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【全訳と説明】真のホロコーストは黒人に対してのものである(by Maria Poumier)
http://www.asyura2.com/07/war94/msg/114.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2007 年 7 月 10 日 04:42:22: SO0fHq1bYvRzo
 

【全訳と説明】真のホロコーストは黒人に対してのものである(by Maria Poumier)


これは「ホロコースト」が題名にありますが、内容的にはホロコースト板に入れるべきものでもありませんので戦争板に貼ります。

原文はThe real Holocaust is that of Blacks(by Maria Poumier)で、反ユダヤ(Jewry)ユダヤ人であるイズラエル・シャミールのHPに寄せられた文章です。著者のマリア・ポウミエル(でいいのかな?フランス語の発音は自信がないが)は、パリ第8大学の哲学科教授を退職した後、欧州の翻訳者集団であるTlaxcalaのメンバーとして活動しています。

この文章はいくつかの宗教的、歴史的な予備知識が無いとちょっと解りにくいうえに、欧州人でも世俗的な(あるいはキリスト教でもプロテスタントの)感覚の文章を読みなれている日本人にとっては、欧州の根深いカトリック教徒の感覚は非常につかみにくいと感じさせるものかもしれません。おまけに、このポウミエル氏はフランス語からスペイン語、イタリア語などへの翻訳はプロなのでしょうが、どうもフランス語の特徴(多分、スペイン語の特徴と似ているから)が所々ににじみ出た英文で、訳すのに苦労した箇所がありました。しかし、それなりに興味深い問題点を様々に提示してくれる文章でしたので、ご紹介することにします。

私からの説明は後でつけましょう。訳文中の【 】は語句に対する私からの説明で、(1),(2)などは私からの注釈の場所です。

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The real Holocaust is that of Blacks
by Maria Poumier
http://www.israelshamir.net/Contributors/Poumier.htm

真のホロコーストは黒人に対してのものである
マリア・ポウミエル著

怒るべき、そしてこれを知るべき時だ。ナチ・ユダヤ・ホロコースト(Nazi-jewish H)はヨーロッパの兄弟間の内戦(1)であったに過ぎない。そしてキリスト教徒は、歴史的そして民族的な両方のレベルで、このゴルディウスの結び目を断ち切るための剣を手にしているのだ。【「ゴルディウスの結び目」は、アレキサンダーが一刀両断に断ち切ったと言われる結び目で『これを解く者はアジアの王になる』という託宣があった。一般に解決の極めて困難な問題を指す。】

1:
本当のホロコーストがある(2)。それは何百万のアフリカ人に対するものだ。彼らは幾世紀もの間あらゆる白人達から人間ではないと見なされてきた。これこそ、人間を家畜として取り扱う、本当のホロコーストだ。軽蔑はギリシャの時代に始まったように思える。ギリシャの哲学、宗教、そして数学はエジプトのおかげであった。しかしその影響がなくなって以後は、白人の国々は「ヌビア」を、彼らの現実感覚からあまりにも遠い神話の国として、無視し始めた。

 ヨーロッパ人による黒人奴隷産業が始まった1542年のことだが、それは教皇ニコラス5世によって、ポルトガル人の特権として承認され推奨された。(この国はすでにスペイン系ユダヤ人の避難所となっており、彼らはアラブ世界へ向けての最大の奴隷商人となっていたのだ(3)。)そしてこの種の奴隷化が巨大な人間取引産業となったとき、キリスト教国の中でこれに抗議する大きな声は一つとして起こらなかった。

