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身内に朝鮮人がいるのに石原慎太郎の朝鮮人嫌いは裕次郎への批判なのか?
http://www.asyura2.com/07/senkyo30/msg/252.html
投稿者 とかげのおっさん 日時 2007 年 1 月 27 日 14:52:26: KyAneGBiVUPGs
 

http://www8.ocn.ne.jp/~hashingi/page021.html
近親者に朝鮮人がいるのに何故かくも朝鮮ぎらいなのか、
幻想を持つ対象であってはならない都知事殿を精神分析する


石原慎太郎と朝鮮人コンプレックス(02・5・7)

 言葉の呪術性

 恐らく大概の人はこのタイトルに違和感を覚え、今を時めく東京都知事さんにそもそも゛コン
プレックス゛などあろうはずがないと、言下に否定することであろう。何事も和を重んじる日本的
情緒ではこうした場合、右にならへとばかりにペンを置く(今流では、キーボードを離す)のが習
いだが、ここはあえて流れに掉さし、異議を唱えることにする。

 言葉には呪術性というものがある。『陰陽師』で野村萬斎が好演した平安時代の安倍晴明の
呪文などその典型であるが、千年の時を経た現代人の生活でもよく観察すると、普段何気なく
使っている言葉に無意識に操られ、認識の眼を曇らされてしまっているケースがまま見受けら
れる。゛コンプレックス゛もその例外ではないのである。

 日常会話でよく耳にする「コンプレックスを抱く」とか「コンプレックスが強い」といった表現は、
劣等感にさいなまれている人を指す。゛コンプレックス゛と劣等感はほとんど同義に用いられて
おり、その意味では確かに、常に強気を前面に押し出しながら、NOを連発し、歯に衣着せぬ
攻撃的な物言いで自己の存在を強烈にアピールする慎太郎氏は、゛コンプレックス゛とはまった
く無縁のように見える。

 劣等感の対極にあるのが優越感であるが、容赦のない過激な言葉を他に浴びせる(逆に言
えば、自分が優れていることを誇示している)慎太郎氏はその代表選手のように世間一般では
受け取られている。劣等感の強い者は陰があり、優越感をひけらかす者はいやみに映り、とも
に好かれるタイプではない。代議士時代の慎太郎氏に人望が欠け、いま一つぱっとしなかった
のはそのためであった。

 だが、社会の転換期において、コンプレックスはしばしば政治的リーダーへの幻想を生みや
すい。代議士を辞職し、政界を引退した慎太郎氏が都知事に返り咲き、゛小泉人気゛の凋落と
反比例するように゛慎太郎人気゛が高まっているのも、不安定な世相が関係している。

 90年代以降の長い不況の中で、日本社会には言い知れぬ喪失感や無力感が徐々に広が
り、日本はもう駄目だと劣等感に陥る傾向すら見える。そうした中で人々は、困った時の神頼
みではないが、自分と対極的なものにすがろうとする。喪失感や無力感をはねのける自信と力
強さ、劣等感を払拭する優越感に溢れたリーダー待望論が高まる。

 大衆の中に拡散するコンプレックスが、慎太郎氏をピンチの日本を救い出すリーダーシップ
ある人物としてイメージアップする上で大いに与っていることは否定できない。本質的には゛小
泉人気゛もそのような期待感や願望の産物であったが、メッキが剥がれだし、今度こそ本物だ
ろうと石原氏に乗り換える人が増えている。火種は同じだから、一時は世論支持率90%台と
国民のほとんどが「純ちゃ〜ん」と熱をあげた一年前の狂乱的な゛小泉フィーバー゛が、゛慎太
郎フィーバー゛としていずれ再燃するかもしれない。

 コンプレックスの二面性

 しかし、゛慎太郎人気゛は幻想である。東京都民を中心とした慎太郎信者は、慎太郎氏を非
力な自分らにはない強固な意志を持った゛強い日本人゛としてイメージしているが、゛コンプレッ
クス゛という言葉を一面的、主観的に膨らませて作り上げた事実誤認、乃至は幻想と言うべき
である。劣等感にさいなまれブツブツと何事かつぶやくひ弱な人々と、優越感をひけらかす過
激な言葉遣いの゛タカ派゛慎太郎氏は、実は上辺だけの違いに過ぎないのである。

