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寄る辺なき生の謂われを虚構(幻想)に求めてしまう人間の性(さが)
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投稿者 彼岸楼 日時 2008 年 7 月 07 日 00:52:53: njbqC.Mf1PyZ2
 

(回答先: 天皇制に関するアイデンティティ(自出自我)とナショナルアイデンティティ(国家的自我)について。 投稿者 Ddog 日時 2008 年 7 月 06 日 14:46:11)


 Ddogさん、こんにちは。


 それが“呈上”された、もしくは“降服”した人の心の有り様なのでしょう。しかもDdogさんの場合は情念的というよりは理性的であるからこそ、少なくとも“会話”が成立しているのだと思っています。
 けれども、関連することでは、嘗てアルファンド氏と同じような遣り取りをし、“呈上”された方との“対話”は難しいとの結論に到った憶えがあります。理由はとりわけ“降服”した方が幻想にたいする拘りを自ら取り外すことなど最早望むべくもないと覚ったからに外なりません。
 ここで謂う幻想にたいする拘りとは、ブラック・ボックスの中身を具にしようとはせずにそれについての御託を並べたり、御神体を実見することもなきままにそれを有り難く拝んだりする所作に類するものです。
 ところで、自分には相思相愛の恋人がいると語る人に、恋人の何を知っているのかと尋ねてみても明確な答えが返って来ないことが多く、一方的な想い込みと受け取られても仕方が無いようなケースに度々出くわすのですが、Ddogさんは日本人の、そして天皇(制)の一体何を知っているというのでしょうか。

 >戦前の皇国史観のナショナルアイデンティティは僅か80年足らず(実際は50年足らず)の歴史しか無く否定は容易であったが、昭和天皇が行幸し全国を慰問し続け、圧倒的大部分の国民は昭和天皇を熱烈に歓迎し受け入れている様子を確認したGHQは、2000年続く伝統の皇室というナショナルアイデンティティの存在否定は不可能と判断したのではないかとおもいます。

 戦後の行幸の意味は天皇の人間宣言の浸透化にあり、それ故GHQも受け入れたというのが真相ではないでしょうか。しかし、それによってGHQが日本人の真実の姿を垣間見ることになったのかどうかは判断が難しいところです。

 >言語が民族や杜会集団の構成員に共通する伝達手段だとすれば、言語を共有する人びとは共通のアイデンティティを保持している場合が多いのは当然なことと思われる。日本の全人口は1億2000万人を超えるが、これほどの数の国民が一言語のみを母語とし、しかも他民族(他国民)と同一言語を共有しない例は地球上にほとんど存在しない。(朝鮮が順ずる)

 約13億人の中国(中国語)や約8000万人のエジプト(アラビア語)の歴史を忘却してはなりません。そのような牽強付会な物言いは自身の論考を自ら毀損するに等しい所作です。

 “在日地球人”を自認している私ですが、常時そう意識している訳ではありません。おそらく、それを自覚することになるのは地球外生命体が攻めて来たときでしょう。
 普段着のナショナルアイデンティティは、永遠不変なものではなく、極めてドメスティカル(域内的)なものであることを免れ得ません。さらには、その殆どが上部構造によって意図的に造り出され流布された虚構に過ぎぬものです。それが天皇(制)をはじめとする神格化した権威を背景とするシステムを信じるには値しないと考える所以です。

 Auf Wiedersehen.
 

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