★阿修羅♪ > 歴史01 > 281.html
 ★阿修羅♪
れんだいこのカンテラ時評394  【日本神話の最大の謎としての邪馬台国と出雲王朝の抹殺考】
http://www.asyura2.com/08/reki01/msg/281.html
投稿者 こげぱん 日時 2008 年 4 月 23 日 22:04:11: okIfuH5uFf.Lk
 

http://otd10.jbbs.livedoor.jp/1000013618/bbs_plain

Re:れんだいこのカンテラ時評394 れんだいこ 2008/04/20 23:15

 【日本神話の最大の謎としての邪馬台国と出雲王朝の抹殺考】

 日本神話を渉猟してみて気づいた事がある。それは、記紀の日本神話のみならず古史古伝と云われる上古代史書の全てにわたって邪馬台国の記述が見当たらない事である。不自然極まりない。魏志倭人伝は、紀元3世紀頃の倭国の様子をかなり克明に記しており、卑弥呼の支配する女王国とその直接の統治国・邪馬台国についても言及している。倭国の様子の正確さからすれば、女王国及び邪馬台国の記述も然りで正確とすべきだろう。距離と方位の問題でなかなか辿り着けないのだけれども。

 ところが、記紀の日本神話だけならまだしも、既に幾多も世に出ている古史古伝でさえ女王国及び邪馬台国に関する記述が無い。これは非常にオカシナことである。記紀が何らかの事情で邪馬台国に言及し得なかったとするなら、古史古伝が訂正するべきだろう。ところが、この古史古伝にも記述が無い。気の遠くなるような超古代史に言及している割には肝腎な箇所の記述が欠落している。これは蜃気楼的幻である。

 それと同様に、記紀の日本神話に事あるごとに登場する出雲王朝についても、古史古伝も含めて正面からの記述が無い。正確には、れんだいこはそれら全てに目を通している訳では無いので、公開されている記述からすると無いということになる。これはとても不思議な事である。れんだいこは、そういうことに気づいた。

 邪馬台国と出雲王朝、両者がどのように関係するのかしないのか不明であるが、面と向かった記述が無い点で驚くほど共通しており、古代史上の最大ミステリーの双璧となっている。この点に注意を喚起しておく。どなたか為になる、為りそうなのでもよいから何か聞かせてくれないだろうか。

 れんだいこがこれに拘るのは、日本古代の原基的な社会の在り方、政体の在り方、古代人の生活の様子を知りたい為である。現下の政治の貧相を思うとき、別に理想視する訳では無いけれども、唐文明、西欧文明に汚染される前の日本的政治の良さと限界を見極めたい為である。

 ここをしっかり把握しておかないと、唐文明、西欧文明の吸収の仕方の偏向に気づかないのでは無いかと思っている。唐文明、西欧文明を知る事学ぶ事は大いに結構だが、鵜呑みにしてはいけないと思うからである。唐文明、西欧文明の限界が明らかになりつつある今、土着的在地主義的な共生主義に基く現代的価値観、政治論を生み出したい為である。

 穀物だって身土不二と云う。伝来のものが一番馴染んでおり、その良さと限界をうまく知りつつうまく漕いで行くのが望まれているのではなかろうか。その点、明治維新以来、戦後以来、我々は大事なことを知らぬまま駄弁ばかりしてきたのではなかろうか。日本左派運動が身につかないのは、こういう理由に拠ってではなかろうか。れんだいこにはそういう思いがある。何とか切り拓きたい。諸賢のご示唆求む。

 2008.4.19日 れんだいこ拝

---------
れんだいこ 人生学院
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/jinsei/

  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 歴史01掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。