 すべては言葉によるイメージ操作であるが、からくりはそれほど複雑ではない。゛コンプレック
ス゛はもともとはフロイトらが精神分析上の用語として開発したもので、二面性があり、普段の
会話に登場する劣等感(インフェリオリティーinferiority コンプレックス)のみでなく、優越感(シ
ュペリオリティーsuperiority コンプレックス)も含まれる。つまり、劣等感と優越感は根っこにお
いて同類なのである。

 ただ、見た目には、劣等感を持つ者と優越感を持つ者はかなり異なる。両者は互いに異質
のタイプと意識し、前者は後者に憧憬の目を向け、反対に後者は前者を見下し、「だらしない、
俺を見習え」と檄を飛ばし、従えようとする事が少なくない。その一方では、同類として本質的な
垣根がないので、劣等感がひょんなきっかけで優越感に変わるし、その逆もありうる。そうした
ことは日常よく見かける光景であるが、それが社会的、政治的現象と化したのが゛小泉人気゛
や゛慎太郎人気゛に他ならない。

 とはいえ、コンプレックスは一概に否定されるべきものでもない。むしろ、多様な個性の一部
として、社会の発展に寄与する建設的側面がある。コンプレックスをバネに社会的に成功した
例を我々は数多く見てきたし、特に芸術の分野では、創造力となって開花したりする。

 古今東西に名を残す文芸作品は、常人にない特異な個性が生み出したものである。慎太郎
氏も学生時代に、部屋の中にいる恋人に向かって障子に勃起した陰茎を突き立てた「障子の
孔あけ」という当時としては過激な描写の小説『太陽の季節』で゛衝撃のデビュ−゛をし、反モラ
ル的な“太陽族”の元祖となった。

 その慎太郎氏が政治家に転身してからというもの、次第に作家としての原点を忘れ、「最近
の若者は・・・」と若い世代のモラルの低下を嘆き、都知事になってから徳目教育の強化を言い
出したのは甚だしい自己矛盾である。作品に精彩を欠いているのは偶然ではない。

 コンプレックスが政治と関わるとろくなことがない。変人、奇人は突飛なアイデアが珍重される
創作の領域では水をえた魚であるが、リアルな政治の世界では一介のピエロとなり、時として
危険人物と化す。゛変人゛の小泉首相にはその意味で当初から無理があり、日本にとっては悲
劇(喜劇?)であった。

 さらに、゛超変人゛の慎太郎氏が次期をうかがっているが、いかなる悲劇を演じようとしている
のか。

 コントロールがきかない危険性

 何よりも厄介なのは、コンプレックス政治はコントロールが効かなくなることである。

 コンプレックスの一般的な定義は「心の中で抑圧されて意識されないまま強い感情を担って
いる表象の複合体」(広辞苑)というものである。思い通りにならないことがストレスとなって意
識の底に沈潜し、怒りや悲しみなどの感情と一体化して独特のアイデアやイメージを作り上げ
るのがコンプレックスで、その特徴は、何故そうなるのか当人にも十分な自覚がないことにあ
る。

 そのため、とかく感情が先走り、コントロールできない。誰でも思わずかっとなった経験の一
つや二つはあるだろう。コンプレックス保持者はその傾向が強いが、度を越すと対人関係や社
会生活に支障を及ぼす。必要以上に他人の言動に神経質になり、「馬鹿にされている」と妄想
し、自虐的になったり、反対に加虐的になったりする。それを病理現象、すなわち心の病と捉え
たのが精神分析である。

 エンジェルのような赤ん坊が一癖も二癖もある大人になってしまうのは、成長するにつれて環
境や経験を取り込んで特殊化、個性化していくからである。それに連れて言動も、生活のため
に覚えた仕事に喜びを見いだすように、単純な一次的動機が独立して自律性をもち、二次的
動機へと分岐、多様化する。フロイトはすべての動機をりピード(libido=性的衝動)の働きとし
て説明したが、実態はもっと複雑と思われる。いずれにしても個人なら、精神分析医が成長の
軌跡を過去に遡り、どこで感情に歪みが生じたのか探り当て、本人の自覚を促すことによって
バランスを回復させることが可能である。

 だが、政治現象化したコンプレックスの治癒は容易ではない。たとえ原因が明らかになったと
しても、様々な利害関係を持った政治勢力が絡み、権力をめぐる闘争へと発展するので、流血
の惨事や戦争など行くところまで行ってしまうことが多い。

 感情に衝き動かされる政治的リーダーに幻想を持つことほど危険なことはないのである。

 

