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先祖帰りをしたバンドウイルカの「はるか」/お腹にヒレ 祖先はカバに似て陸上生活
http://www.asyura2.com/08/nature3/msg/195.html
投稿者 gataro 日時 2008 年 5 月 25 日 17:44:21: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10100000749.html から転載。

2008-05-25 16:52:32
gataro-cloneの投稿

先祖帰りをしたバンドウイルカの「はるか」/お腹にヒレ 祖先はカバに似て陸上生活
テーマ:閑話休題


和歌山県太地町の町立くじらの博物館は5月22日、世界で初めて見つかった腹ビレのあるバンドウイルカを一般公開した。愛称は公募の結果、「はるか」に決定した。

町立くじらの博物館・名誉館長の大隅清治さんの説明を読むと、「はるか」の希少価値の高さがよくわかる。また、「はるか」に関する初の研究プロジェクトに関しては地元紙「紀伊民報」記事を転載しておいた。何千万年にも及ぶ進化の過程を想像するだけでロマンがかき立てられる。

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http://www.town.taiji.wakayama.jp/topics/topics061110.html

先祖帰りをしたバンドウイルカ(古式捕鯨発祥の地・太地町)

 

 2006年10月28日に、太地町の沖から追い込み漁業者によって生け捕りにされた118頭のバンドウイルカの群れの中から、1頭の腹鰭が付いている個体が、世界で初めて発見されました。
 現生の哺乳類の中ではカバと最も近縁な、熱帯の古テーシス海の近くで生活していた原始偶蹄類が、水に親しんで生活するうちに、次第に水との関係を深めてゆき、約5千万年前に完全水生のムカシクジラ亜目に進化し、やがて約3千万年前に、それが現生のヒゲクジラ亜目とハクジラ亜目に分かれ、その後も進化を続けて現在に至っております。
 鯨類の祖先が水中生活に入ると、水には浮力があり、陸上のように四肢で体を支える必要がなくなりましたので、前脚は遊泳方向を転換するための胸鰭に変化し、役に立たなくなった後脚は次第に退化して消失して、現在の流線型の体形になりました。
 ところで、「個体発生は系統発生を繰り返す」という法則通りに、鯨類は全て、発生のごく初期の体形は一般の哺乳類によく似ていて、腹の後ろの部分に後脚の原器の突起が存在し、発生が進むに連れてそれが吸収、消失されます。その過程は進化の間に獲得した遺伝子の働きによると考えられています。
 ごく稀には、生まれた後も後脚の痕跡が残って、後脚の位置に隆起が見られる個体が見つかる場合があります。しかし、今回発見された個体のように、後脚が腹鰭になっている例はこれまで世界で全く報告されておりません。さらに、これまでの例は全て死んだ後に見つかりましたが、今回はそれが生きて発見されました。
 この個体は、恐らく遺伝子の突然変異によって、後脚だけが3千万年以上前の時代に先祖帰りしたものと思われます。太地町立くじらの博物館では、この学術的に大変貴重なイルカを、できる限り健康に育てて、多角的に研究して鯨学の発展に貢献するとともに、その貴重な個体を皆様に公開して、実際に泳いでいる姿を観察して頂けるように、職員一同が現在一生懸命努力しております。どうぞご期待下さい。

           太地町立くじらの博物館名誉館長 
           大 隅 清 治

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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=145546
                              
腹びれイルカ生態解明へ 大学教授ら研究チーム(紀伊民報)

東京海洋大学(東京都港区)の加藤秀弘教授らは7日、和歌山県太地町立くじらの博物館の腹びれを持つバンドウイルカ「はるか」に関する初の研究プロジェクト運営委員会を東京海洋大で開き、繁殖や行動などを研究する4つのチームを設置することを決めた。


 委員会は加藤教授が委員長を務め、日本鯨類研究所の大隅清治顧問、くじらの博物館の林克紀館長、沖縄美ら海水族館の内田詮三館長らの委員で構成する。

 加藤教授らはこれまでの研究成果について報告。腹びれの動きを計20時間ビデオ撮影し、分析した結果、188回動きがあったうち、約40回は水流の影響などではなく、自立的に動いているものだと確認したという。

 委員会では、さらに研究を進めるため飼育管理し、繁殖を目指す「生理繁殖研究グループ」▽正常な個体と行動を比較観察する「行動機能研究グループ」▽腹びれの退化過程を研究する「遺伝研究グループ」▽腹びれやそのほかの体の構造を研究する「形態研究グループ」の4つのチームを設置した。

 加藤教授は「『はるか』は学術的に貴重な資産。慎重に研究をすすめ、鯨類ひいては哺乳(ほにゅう)類の起源の解明に貢献したい」と話している。

 はるかは2006年10月、太地町沖で追い込み漁をして捕獲した。雌で、生殖器の左右に1対の腹びれを持つ。発見時の体長は273センチで、体重は220キロ。遺伝子の突然変異によって後脚が先祖返りしたものではないかと考えられている。現在、博物館で飼育展示している。


【腹びれがあるバンドウイルカ「はるか」(和歌山県太地町立くじらの博物館で)】

('08/05/10)

 

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