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考察者Kの組合論 ダイナモさんのレスに代えて
http://www.asyura2.com/08/idletalk30/msg/333.html
投稿者 考察者K 日時 2008 年 2 月 23 日 16:13:03: JjkI8nWTpj0po
 

Kが団体不信なのかというと「そうではない」と自分では思っています。

ただし、Kの基本思想として「警察と労働組合はなくて良いなら平和の証拠」というものがありますから、一般的な基準に当てはめれば「組合不信」かもしれません。
しかし、Kは団体の力を「不当に軽視しているわけではない」ので、団体もしくは集団というものを「他人の意見ではなく、自分の判断として公平な目で評価している」と自分では考えています。

この辺で「組合論」を書いておきましょう。
Kとすると「組合というのは、参加したい労働者が自分の自由意志において、自分の得意分野において、自由に参加できる事」を理想と考えています。

組合費というものがあり、貧乏組合員からも強制的に徴収し、なんやかんやと動員を行い、訳の分からない署名を強制し、半ば脅し(=仕事で協力しないとか教えない)というような事をして加入させ、選挙などで支援団体の集票マシーンとして機能させるのは「組合」の本来の姿には遠いと思います。
労働者の人権を保護すると言うより「労働者(=組合員)を駒」として扱い、労働者の人権を無視しているような営利団体」なら、必要悪としてすら「存在価値などない」とも思っています。

金のある人は「資金面で協力」して
「貧乏組合員からは組合費など徴収せずに、逆に支援金を送る」
知恵あるものは「アイディアを出す」
言葉の巧みなものは「言葉で協力」
音楽の才能のある者は「音楽で協力」
絵を描くのが好きな者は「絵の分野で協力する」

ともかく、得意な分野において「労働者の地位向上と人権保護」という事で団結して全体として行動するような「労働者主権団体」であるなら「団体」での活動でも良いでしょう。

個人の出来る事は限られています。誰でも不得意分野はあり、ミスを犯します。
ほとんど全ての人は「完全」ではありませんから、死角を監視し、不得意分野を補い合えるなら「悪い事はありません」

同じ目標に向かって進むのなら「一人より二人、二人より三人、三人より大勢」の方が確実に有利です。

しかし、組合が「構成員の人権よりも、組合という団体の存続を重視するようになったら、本末転倒であり、そんなもんはいらない」と考えます。

基本的には「組合が必要なのは、労働者の不利益を無くす」と言う事が目的です。
本来的に保障されている人権保護のために「労働者が組合という負担を負わねばならない」という理由なんてないのです。
仮に「組合を作り、活動をするという負担」が、「組合が機能して回復される不利益」を上回るのなら、何のために「組合活動をするのか?」と言う事になるでしょう。
ただし、これは「個人的な視点」であり「明日の労働者のため」という視点を入れれば、大局的な判断における「損得」は変化するでしょう。

「組合は作る」のではなく「(必要に応じて)作られる」と思います。
組合費を払っているから、組合員が「お客さま」になり「組合役員にオンブにダッコに肩車」では「それは、圧力団体ではなく烏合の衆」になります。

つまり、嫌々と思っている者を「集めて、無理矢理結成しても、機能しない」のです。
少数精鋭でも「やる気のある者」が集まって「出来上がった集団」の方が「機能する」のではないかと思っています。

好きで活動するのでなければ「長続きもしないし、十分な機能発揮もしない」と考えています。

>【現状が、雇用者側からの不当な権利はく奪下であってもそれを問題として認識できない状態にさせているのでしょう。】

どうなのでしょう?確かに一定の割合では「そのような例」もあるでしょうが、現在においては「かなりの情報が流通しているので、自分の労働条件がルールに沿っていない」と気付いている人も多いと思います。
ここでの問題は「気付いた人が声を上げやすい環境があるのか?」ではないでしょうか?

更に言うと「労働者は組合員になるのが当然ではない」のです。
どうも、ダイナモさんは「労働者」イコール「組合員になるべき」という思考を感じます。
労働者は「労働を提供する事で生活の糧を得る対価報酬者」であり、所属企業が労働者の人権を重視してくれるなら「対価報酬の拘束時間以外は自由人」なのです。
労働組合に入るのは「義務ではない」のです。

>【まずは労働者としての自分を自覚することからすべては始まります。これは特に非正規労働者にとってはとても大切なことだと思います。】

労働者としての自覚は大切ですが、なにも、イコール「労働組合に入ると言う事」ではないと思います。
「組合に加入させてももらえない、名ばかり管理職だって労働者の自覚を持っている人は多数いて、自分なりの方法で戦っている人もいる」でしょう。

東京管理職ユニオンが結成された状況は良く分かりませんが、まずは既存の組合の否定があり、多分ですが、あえて「組合」という語句を避け、ユニオンという語句を採用したのでしょう。
「労働組合」という枠に囚われている限りは「この先に進むのは難しい」と思っています。
「労働組合」という手法は「旧時代の手法」なのだろうと考えています。
この先に進むためには「新しい時代の手法(=労働者の人権の手法)」が必要かもしれません。

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