 朝鮮への異常なテンション

 慎太郎氏のテンションは朝鮮問題になると異常に高まリ、居丈高になる。

 奄美大島沖で撃沈された北朝鮮のものと見られる不審船について「夏までに引き揚げなけ
れば倒閣運動を起こす」と小泉内閣にブラフをかけ、先週日曜日(4・21)のフジテレビ報道2
001では「北鮮」(ほくせん)と相手の嫌がる挑発的呼称を繰り返しながら、日本人拉致疑惑の
武力解決を促す発言もしている。

 力に頼る乱暴な姿勢は一貫しており、知事就任間もない00年4月9日には現職都知事とし
て初めて陸上自衛隊第1師団の記念行事に出席し、来賓挨拶で「今年9月に陸海空3軍を使
って災害を防止する大演習を行う。東京では不法入国した多くの三国人、外国人が凶悪な犯
罪を繰り返している。大きな災害が起きた時には、騒じょう事件すら想定される。警察の力に
限りはあり、災害の救急だけでなく治安維持も目的として遂行してほしい」と発言した。

 少しでも歴史を知っている人なら、この「三国人」発言で1923年の関東大震災における東京
を中心にした朝鮮人虐殺を思い起こすであろう。震災直後、在日朝鮮人が暴動を起こすとの
デマが内務省から流され、近衛師団などが「不逞鮮人集団の監視等・・・」の目的で待機し、警
察や自警団が朝鮮人とおぼしき人物に「十五円五十銭」と発音させ、発音できなければ拘束
し、6千人とも言われる朝鮮人を虐殺した。

 ベルリン市長がユダヤ人取締りをドイツ国防軍に訴えたようなものだが、慎太郎氏は記者会
見で「『三国人』というのは、ずっと日本にいる朝鮮や韓国の人じゃない。不法に滞在している
外国人のことを言った。現にその犯罪はばっこしている。・・・一部の人たちが俗称である「三国
人」を誇張して喧伝・・・謝罪するべきは、そういう間違った報道した人間じゃないの」と強弁し、
謝罪や発言の撤回を拒否した。 

 以前にも都議会で「三国人」発言をして議事録から削除されたことがあり、傷つく人々がいる
ことを承知した上でのことなのである。一部に、慎太郎氏は中国人を意識していたという見方
があるが、記者会見で「北鮮はいろいろ問題があってね、好ましくない国だと思う」と語ってお
り、その後の不審船問題にいたる一連の対北朝鮮への超強硬発言から推しても、彼が「三国
人」と言うとき当初から朝鮮人を強く意識していたことはほとんど間違いあるまい。

 「焼け跡闇市世代」と「三国人」

 言葉はすべて時代性を帯びるが、毒のある慎太郎語録もある世代独特の屈折した精神感情
世界を踏まえないと理解しがたい。彼のような「焼け跡闇市世代」には、敗戦直後に頭からシラ
ミ退治のDDTを真っ白にぶっかけた米占領軍と、飢えた日本人相手に闇市で米軍の横流し品
などを売りさばく「第三国人」は強烈な記憶として刻まれている。

 「三国人」という言葉は直接的には連合軍総司令部(GHQ)が旧植民地の朝鮮半島出身者、
台湾出身者らを連合国民でも敵国国民でもない「サード・ネイションズ」(第三国人)と呼んだこ
とに始まるが、敗戦前の日本社会にも同様な視点が存在し、日本人でもなく外国人でもない朝
鮮人を「鮮人」とかいって差別し、独立運動を警戒して厳しい取締りの対象にしていた。

 新興商船会社の重役の息子であった慎太郎氏には、敗戦で立場が一朝にして逆転し、「鬼
畜」米英とともに「三国人」が幅を利かす状況は、「何であいつらが・・・」と到底納得できないも
のであったろう。日本の戦争責任やアジア侵略への反省が欠けた一種の逆恨みであるが、都
知事就任直後に皇居に赴き、「臣、石原慎太郎」と記帳しているように、時計の針が「大日本帝
国臣民」で止まってしまっている。

 野坂昭如氏のように、敗戦で自由になり人間らしくなったと感じた「焼け跡闇市世代」も少なく
ない。が、戦前ナショナリズムの洗脳から脱しきれず、戦後憲法秩序と折り合うことができなか
った元軍国少年もけっこういたし、いまだにその影を重く引きずっている。慎太郎氏が憲法破
棄を主張するのはそのためで、慎太郎氏と懇意で教科書「改革」運動をともにする例の『新し
い歴史教科書をつくる会』会長の西尾幹二氏なども「校庭で米軍機に復讐を誓ったことを忘れ
ない」と敗戦コンプレックッスを雑誌で吐露している。

