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欧米人の、「可哀想だから恵んでやろう」という意識は、一段上から相手を見下している発想だ。そこには「過去の自分たちの罪」へ
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投稿者 TORA 日時 2008 年 7 月 12 日 17:03:42: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu171.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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欧米人の、「可哀想だから恵んでやろう」という意識は、一段上から相手を
見下している発想だ。そこには「過去の自分たちの罪」への反省がない。

2008年7月12日 土曜日

◆歴史と現在 7月11日 nandoブログ
http://nando.seesaa.net/article/102659188.html

 歴史を学ぶことは大切だ。なぜなら現在は歴史に制約されているのだが、人々はそのことに気づかないからだ。つまり、「自分の発想は歴史に制約されている」という真実に。

 難民問題であれ、外国人労働者問題であれ、欧州は日本に「人道的に対処せよ」と要求する。たいていの日本人はあっさり納得ができないのだが、(朝日のような)欧州かぶれは、「欧州がそういうんだから、彼らが正しいんだろう」と思って、彼らの言い分を信じる。
 しかし、歴史を知ると、意外な真相がわかる。

 欧州は「人道的に対処するべし」と主張する。では、なぜか? 彼らが人道的であるからか? 違う。彼らの歴史的な過ちがあったからだ。
  ・ ヒトラー時代のユダヤ人
  ・ ユダヤ人,ジプシー(ロマ),中東移民

 前者は、「難民」という形で、過去の汚点となった。日本は杉浦千畝の力で多くのユダヤ人を受け入れたが、欧州の多くはユダヤ人を受け入れず、ガス室送りにした歴史があった。その後ろめたさから、「もうあんなことは二度とあってはならない」と思って、「難民を受け入れよ」と主張するようになった。
 後者は、やはりユダヤ人などとの関連で、過去の汚点となった。国籍や人種などを理由として、ナチス占領下でナチスの方針に従い、外国人を職場から追放することがあったが、「もうあんなことは二度とあってはならない」と思って、「外国人労働者を差別してはいけない」と主張するようになった。(また、これには、米国の黒人差別も関係する。)

 以上からわかるように、欧州にはナチス・ドイツ時代の汚点がある。ヒトラーの言い分に唯々諾々としたがって、非人道的なことをなした、という汚点が。
 そして、悪しき過去のの反動として、現在においては逆のことをなそうとする。つまり、「難民を受け入れよ」「外国人労働者を差別してはいけない」と過剰に主張するようになる。

 ここには、「過去が現在に波及する」という形の原理がある。そのことに注意しよう。
 欧州が人道的なことをやっていると見えるのは、欧州が人道的で、日本が非人道的であるからではない。その逆だ。欧州はあまりにも非人道的なことをなしたから、その後ろめたさから、逆のことをしているだけだ。
 なのに、そういう歴史もわきまえず、「欧州のことを真似しよう」と思うようでは、ただの欧州かぶれにすぎないのである。

 朝日の立場は、たとえれば、こうだ。
 「欧州が人殺しをしたから、われわれも人殺しをしましょう」
 「欧州が人殺しを反省したから、われわれも人殺しを反省しましょう」

 こんな欧州かぶれの発想では駄目だ。むしろ、「欧州には非人道的な歴史がある」と知った上で、「過去の逆をやろうとしても、そんなのは後ろめたさを隠すだけだ」と見抜くべきだ。
 そして、そのためには、欧州の歴史をはっきりと理解しておく必要がある。さもないと、「欧州は人道的だから、そういうことをしているんだな」と勘違いするようになる。

 比喩的に言えば、殺人犯が出所後に社会奉仕をするようなものだ。
 駅前でゴミ掃除をしている人を見かけたとしよう。その人が社会奉仕活動をしているのを見て、「立派だなあ」と思ったとしよう。で、先生が生徒に教える。「あの人は立派です。あの人の真似をしましょう」
 すると生徒は、その人に話を聞いて、彼が過去に殺人を犯したことを知る。先生に「あの人の真似をしましょう」と言われた生徒は、こう思った。「じゃ、僕も殺人をして、出所後にゴミ掃除をしよう」

 他人が善行をしているからといって、それが善意から出た人道的な行為であると思い込んではならない。ただの「罪滅ぼし」であることもある。
 そして、「罪滅ぼし」のやっかいな点は、次のことだ。
 「自分が善をなしているというつもりなので、やたらと過剰になる」
 つまり「度が過ぎる」というふうになりがちなのだ。

 たとえば、外国人労働者問題では、「過剰な受け入れ」という問題がある。やたらとアラブ圏の人口を受け入れたせいで、今日では社会問題になってしまったりする。何でもかんでも外国人労働者を受け入れればいい、というものではないのだ。
 そこで、朝日のような偽善的な人は、「数を限って受け入れればいい」と主張する。しかし、これこそ、「偽善」の最たるものであろう。
  ・ 少しでもやることで、「善」をしたフリができる。
  ・ 数を限ることで、実効性がほとんどない。