ラス・カサス(Las Casas)(4)はスペイン王国を説得してアメリカ・インディアンたちを兄弟として、つまりヨーロッパ人と同じ魂を持つものとして認めさせた。その人生の終わりごろに、ラス・カサスは、アフリカ人をインディアンと取り替えて鉱山や建設やプランテーション農場開拓での酷い労働をやらせるように提案した時に自分が過ちを犯した、ということを認めた。しかし、ラス・カサスは、「黒いインディアン」たちも同様に完璧に人間であることを教皇に説得するような努力は何一つしようとしなかった。こうして本当の巨大なホロコーストが続いた。奴隷制の廃止は、奴隷達の反乱があまりにも多く起こり、マルーン【西インド諸島で逃亡した黒人奴隷集団】になるべく大量に脱走したときにやっと成功した。白人の奴隷制廃止の動きはほとんど無かったのだ。黒人達を支援するのにより積極的だったのは女性達だった。彼女らが自分達の自由と人権を求めて同様の戦いを起こしていたからであった。ご存知のように、今日、黒人達の叫びは白人達によって共感を持って聞かれることが無い。我々はおおかた無関心である。「それは彼らの問題であって我々の問題ではない」とでもいうように感じながら。具体的な反乱の脅威があるときにだけ、我々は彼らが何を求めているのかに注意を払う。黒人ホロコーストは今も起こり続けている。アフリカで起こるあらゆる血みどろの紛争の中でである。新植民地主義勢力が鉱物資源、石油、そして土地を支配するために、謀略をめぐらせて流血の「部族的」「種族的」洗浄を奨励することによって競い合っているのだ。現在、ブッシュは石油を求めてナイジェリアを分捕る準備をしている。こうして我々は新たなホロコーストを、新たな独自のホロコーストを経験することになるだろう。黒人達が厳密には我々の兄弟ではなくある意味で人間未満であると我々が感じているからこそ、アフリカの大虐殺は起こるのである。十全な人間性はユダヤ人に対しては決して否定されなかった。彼らは他の民族に対して自分達を尊重させることに成功した。同情するかどうかが一つの目安である。ユダヤ人たちはまさに戦争で資産を失った白人としての、あるいはそれ以上の同情を受け取るのだ。彼らが権力を持てば持つほど多く受け取るのである。 次を見よ。【本文ではここでhttp://www.iht.com/articles/ap/2007/03/20/business/NA-FIN-US-Holocaust-Claim を指定しているのだがいまこのサイトには接続できない。】しかし白人達は最大のホロコースト、黒人達のそれについては同情する考えを自動的に拒否するのだ。その資本が奴隷貿易に直接につながっているあらゆる企業の貿易と税金の記録によって、我々の背負う負債を計算する手段が数多くあるにも関わらずである。

2:
完全に正しい一人のホロコースト否定者がいる。イエス・キリストだ(5)。たった一人のものではあったが、彼の人間としての犠牲はあらゆる虐殺を無にしてしまう。彼は、不当な刑罰を受け入れ、無実の者として、全人間性の名において、あらゆる人間に対する虐殺に対して彼の犠牲が持つ意味を与えた。彼はホロコースト否定者である。彼がそれを受け入れて補償を求めることをしなかったからである。彼はホロコースト否定者である。彼が我々に殺された一人の無実の者は数百万人と同等であることを教えたからである。もしホロコーストがある一人の名もない哀れな人間の犠牲を意味するというのであれば、広い世界で起こるあらゆるホロコーストは、通常の犯罪あるいは事故として、その影を失ってしまう。たぶんイエスは、一部の「学者たち」が言うように、実在の人物ですらなかっただろう。しかし彼は、なぜ我々が決して無実の人々を、あらゆる文明の人間を、決して殺してはならないのかを説明するという仕事を行ったのである。

実際のところ、もしイエスが幻影に過ぎないものであったとしても、ユダ達は完璧な現実だ。そして我々の時代における彼の名はシオニスト新植民地主義である。惨めで無価値な使用のためだけで無実の人間達を売り飛ばし、石油やダイヤモンドなどを求めるためだけで人々を殺している。20世紀においてシオニストたちはパレスチナの植民地所有者として、無実のユダヤ人の家族をヒトラーおよび西側「民主主義」にパレスチナを買う代価として売り渡した。(6)

3:
黒人達は毎日、復活と許しが現実のものであることを我々に教える。我々のすべてが間違いなく現実に罪を犯しているにも関わらず、彼らは我々の世界の中でこの世にある意味を持たせる思想家であり音楽家なのだ! ときどき我々は黒人達を騒音を立てて人々をうるさがらせるものとしてだけ見てしまうのだが、彼らはまさしく『意味を成して』おりそのようなことを埋め合わせているのである。我々シャミールHPの読者は石油よりも音楽を好み、シオニスト=ネオコンの支配計画よりも人間性を好んでいる。あらゆる国で、黒人と白人が良い計画、深く根を下ろした計画に参加することが最も良いことだ。しかし、分かっていなければならない。ギリシャ風合成語で盲目にされてはならない。我々反シオニストの白人が『最高の存在』でも暗闇の中の『光』などでもないのだ。まさに彼らこそが、最も否定された者達こそが、そして犠牲にされてきた彼らこそが、我々にその道を教え示してくれるのである。我々は未だに、ギリシャ人たちがそうであったように、意味の解らぬ翻訳者なのだ。