 慎太郎氏の感情世界では、朝鮮人と韓国人も区別されていない。「韓国には友人がたくさん
います。今の首相のパク(朴泰俊)さんだって私の友人ですよ」とも語ったが、独りよがりも甚だ
しい。私はたまたま韓国総選挙の取材のためソウルにいて、夕方のKBSテレビニュースが
「国粋的な東京都知事が三国人取締りを自衛隊に訴えた」と伝えるのを聞いたが、翌日の『朝
鮮日報』社説では石原氏を「狂信分子」と激烈に批判していた。相手の神経を散々逆撫でして
おいて「友人」もないものである。

 中国を「シナ」と言うように、北朝鮮を「北鮮」と言い続けているが、韓国も意識の中では「南
鮮」であろう。「北鮮」は戦前、戦中世代が聞き慣れた「不逞鮮人」に通じる言葉で、アメリカで
いえば「ニグロ」とか「ジャップ」に近い。「三国人」という言葉もそうした脈絡の中で使われてい
るのである。 

 同病相憐れむ仲

 慎太郎氏が他人をことさら傷つける粗暴な言い方を止めようとしないのは、優越感を誇示し、
自己のパワーを印象づけるためである。何故朝鮮だとテンションがかくも高まるのか、原因に
ついては本人も十分な自覚がないであろう。だが、そうした言葉に溜飲をさげる人々がいるこ
とは百も承知し、アピール効果を計算し尽くしている。

 停滞する日本経済と対照的に高成長軌道を走る中国や韓国に鬱屈した感情を抱くナショナ
リスティックな気分が、日本社会で静かに深く拡散している。反北朝鮮感情にも「舐められてた
まるか」といった反発がある。石原氏はそうした心情を代弁し、コンプレックスを゛晴らす゛ことで
影響力拡大を狙っているのである。

 ヤフーなど各ポータルサイトの掲示板には反韓国、反北朝鮮、反中国感情を刺々しく表現し
た書き込みが溢れているが、歴史認識は軍国主義者のように粗暴で、定番のように「北鮮」
「三国人」「シナ」といった慎太郎用語が使われている。若い世代に敗戦で死語と化した差別用
語が復活したのは明らかに慎太郎氏の影響であり、現にそれらの書き込みは押しなべて慎太
郎支持派である。フランス大統領選では極右のルペン候補が移民排斥を扇動して高失業率や
犯罪増加に不安を抱く人々を取り込んで得票を伸ばしたが、さしずめ慎太郎氏は゛日本のルペ
ン゛と言えよう。

 ゛慎太郎人気゛は、不良債権に蝕まれ、不健全なコンプレックスが蔓延している日本社会の
病理現象である。慎太郎氏も彼に救いを求める慎太郎信者も、日本病という同病相憐れむ仲
なのである。フランスでは左派が右派のシラク候補に総結集してルペン氏の進出を阻んだが、
残念なことに日本ではまだこれといった処方箋がない。

 義妹が朝鮮人であることをタブー視

 何故、慎太郎氏のテンションは朝鮮問題になると異常に高まるのであろうか?

 その原因の一つは先に述べた敗戦トラウマである。

 慎太郎氏の父親は特設油槽船で軍用重油の輸送を請け負って急成長し、大連などに支店
を置いて朝鮮、中国で大儲けをした山下汽船の重役であった。愛知の船成金から身を起こし
同社を一代で築いた創業者には、済州島などから大阪に出稼ぎに来ていた朝鮮人労働者た
ちが故郷と往来する船会社を作ろうと集めた資金を横領したというよくない噂が絶えず、何か
と朝鮮と因縁が深い。その会社の重役の息子として何不自由ない少年時代を送った慎太郎氏
が、敗戦に屈折した感情を抱くのは十分にありうる話である。厳しかった父へのファザーコンプ
レックスも手伝って、目標とする父親像が傷つけられることは自分のプライドを傷つけるように
耐えがたかったであろう。

