriotic groups who refuse to admit the Japanese past mistake on one hand and so-called masochistic groups who regret Japan’s past mistake excessively on the other.
Professor Ohnuma concludes his article asking Japanese media not to mislead Japanese public emphasizing the confrontation. He also asks foreign correspondents in Japan to report this poll accurately and let the people of their countries correct their wrong anti-Japanese attitudes.
When I read this article of Professor Ohnuma I felt something uncomfortable. After a short pondering I found Professor Ohnuma misses the very important aspect of recent controversy in Japan concerning Japan’s modern history. It is leaders of Japan who are lacking of accurate understanding of history and provoked neighbors unnecessary. This misbehavior of Japanese leaders made Japanese people split and made our neighbors cautious about Japanese subconsciousness against Asia. It was not Japanese people who were confronting at first. It was Japanese leaders who stirred the issues and it is Japanese media who followed this. Professor Ohnum should have mentioned this point as well.


http://www.amakiblog.com/archives/2007/02/17/#000265

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