この人倫の法則に対する一つの極めて単純で宇宙的で伝統的な解釈が存在する。北の極は支配を意味し、東の極は知識を意味し、西の極は活動を意味し、そして南の極は心を意味する。というものだ。白人達は常に支配者として振舞う。それが活動だからだ。しかし彼らは砂上に楼閣を建てる。他の極を忘れるからである。

【翻訳終り】
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●このテーマに関しては阿修羅投稿で次もご参照ください。
http://www.asyura2.com/07/holocaust4/msg/343.html
アフリカ大陸史の見直しで歴史の真相に迫る !!! − 歴史学通説を批判し欧州列強の資料を再検証する ― 」

●次の本の購読もお勧めします。

『アフリカ大陸史を読み直す』(木村 愛二著:2007年5月25日 社会評論社)
第1巻 古代文明の母(2600円)  第2巻 「火砲」の戦国史(2300円)
            http://www.jca.apc.org/~altmedka/hanbai-afric.html

●現在のアフリカからの資源収奪については、次の拙稿をご参照ください。
http://www.asyura2.com/0406/war60/msg/1045.html
『石油熱』のアフリカへの到来(レベリオン誌:全訳)
http://www.asyura2.com/07/war87/msg/985.html
ハイテク・ジェノサイド(Earth First Journal)
http://www.asyura2.com/0505/war74/msg/382.html
「戦争は嘘をつく」:ウルグアイ人ジャーナリストの『水戦争』に関する最新論文(レッ・ボルテール:全訳)

【脚注】
(1)
「ナチによるユダヤ・ホロコースト」を『ヨーロッパの兄弟間の内戦』という感覚は、一部の人々を驚かせるかもしれません。人種的にユダヤ人を完全にヨーロッパ人の一部と見なしているからです。確かにユダヤ人たちは「キリスト教欧州で唯一存在を許された異教徒集団」だったのですが、アシュケナジムは明らかに異人種ではなく、欧州に住むセファラディムにしてもすでに大量に混血しており全く欧州人そのものです。スペインにも元々の「改宗」「隠れ」としてセファラディ・ユダヤ系の人々が多く住んでいますが、もちろん外見では全くわからず、彼ら自身にしても大多数が世俗的で、カトリック教徒でなくてもユダヤ教とは離れており、意識としても全くヨーロッパ人です。
宗教にしても本来は「兄弟(姉妹?)宗教」で、ユダヤ教が「兄貴格」です。しかも世俗世界では2000年近く、キリスト教徒とユダヤ教徒は共同で(決して仲良くという意味ではありませんが)ヨーロッパを作り上げてきました。『異教徒』ではあっても『異人種』の意識は持っていないように思われます。

(2)
著者が「ホロコースト」の定義を語っていないので少々問題なのですが、後に書かれていることとあわせると「人間未満の存在として虐待し虐殺すること」という意味で使っているのでしょう。

(3)
アフリカからアメリカ大陸への黒人奴隷貿易をユダヤ人たちが主体的に担ったことについては、次の拙稿をご参照ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://asyura2.com/0601/war77/msg/126.html
米国ではユダヤ人による奴隷貿易とアフリカ人への虐待を告発する本が
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また上記拙稿中でご紹介したページは以下のもので、
http://www.blacksandjews.com/Jews.of.Black.Holocaust.ag.html
Jews of the Black Holocaust
ユダヤ教ラビRabbi Bertram W. Korn氏による告発が紹介されています。
そして欧州は近世以降、キリスト教徒とユダヤ人の共同作業で大きく繁栄することになります。

(4)
スペインの修道士バルトロメ・デ・ラス・カサスについては次の記事をご参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%82%B9
彼が若いころに黒人奴隷の導入を認めたことを晩年になって悔恨したことは知られていますが、もちろんそんな後悔など巨大な利益と権力の集中の前には消し飛んでしまいます。

