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キプロスに左派大統領/南北再統合交渉前進掲げる(しんぶん赤旗)
http://www.asyura2.com/08/kokusai2/msg/147.html
投稿者 gataro 日時 2008 年 2 月 26 日 16:47:22: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-02-26/2008022607_01_0.html

2008年2月26日(火)「しんぶん赤旗」

キプロスに左派大統領
南北再統合交渉前進掲げる

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 地中海の島国、キプロス共和国で二十四日、大統領選の決選投票がおこなわれ、キプロス共産党を前身とする勤労人民進歩党(AKEL)のクリストフィアス書記長が右派のカスリデス欧州議会議員を破り、当選しました。最終得票率は、同書記長が53・36%、カスリデス氏が46・64%。

 同国では、二〇〇三年二月に就任したパパドプロス大統領のもと、北側の「北キプロス・トルコ共和国」(トルコのみ承認)との再統合交渉が停滞していました。クリストフィアス氏は、国連の仲介による交渉を再開させると主張。同氏の当選で交渉が再び軌道に乗ると期待されています。

 同氏は、欧州連合二十七カ国中で唯一の共産党系大統領となる点でも注目されています。

 クリストフィアス氏は、当選確定後、首都ニコシアで演説。「トルコ系の同胞と政治指導者らに友情の手を差し伸べる。共通の大義である国の平和に向けてともに努力しよう」と述べました。

 一方、「北キプロス・トルコ共和国」の報道官は二十四日、タラト大統領がクリストフィアス氏に祝賀の電話をかけ、できるだけ早い時期に会談することで合意したことを明らかにしました。

 AKELは、国連決議にもとづくキプロス統一とギリシャ・トルコ両民族の共存、貧困撲滅などを掲げると同時に、国内の英軍基地撤去を要求。九〇年代以降の総選挙では一貫して30%を超える得票を維持しています。

 同党の前身キプロス共産党は、一九二六年創立。英国占領下で一時非合法化された後、一九四一年に合法政党として同党が創立されました。

 現在は、欧州の共産党・左翼党で構成される欧州左翼党にオブザーバーとして参加。二〇〇五年十一月に開かれたAKEL第二十回大会には日本共産党の代表が出席しました。同党からは日本共産党の大会にメッセージが届けられています。


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 キプロス共和国 一九六〇年に英国から独立。六三年、北部トルコ系住民の権利を制限する憲法修正をきっかけに内戦になり、七四年にギリシャ、トルコ両国が軍事介入。トルコは北部約37%を占領、八三年に「北キプロス・トルコ共和国」の独立を宣言。二〇〇四年四月に全島で住民投票が実施された国連提示の再統合案を、北部は承認したものの、ギリシャ系住民が中心の南部が否決し、再統合交渉は中断しました。この結果、南部だけが欧州連合(EU)に加盟しています。

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1. 2017年7月25日 16:54:33 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-4975]
2017年7月24日(月)
キプロス勤労人民進歩党のキプリアヌ書記長と緒方副委員長が会談
核兵器禁止、外国基地撤去、脱原発で共同を確認

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-24/2017072402_02_1.jpg
(写真)21日、ニコシアのAKEL本部で会談するキプリアヌAKEL書記長(右から2人目)と緒方副委員長(その左)、ポリカルプ国際責任者(右)、米沢国際局員(左)

 キプロス勤労人民進歩党(AKEL)の招待で同国を訪問中の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者を団長とする日本共産党代表団(団員・米沢博史国際局員)は21日、ニコシアのAKEL本部で、同党のアンドロス・キプリアヌ書記長と会談しました。

 キプリアヌ氏は初めての日本共産党代表団の公式訪問を歓迎、東京都議選で大きく躍進したことに祝意を述べました。緒方氏はこれに感謝し、滞在中に10を超える多面的な会合を通じて、相互の理解を深める機会になったと述べました。

 両氏は今後の両党間の協力の課題を話し合い、以下の三つの課題を確認しました。

 (1)核兵器禁止条約が採択された新しい段階で、その実現のために共同する(2)外国軍事基地撤去で相互の交流を強化する(北キプロスにはトルコの軍事基地、キプロスには二つの英国軍事基地がある)(3)キプロス近くのトルコ原発建設に反対する運動と、日本の原発事故の経験とたたかいを結び付け、原発反対の課題での共同を強化する。