 さらに慎太郎氏には、朝鮮人コンプレックスを抱く個人的事情があった。

弟、裕次郎の妻が朝鮮人なのである。スラリとした長身と都会的センスにあふれたボーイッシ
ュな容姿で日活映画「狂った果実」に裕次郎の相手役として共演するなど、゛太陽族ブーム゛を
起こした北原三枝がその人である。少年時代に石坂洋二郎を愛読していた私も、「陽のあたる
坂道」で妾の子で少し反抗的な裕次郎の妹の家庭教師役を巧みに演じた美しい女子大生の
姿を今でも覚えている。

 裕次郎は彼女との結婚が許されないのに怒ってアメリカに駆け落ちし、日活社長が結婚を認
めるから帰って来いと電報を打って取り成したというエピソードが小樽の裕次郎記念館で紹介
されているが、石原家の猛反対があったことがうかがわれる。デュエット・ソングのはしりとなっ
た「銀座の恋の物語」は裕次郎が結婚前日に録音したもので、出だしの「心の底までしびれる
ような〜」は日活青春映画の主人公役を地で行ったナイスガイの純情であったが、周囲には歓
迎されなかったようだ。

 美空ひばり、力道山など昔から芸能・スポーツ界には朝鮮人・韓国人が多い。北原氏にもそ
の噂があったが、『在日韓国人の底力』(植田剛彦著・日新報道 )で在日コリア系著名人リスト
に父親が韓国人として入っている。著者の植田氏は最近も『三国感情―鮨とキムチとハンバー
ガー』(ケント・ギルバート、 池東旭共著)を著し、テレビ朝日の「朝まで生テレビ!」にも出演し
ており、よもや間違いはあるまい。

 自己を曝け出して大義名分を

 今では過去の話になりつつあるが、一時代前の日本社会では゛朝鮮人゛は劣等民族の代名
詞のような響きがあり、結婚は猛反対され、結婚できたとしても帰化し、前籍を伏すように求め
られた。植民地商売の恩恵をたっぷり受けていた石原家もそうした人種差別意識が強かった
であろうし、慎太郎氏も゛恥゛と受け取ったのではないか。現に、あれほど多弁な人物がそのこ
とについては一言も語らず、事実上、タブーにしている。

 これは実に不可解なことである。慎太郎氏は自分の選挙区(旧東京二区)に元大蔵キャリア
として出馬した新井将敬の戸籍を暴き、公設第一秘書が新井のポスターに「北朝鮮から帰化」
とのシールを貼って逮捕された隠せない前歴がある。その場は「秘書が勝手に・・・」と逃げた
が、後にほとぼりが冷めたころ、帰化は政治的判断に影響するとして「選挙民は立候補した人
のパーソナルヒストリーを知る権利がある。私は、国民の知る権利からいっても、当然、帰化し
た事実などは経歴に書くべきだと思う」とまで述べているのに、何故自分の「パーソナルヒストリ
ー」に関することを秘密にするのか。自己の信条としてそこまで言い切るなら、進んで情報を開
示し、説明責任を果たすのがスジであろう。

 義妹とはいえ、選挙のたびに裕次郎人気に頼った「石原軍団」に後押しされてきた慎太郎氏
の政治活動では少なからぬウェートを占めている。得票効果は並の後援会長など足元にも及
ばぬものがあり、慎太郎流に表現すれば「背後で操る人物」になろう。それが彼のユニークな
政策や対朝鮮観に影響を与えているのか、与えていないのか、是非明らかにして欲しいもので
ある。

 結局、彼にとって親族に朝鮮人がいることは絶対に秘密にしておかねばならない゛恥゛なので
ある。新井の前籍を暴いたのも゛スキャンダル゛と考えたからであろう。事実、それに煽られた
心無い有権者が一部にいたし、当選確実と言われていた新井は落選の辛酸を舐めさせられて
いる。

 コンプレックスの最大の原因の一つは、恥を抱え込むことである。それを隠そうとし、無関係
を装うとするためテンションがことさら高まり、言動が過激になる。ヒットラーの反ユダヤ主義の
背後に゛ユダヤの血゛との関わりが指摘されるのはその極端な例であるが、小ヒットラーは我々
の周囲にいくらもいる。

 最後に私的な感想を付け加えれば、自己主張が強く、個性の強い慎太郎氏は、伝統的な日
本人の枠を超えており、ある意味で朝鮮人的である。朴正煕と似ていると指摘する声もある。
ただ、儒教的な風土で育った朝鮮人は大義名分を掲げて自己主張をするが、石原氏にはそ
れが欠けている。「日の丸」や国家の陰に隠さず、自己を曝け出して大義名分を立てることを
東京都知事殿に望みたい。

