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日本再生会議の話-自民党から消えた「積極財政派」(経済コラムマガジン)
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投稿者 JAXVN 日時 2007 年 10 月 28 日 15:13:10: fSuEJ1ZfVg3Og
 

「経済コラムマガジン07/10/29(502号)

・ 日本再生会議の話

・積極財政派の牙城
自民党は、日本経済に対する考え方がかなり異なった政治家の集まりであった。積極財政を主張するグループから、財政の再建を重視するグループ、そして供給サイドの重視、つまり構造改革派までいた。もちろんこれらの中間的な考えの政治家もいる。

積極財政を標榜する代表的な集まりが日本再生会議である。清和会(三塚派・・・旧福田派、旧安倍派)から離脱した亀井静香氏のグループ(主に故中川一郎氏の流れをくむグループ)と山崎派が抜けた旧渡辺派が合流して、志帥会、つまり村上・亀井派(後に江藤・亀井派、亀井派と変遷)ができた。そしてこの派閥を中心とした政策勉強会が日本再生会議である。会長は無派閥の中山太郎氏であった。

日本再生会議は国会議員の勉強会としては活発に活動していた。毎回勉強会には講師を招き、かなり頻繁に開催されていた。講師には知識人や学者だけでなく、メンパーの国会議員自らが務める場合もあった。

筆者の知っている経済学者(もちろんまともな経済学者)も招かれ、勉強会の講師を務めている。先週号で取上げた「GDPに対する純債務比率こそが、各国の財政状態を見る時の国際標準」であり、日本のこの比率が欧米の先進各国並ということを指摘している学者も招かれている。日本再生会議の勉強会に出席した国会議員は、巷で言われている「日本の財政は危機」という世間の常識とは正反対の説明に「目からウロコ」の思いだったはずである。

以前筆者は志帥会(今日の志帥会・・伊吹派ではない)の政治家にお会いして話をする機会が多かった。ほとんどの人は積極財政に賛同していた。特に志帥会には、観念的な二世、三世議員が少なく、いわゆる「たたき上げ」で現実的な政治家が多かった。つまり経済の現場感覚に鋭い政治家が集まっていた。

「金利が1%や2%ととんでもなく安くなっているのに、それを借りて事業をやろうという人がほとんどいない。それほど日本経済の現状は悪いのだよ。」といった的を射た意見を聞いたことがある。多くの自民党議員が「小泉改革で日本経済は回復過程に入った」とボケたことを言っていた時期である。このような政治家が集まる日本再生会議はさながら積極財政派の牙城であった。

たしかに積極財政派の政治家は、他の派閥にも結構いた。しかし筆者が知っている限りでは、これらの政治家が集まって具体的な行動を起こすということはなかった。特に中選挙区制から小選挙区制に選挙制度が変わり、執行部の力が強くなった。つまり自民党の中では好きなことが言えない雰囲気になっていたのである。

したがって財政再建派や構造改革派に支えられた小泉政権下では、表立って積極財政を唱えることがはばかれた。そんな中にあって積極財政を主張する日本再生会議は異端であった。まさに自民党の中の反主流派であり、党内野党的存在であった。

・「ポンカス政党」の所以
2003年9月の自民党の総裁選で、亀井静香氏は敗れ、小泉首相が再選された。自民党内の積極財政派は窮地に追込まれ、日本再生会議の活動も行き詰まって行く。しかし筆者は、自民党が構造改革派に席巻された状態であるからこそ、日本再生会議の存在が光ると思った。

筆者達は、この閉塞状態を心配し、志帥会のある有力議員であるS氏に状況を伺った。すると「心配するな。ちゃんと次の仕掛けを考えている。」という話であった。正直に言って、この時には次の展開が読めなかった。

しかししばらくして自民党に「経済活性化懇話会」なる議員連盟が立ち上がったという報道があった。主に亀井派(志帥会)と一部の橋本派(現在の津島派)の国会議員が集まった政策勉強会である。筆者は、経済活性化懇話会を日本再生会議が発展的解消したものと見た。つまりこれこそがS氏が言っていた次の仕掛けと理解したのである。

経済活性化懇話会は、他派閥(主に橋本派)を巻込んだ積極財政論者の議員連盟であり、勉強会と認識された。言わば小泉構造改革路線への反対者の集まりであった。しかし積極財政をそれほど前面には出していない。また経済活性化懇話会の執行部(会長は藤井孝男氏)は橋本派から選出されている。S氏によれば、あまり亀井派(志帥会)が出しゃばると、橋本派の議員から煙たがられるという話であった。

後に経済活性化懇話会は提言をまとめ、自民党の執行部(額賀政調会長)に提出し、その後、7つの提言について自民党の党本部で記者発表を行った。筆者達もその場に居合わせた。しかしメディアの反応は芳しくなかった。

記者発表後、一人の新聞記者を掴まえて感想を聞いてみた。残念ながら「懇話会のメンバーが自民党から離脱し、新党でも作らない限り、大きくは扱わない」という話であった。つまり政局にでもならない限り記事にしないというのである(日本のマスコミ人はこんな程度である)。しかし筆者には必ず次の展開があると感じられた。

郵政改革法案が具体的になり、それに異議を唱える議員連盟が発足した。郵政事業懇話会である。ところが経済活性化懇話会のメンバーがこれにそっくり参加していた。さらに広く他派閥からの参加を集め、郵政事業懇話会が出来上がった。たしかに純粋に郵政改革だけに反対する者も極少数いたかもしれないが、大半は小泉の構造改革路線や経済政策に反対する政治家が集まったものと筆者は認識している。

郵政事業懇話会に対してもマスコミは当初扱いが小さかった。しかしこの懇話会が、小泉政権に対する反対派の集まりであることが鮮明になるにつれ、マスコミは慌て出したのである(当時、ばかな日本のマスコミはサッカーのワールドカップと貴の花のことばかり報道していた)。しかしある時点から筆者達はこのような事態になることを予想していた。

郵政解散を期に、郵政改革反対派の中心議員は自民党を追出された。特に旧日本再生会議のメンバーの多くが自民党を離党した。このような骨がある政治家や積極財政を唱える者が自民党の中にはほとんどいなくなったのである。筆者が今の自民党を称して07/7/2(第488号)「ポンカス政党」と呼ぶ所以である。

このように自民党政治の流れを見て来ると、日本再生会議の果たした役割は大きかった。しかし今日、日本再生会議の事を覚えている者はほとんどんない。日本再生会議のホームページも消えてしまったようである。

来週は、サブプライム問題を取上げることにする。 」
http://adpweb.com/eco/eco502.html

関連
自民党内の「増税派と成長派の対立」という「茶番劇」(経済コラムマガジン)
http://www.asyura2.com/07/senkyo43/msg/450.html
投稿者 JAXVN 日時 2007 年 10 月 22 日 07:56:44: fSuEJ1ZfVg3Og

自民・与謝野氏「どうせ選挙で負けるなら消費税を2〜3%ドーンと上げないと」
http://www.asyura2.com/07/hasan53/msg/131.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2007 年 10 月 17 日 13:20:57: 4sIKljvd9SgGs

中川元幹事長:与謝野氏の消費税率引き上げ発言を批判(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo43/msg/322.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 10 月 18 日 23:26:46: 2nLReFHhGZ7P6


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