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<巨星、墜つA>宮本さんは反戦によって日本人の名誉を救った 訃報に接して【加藤周一】(どこへ行く、日本。)
http://www.asyura2.com/07/senkyo39/msg/1434.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 8 月 06 日 20:15:56: KbIx4LOvH6Ccw
 

(回答先: 宮本元共産党議長をしのぶ=党葬に1200人が参列(時事通信) 投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 8 月 06 日 19:16:02)

http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10042366604.html から転載。

<巨星、墜つA>宮本さんは反戦によって日本人の名誉を救った 訃報に接して【加藤周一】
2007-08-06 10:46:39
gataro-cloneの投稿

テーマ:戦争と平和、靖国問題

本日(8月6日)、7月18日老衰で亡くなった元日本共産党議長・故宮本顕治氏の党葬が行われる。政界から引退しかなりの年数が経つので、政治的影響力の点ではすでに「過去の人」になっていたようだが、かつての活躍からみてこの方も小田実さんと同様、「巨星、墜つ」の言葉にぴったりの人物だと、思う。

訃報に接して加藤周一さんが「しんぶん赤旗」に談話を寄せている(7月21日付2面から直接転載)。そして、山崎行太郎さんも自身のブログに宮本顕治氏は立場の違いをこえて「偉大な人物」と称えている。

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宮本さんは反戦によって日本人の名誉を救った 訃報に接して 加藤周一

戦後すぐの時期に、宮本顕治さんと雑誌で対談したときの印象はいまでも鮮明に思い出す。

宮本百台子が「歌声よ、おこれ」を書いた解放感が社会にみなぎっていた。顕治さんはその渦中の人であり、獄中で非転向を貫いた十二年があったから、ほかの人をはるかに超える解放感を感じたに違いない。それは高みの見物ではなく、一緒にやろうという未来への明るい希望に満ちた解放感だった。

私の世代はよく知っているが、宮本夫妻の戦時下の往復書簡『十二年の手紙』は、日本のファシズムに対する抵抗の歌である。窒息しそうな空気の中で最後まで知性と人間性を守った記録である。

歴史的記念碑ともいうべき宮本顕治さんの偉大さは十五年戦争に反対を貫いたことである。それができた人は、日本では例外中の例外だった。宮本顕治と百合子はあの時代にはっきりした反戦を表明し、そのために激しい弾圧を受けた。その経験なしには「歌声よ、おこれ」の解放感は生まれなかったろう。

武者小路実篤は敗戦で虚脱状態に陥ったと言ったが、それは解放感とは逆方向のものである。宮本顕治・百合子夫妻とこの自樺派の人道作家の違いを表している。

宮本顕治さんは反戦によって日本人の名誉を救った。戦争が終わり世界中が喜んでいるのに日本人だけが茫然(ぼうぜん)自失状態だった時に、宮本さんは世界の知識層と同じように反応することができた。

私が対談したときの宮本さんは穏やかで礼儀正しい人だったが、表情は精かんで、修羅場をくぐってきた人の自信と安定感があふれていた。私がこれまで見たなかでもっとも美しい顔の一つだったと思う。

それは不思議と東大寺戒壇院の四天王の顔に似ている。仏を守るためにはいつでもたたかおうとしている四天王のように、断固とした強い意志を秘めた顔だった。

直接お目にかかったのはその時一度きりだったが、その後の日本共産党の指導者としての彼が強調したことは二つあったと思う。

一つは国内的な問題で、暴カ革命の放棄である。先進資本主義国である日本の現状を分析した末に、武カによる権カ奪取が望ましい革命ではないと結論した。そこには理想主義だけではない現実主義者の一面があった。

もう一つは国際的な問題で、平和とともに独立を強調したことである。それは最大の社会主義国であつたソ連と第二の強大な社会主義国の中国からの独立だった。これらの国と友好的な関係を持つためにも隷属するのでなく、独立を守ることが大事だという考えだった。福沢諭吉の「一身独立して一国独立す」の考え方と似ている。

死は誰にも必ず訪れるものだが、宮本顕治さんのような人が亡くなって思うのは、死は不合理だということだ。その死を正当化する理由は何もない。心から哀悼の意を表したい。(談)(評論家)

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http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20070719 から転載。

2007-07-19
■元日本共産党議長・宮本顕治、死す。 (文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』)

元日本共産党議長・宮本顕治が、18日、午後二時頃、入院先の都内の病院でなくなったらしい。98歳だったようだ。随分の高齢である。大往生と言っていいだろう。産経新聞は、早速、「マニュアル革命家の偽善」とかいう薄っぺらな批判的追悼記を第一面にデカデカと掲げて、宮本顕治の思想と生涯を揶揄し罵倒しているようだが、僕にとっては、宮本顕治という存在は、そんなに容易に批判し罵倒出来るような対象ではない。「ミヤケン」と言えば、まず、昭和四年、東大経済学部の学生時代に、雑誌「改造」評論新人賞で小林秀雄と争い、後に近代文学史上の金字塔となる小林秀雄の「様々なる意匠」を二等に蹴落として見事に一等を獲得した「『敗北』の文学(芥川龍之介論)」であり、新進作家・宮本百合子との結婚であり、治安維持法による無期懲役刑、獄中12年の非転向とそれをテーマにした吉本隆明の「転向論」であり、戦後は共産党主流派としての立場からの、中野重治等、文学者たちへの除名騒動である。むろん、戦前から戦後へかけて、一貫しての共産党員としての政治的活躍は、今更、付け加えるまでもないだろう。いずれにしろ、宮本顕治は、政治的、思想的な立場はまったく異なるが、昭和天皇と並べ称されるべき昭和史の巨人である。タダモノではない。思想的立場や人間的な好き嫌いの相違はいろいろあるとしても、安易に批判、罵倒できるような人物ではないはずである。ミヤケンの隣家に住む老婦人も、共産党を支持しているわけではないがと断った上で、ミヤケンが、腰の低い誠実な人だったと言っている。宮本顕治の死を揶揄し、批判、罵倒するジャーナリストは、単なる無学者に過ぎない。

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【関連投稿】

共産党トップに40年君臨=武装闘争放棄、「光と影」の権力掌握−宮本顕治氏評伝(時事通信)
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/810.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 7 月 20 日 07:29:17: Lif1sDmyA

共産党トップに40年君臨=宮本顕治氏評伝☆2(時事通信)
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/811.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 7 月 20 日 07:31:00: Lif1sDmyA6Ww.

宮本・共産党元議長死去:ロシアでも報道(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/821.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 7 月 20 日 08:47:41: Lif1sDmyA6Ww

宮本氏死去、「赤旗」は1面2番手の扱い(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/876.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 7 月 20 日 18:31:09: Lif1sDmyA6Ww

【評伝】マニュアル革命家の偽善 宮本顕治元共産党議長、死去(産経新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/935.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 7 月 21 日 14:01:37: Lif1sDmyA6Ww.

近聞遠見:長州型ドンが消えた 岩見隆夫(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/958.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 7 月 22 日 16:07:47: Lif1sDmyA6Ww

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【参考エントリー】

<巨星、墜つ@>7月30日に胃ガンで亡くなられた反戦平和の市民運動家、小田実さんを送る。
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10042362878.html

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