追跡〜

 1 言行不一致 (02・5・8)

 石原氏は5月7日、朝日新聞社とのインタビューで「知事選に向けて政党の動向も注目され
ていますが」と聞かれ、「あんまり政党色は出ない方がいい。こういう時代に。僕は透明でやっ
てきてるんだから」と答えている。是非、不透明な部分をなくして欲しいものである。

2 北原三枝さんに責任はない(02・6・2)

 「北原三枝が朝鮮人って本当か? 誰でも朝鮮人にしてしまう傾向があるから・・・」と愛知の
帰化在日から指摘があった。個人のプライバシーを暴くこともないだろうとのご趣旨には、全的
に賛成である。

 韓国・朝鮮籍在日が60〜70万人、帰化在日が約200万人。在日社会では少し前まで、帰
化すれば在日とみなさない風潮があり、帰化した方も大方、「三代我慢すれば、戸籍簿から痕
跡が消える」と゛新日本人゛としてルーツを隠して暮らし、ごく一部が成和クラブのような親睦団
体をつくって交流していた。商売や就職などの差別から逃れて帰化した以上、そっとして欲しい
と望む気持ちは十分に理解できるし、プライバシーの観点からも赤の他人が干渉すべき筋合
のものではない。

 しかし、そこに公の政治が絡んでくると、ルーツを隠すことが有権者を騙すという意味を帯び
てくる。

 その意味では石原氏が、新井は何故、選挙公報にそれを書き入れなかったのか、と指摘し
たのは正しい。新井には票が減るとの意識があったであろうし、事実、石原氏にそれを暴かれ
て後援会が動揺し、初出馬は落選の辛酸を舐めさせられた。

 だが、石原氏は不法な方法で新井の過去を暴き、「北朝鮮から帰化」と捏造して攻撃の材料
にした。その一方で、石原軍団なるタレント集団を動員するなど選挙の度に世話になった自分
の義妹については一切伏せて、語ろうとしない。その二面性と、背後に潜む不純な人種差別主
義が問題なのである。有権者はそれについて正確に知らされる必要があろう。

 さらに言えば、自分のルーツを隠すことは精神的に健全とはいえない。私の学生時代に「親
が勝手に帰化したから・・・」と焼身自殺した早稲田の学生がいた。今でも早稲田の大学構内で
見た自殺現場の黒焦げの木を思い出すが、ルーツは個人のアイデンテイテイ-の一部であり、
法的手続きに過ぎない国籍を変えたからといって無くなるものではない。

 また、それが人種差別を助長し、社会を歪める面も無視できない。コンプレックスの独特の
現象であるが、日本社会で認めてもらおうと日本人以上に日本人らしく振る舞い、旧同胞を差
別する悲喜劇もあるのである。

 しかし、時代は変わった。帰化人も在日と認め合う時代である。在日は経済、文化で日本社
会で無視できないウェートを占めているが、政治的にも、〜系が票田となるアメリカ社会のよう
に、在日社会が日本政治の多様な発展に寄与すべき段階に来ているようである。

関連トピック&サイト

100人の在日コリアン村(03・3・27)

「秀佳」文学について

作家・古舘真「石原慎太郎の本質や最近の社会問題などを探るページ・リンク集」

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コメント
 
1. 2016年9月18日 19:36:59 : jrUkijVgIU : PnJ0bKmFO2A[224]

「どっちもどっち!」 ←思考停止の馬鹿がよく使う言葉。自分に不利な場合に使うことが多い

beチェック
1 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です:2014/06/18(水) 00:40:22.72 ID:mwwfzWtx0.net 2BP(1000)
sssp://img.2ch.sc/ico/nida.gif

「思考停止が悪を生む」
http://www.yomiuri.co.jp/local/kochi/news/20140609-OYTNT50024.htm

http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1403019622/

自虐史観の反動、って意見もあるけど
自分の場合はマスコミの「外交の悪化要因は全て日本のせい」
ってな感じの報道への疑問からだった

何かあれば日本のせい、一方的に相手(特亜)が悪い時だけケンカ両成敗


ネット上の議論で左翼(サヨク ブサヨ 媚中韓鮮派 その利権屋 )が勝つことができないのはなぜか?
http://www.asyura2.com/09/it11/msg/680.html

朝鮮人批判に対抗するのに朝鮮人を使って貶めている馬鹿って何なの?


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