 キプリアヌ氏は、キプロスの再統一を目指して行われた国連事務総長仲介の協議(1〜7月)にキプロス政府代表団とともに参加した経験を紹介。この問題についてのAKELの立場と政策を詳細に説明しました。

 両氏は、今後、両党関係をさらに発展させていくことで合意しました。

 その後の昼食会で両氏は、外国軍事基地問題、国会と地方選挙でのそれぞれのたたかいの経験、社会変革の基本的方針の提起と有権者との関係についての考え方などで意見交換しました。

 これに先立つ20日、「日本共産党を知るための会合」がAKEL本部で開催され、同党のポリカルプ国際責任者が司会し、同党中央委員会の各部局の責任者・担当者20人余が参加しました。緒方氏は日本共産党の路線、対外関係、党建設について紹介し、参加者からの質問に答えました。

 代表団は滞在中、キプロス労働連盟(PEO)、キプロス女性団体連盟(POGO)、統一民主青年組織(EDON)、プロメテウス研究所(AKELのシンクタンク)、AKELニコシア市委員会などとそれぞれ懇談しました。

 キプロス勤労人民進歩党(AKEL) 英国の植民地支配のもとで1926年に創立されたキプロス共産党が41年に合法政党としてAKELに改称。60年のキプロス独立後、総選挙で常に30%前後の得票率を維持しています。2008年の大統領選挙では国会議長も務めたフリトフィアスAKEL書記長が53%の得票で当選。2013年に下野したものの現在16議席(全58議席中)で、2議席差で第2党。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-24/2017072402_02_1.html


2. 2017年7月26日 16:50:10 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-4954]
2017年7月22日(土)
キプロス国会議長と緒方副委員長が会談

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-22/2017072204_02_1.jpg
(写真)19日、キプロス国会内で会談するシルリス国会議長(右から2人目)と緒方副委員長(同3人目)

 キプロス勤労人民進歩党(AKEL)の招待でキプロス共和国を訪問している日本共産党代表団(団長=緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者、団員=米沢博史国際局員)は19日、キプロス国会で、デメトリス・シルリス国会議長(与党・民主運動党出身)と会談しました。

 シルリス議長は来訪を歓迎。緒方氏は、2011年の東日本大震災と福島原発事故の直後に、キプロス国会が地震・津波の犠牲者へのお見舞いと原発事故の被災者への支援と連帯を呼び掛けた決議を採択したことに感謝を表明しました。

 議長は、原発問題にかかわって、地中海を挟んだ対岸のトルコにロシアの技術で建設予定のアクユ原発について、技術的には完璧で安全だとロシアは説明しているものの、国民的な大きな懸念になっていると述べました。

 緒方氏は、科学的に安全性が確立している原発は存在しないと述べたうえで、放射能を時間的にも空間的にも閉じ込める事故対応ができない特異な危険性を指摘。さらに、8万の被災者がいまだに故郷に戻れない日本の経験を説明しました。

 緒方氏は、1974年以来トルコに占領されている北キプロスとの再統一問題について質問し、議長は、北東アジアに存在する領土紛争について質問しました。両氏はそれぞれに答え、なごやかに話し合いました。

 この会談には、バシリキ・アナスタシアドゥ国会事務総長、ベラ・ポリカルプAKEL国際委員会責任者が同席しました。
核兵器禁止へ協力を
キプロス外務統括審議官と会談

 緒方靖夫副委員長を団長とする日本共産党代表団は17日、キプロス外務省を訪れ、スタブロス・アンブロシウ外務統括審議官と会談しました。

 アンブロシウ氏は、1960年の独立以来、外交関係を持っている日本が、来年ニコシアに大使館を開設することを紹介し、これが両国関係の発展に弾みとなると述べました。緒方氏は、野党ではあるが、両国の多面的な関係の発展に大賛成であり、力を尽くしたいと応じました。

 緒方氏は、核兵器禁止条約の国連会議で、キプロス代表の熱心な提案と発言を聞き、同条約の採決に賛成した光景を目の当たりにした経験を伝え、「欧州連合(EU)加盟国の参加がわずかなもとで、キプロスの積極的な貢献をたいへんよろこんでいる」と述べました。

 アンブロシウ氏は、その評価に感謝し、「核兵器禁止条約締結の問題で、あなた方と共通の立場であることを大変うれしく思う」と語りました。

 緒方氏は「条約採択後のこれからがいよいよ重要となります。ともに協力を強めましょう」と語りかけると、アンブロシウ氏は「そうしましょう」と応え、握手を交わしました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-22/2017072204_02_1.html


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