(5)
この段落での「キリスト観」と「ホロコースト観」は私にも十分には理解できません。これは、旧来の(つまり第2バチカン公会議以前の)カトリックを知らない人にはほとんど全く理解不可能でしょう。小難しいカトリック神学なのですが簡単に言いますと、一人の被造物(アダム)の犯した罪の結果として人類全体にもたらされた死が、一人の「神の子」が死ぬことによってあがなわれた、ということです。したがってあらゆる虐殺はキリストの死に収れんされる、ということになりますが、まあこの辺は、そんな解釈もあるのかい、という感覚でとらえておいた方が良いでしょう。

(6)
『20世紀においてシオニストたちはパレスチナの植民地所有者として、無実のユダヤ人の家族をヒトラーおよび西側「民主主義」にパレスチナを買う代価として売り渡した。』という部分に関して、シオニストとヒトラーの奇妙な関係については、ユダヤ人の間でもキリスト教徒の間でも、かなりの程度知れ渡っていることのようです。
次の拙稿をご参照ください。
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/454.html
「シオニズムと対決するユダヤ人たち」からの翻訳:『イラクのユダヤ人』(第1部)
http://asyura2.com/0601/war79/msg/1050.html
一般のユダヤ人に対しては「ホロコーストは刑罰」と教えるシオニスト・ユダヤ
http://asyura2.com/0601/holocaust3/msg/103.html
シオニズム:ユダヤ人に対する陰謀(ヘンリー・マコウ著:全訳)
http://www.asyura2.com/0601/holocaust3/msg/443.html
ナチスとシオニストの興味深い関係について若干の考察
http://www.asyura2.com/0601/holocaust3/msg/472.html
バチカンとナチスの関係はそこまで単純ではないようです

英語の情報ですが、
http://www.washington-report.org/backissues/0798/9807048.html
Zionism and Anti-Semitism: A Strange Alliance Through History

ただここで、『西側「民主主義」に』売り渡したという箇所には「?」と思う人が多いでしょう。もちろんこの『西側「民主主義」』というのはナチスを生んだ母体が持つもう一つの顔に過ぎません。
(参照)
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/928.html
「ユダヤ」の陰謀は大英帝国主義である(ヘンリー・マコウ著:全訳)
http://www.asyura2.com/0601/cult3/msg/619.html
ユダヤ教の“ゴイム・バージョン”:『リベラリズムの暴政』I・シャミール著:全訳

また次の情報も超重要でしょう。
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/400.html
全米マスコミが60年間隠蔽しつづけた“爺ブッシュとナチスの腐れ縁”が政府公文書ではっきり確認された 佐藤雅彦

英語の情報ですが、
http://www.country-liberal-party.com/pages/Bush-Nazi-links.htm
Timeline of Treason: The Bush Family Connections to the Nazis
http://en.wikipedia.org/wiki/Operation_Paperclip
Operation Paperclip

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全体的に言いますならば、あらゆる現象を宗教的に解釈する伝統的カトリシズム、特に「罪の意識」をベースの感覚として持っているポウミエル氏に付いていくのは大変ですし、またその必要も無いでしょう。しかし、ここにごちゃ混ぜにして提示されているものの中には、つい日ごろから忘れがちになる重大なポイントが多く含まれているように思います。

2と3の「哲学的な部分」はともかくとして、1の部分に書かれてある点は重要でしょう。「ユダヤ・ホロコースト」に対してあれほど「罪の意識」を感じる欧州人や米国人が、アフリカ人や中南米人に対して、どれほどの意識をしているのか、ということですね。

以前に奴隷貿易でしこたまもうけた者達の子孫とその資本が、今日、利潤のために彼らを戦争に煽り立て生活基盤を奪い、その上で「人道的援助」と称して欧米人に頼るしか生きる方法が無いようにさせ、その犠牲の上で欧米と日本や中国などの繁栄が作られるわけです。そしてそれをほとんど意識せずに、例えばアフリカ人の血が染み込んだ携帯電話を使う人間の、知らず知ろうともせず知っても感じないようにする意識こそが、本当に恐ろしいものなのでしょう。

あれこれと小難しい神学を語るポウミエル氏の言いたいことは、結局、そんなところではないでしょうか。

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