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<木下昌明の映画批評>ルーマニア映画「4ヶ月、3週と2日」【レイバーネット】(どこへ行く、日本。)
http://www.asyura2.com/08/reki01/msg/253.html
投稿者 gataro 日時 2008 年 3 月 18 日 22:07:38: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10080988805.html から転載。

2008-03-18 21:04:11
gataro-cloneの投稿

<木下昌明の映画批評>ルーマニア映画「4ヶ月、3週と2日」【レイバーネット】
テーマ:閑話休題


旧体制下のルーマニアで国禁の妊娠中絶を受けるための必死の交渉から中絶にいたる緊張を、写実的に描き出した見ごたえある作品のようだ。文革期の中国でも下放青年が「性と妊娠」の問題に直面したと聞いている(「小さな中国のお針子」「延安の娘」)。いずれにしても「社会主義」の名を借りて悲惨な運命を押しつけたものであって、怒りを禁じ得ない。カンヌ映画祭でゴールデン・パーム賞受賞作品。

4 Months, 3 Weeks and 2 Days - Golden Palm Winner at Cannes

I finally found a good quality clip of this truly beautiful film, that won the Golden Palm at 2007 Cannes Film festival.

http://jp.youtube.com/watch?v=dbAYPt1mpgI

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http://www.labornetjp.org/news/2008/1205832260579staff01

●映画「4ヶ月、3週と2日」
チャウシェスク政権時代の中絶

快楽としての性を描く映画は多いが、それとは裏腹の妊娠中絶を追究した映画は極めて少ない。日本映画では大島渚の「青春残酷物語」で、中絶した娘のベッドのそばでりんごをかじる若者のシーンが話題となったが、中絶自体をとやかく言う者はいなかった。

 外国映画では「主婦マリーがしたこと」(仏)や「ヴェラ・ドレイク」(英)が思い浮かぶ。いずれも昔の題材で、中絶禁止法に苦しむ女に主婦が同情して始めた堕胎業によって罪に問われる内容。日本には今も堕胎罪はあるが、空文化して久しい。

 が、中絶問題はいつの時代でも男女の間に横たわる難問だ。そして往々にして時の政府が介在し、一層女性を苦しめる。例えばルーマニアではチャウシェスク政権時代、国力増強のために出産が奨励され、中絶は厳しく取り締まられた。昨年カンヌでパルムドールを受賞したクリスティアン・ムンジウ監督の「4ヶ月、3週と2日」は、その政権末期の首都ブカレストを舞台に、この難題を描いている。

 映画は、ある一日、大学の寮に住むガビツァが、同室のオティリアに中絶の手伝いを頼むところから始まる。オティリアはホテルを予約し、堕胎医の中年男とも会い、いざ中絶の段になって金銭で一悶着……といった具合に、もっぱら中絶問題に焦点を当てている。それもハンドカメラに長回しの手法で、オティリアの行動を追いかける。そこから閉塞した時代背景も見えてくるが、時にサスペンス映画でも見ている気分にさせられる。ここでは言えないが、「すさまじい場面」も出てくる。

 また、オティリアが恋人に「わたしが妊娠したらどうする?」と尋ねると、男は満足な返答ができない。そのシーンに、男の性(さが)の救いがたさをみて胸が痛くなる観客も出てこよう。うーん、筆者もその一人。

 チャウシェスクの処刑後、ルーマニアでは大量の捨て子問題が明るみに出て、日本でも「マンホールの生活者」が一時騒がれた。あの子たちはどうしたろう? (木下昌明)

*「サンデー毎日」2008年3月16日号所収


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