 たとえて言うと、貧者が千人いるときに、千人に十円ずつ上げるのではなく、一人に一万円を上げる。上げる金額は同じだが、ごく少数の人を特別豊かにさせて上げることで、「おれはこんなに善行をしたんだ」ということを目に見える形で理解できる。
 これが偽善家の特質だ。 (朝日はもうちょっとタチが悪くて、自分では金を出さず、他人に金を出させようとする。真の偽善家。 → 善と偽善 )

 なお、欧州人は、朝日の上手をゆく。次のことだ。
 「かつて植民地にした国々を助けたい。また、難民も助けたい。しかし、自国で受け入れるのは、大変だ。だから、自分たちの受け入れを、日本に任せたい。本当は、アジア・アフリカ各国を植民地にしたりして、ひどい目に遭わせたのは、自分たちなのだから、自分たちが責任を取るべきなのだが、自分たちは戦勝国だから、責任を取りたくない。戦敗国に責任をなすりつけたい。だから、馬鹿な日本に、自分たちの歴史の尻ぬぐいをさせよう」
 こういう理屈で、日本に「難民を受け入れよ」と主張する。尻ぬぐいをさせるために。
 すると、お馬鹿な欧州かぶれの人々が「はい、喜んで尻ぬぐいをします」と叫んで、「日本でも難民を受け入れましょう。外国人労働者を受け入れましょう。それが人道的なんです」と主張する。

 歴史を知らない阿呆は、「人道的」という言葉に、あっさりと騙されてしまうのだ。

 [ 付記 ]
 では、どうすればいいか? そんなことは政治家や経済学者ならば、誰でも知っている。こうだ。
 「日本に来た少数の人々に巨額を与えるのではない。(1国あたり千人ぐらいに、日本人としての豊かな待遇を与えるのではない。」
 「かわりに、本国に留まっている人々全員に、豊かになる方法を与える。つまり、経済援助をする」
 この方法は、実際、成功してきた。日本が資金や技術を援助したアジア各国では、戦後、すばらしい経済成長を成し遂げた。
 その一方、欧州はアフリカ各国にほとんど経済援助をしなかった。「ミルクを与える」「薬を与える」というような人道的な援助をしたことはあったが、「学校や道路を与える」という経済的な援助をろくになさなかった。その結果、経済基盤が整わないまま、人口ばかりが爆発的に増えた。国民の生活は向上するどころか低下することもあった。いずれにせよ、アジアの急成長とは裏腹に、貧困からなかなか脱せなかった。

 こうしてわかるだろう。人道的な援助というのは、ただの「偽善」なのである。「自分はいいことをなしている」という気分にはなるが、人々の生活を実質的に向上させない。
 援助の内容を見ても明らかだ。薬やミルクや小学校の援助などに、援助内容が偏っている。その一方で、社会基盤整備や高等教育には、ろくに金を回さない。そのせいで、頭がすごく悪い連中が政府を支配して、エゴとエゴの剥き出しで、国家が紛争状態になっている。猿山の争いのような状態だ。
 愚かな猿同士にバナナを与えることが「人道的だ」と思っているようだが、愚かな猿が喧嘩しているときにバナナを与えても、喧嘩がいっそうひどくなるだけだ。どうせなら愚かな猿から人間に戻るようにと、まともなことに金を使うべきだ。
 しかし、欧州人には、そういう発想はない。「過去への罪滅ぼし」という意識はあるし、「哀れなものに恵んでやろう」という意識もあるのだが、「相手は人間だ」と考えて、「自分と同じような教育を施そう」という意識はない。

 欧州人であれ、朝日であれ、「可哀想だから恵んでやろう」という意識は、一段上のところから相手を見下している発想だ。そこには「過去の自分たちの罪」への反省がないのだ。
 特に、朝日のような日本人は、欧州の歴史を知らないがゆえに、「欧州人には真の反省が欠けている」ということが気がつかないのだ。かくて、いつまでたっても、「可哀想だから恵んでやろう」という発想から抜けきれない。

 [ 余談 ]
 島田紳助が「行列のできる法律相談所」で、「アジアの恵まれない子供のために学校を建設しよう」と唱えている。こうして「知恵を与えよう」という方針こそ、最善だ。
  ・ そのために、自分の富や時間を多大に削る。
  ・ 目先のパンを与えるのではなく、教育を与える。
 このような態度を、朝日は学ぶべきだ。現実にやっているのは、こうだが。
  ・ そのために、自分の富や時間を全然削らない。
  ・ 目先のパンを与えるだけで、教育を与えない。
 これを「人道的」と信じて、読者にも「そうしましょう」というキャンペーンを張るのが、朝日流。まったく、偽善的。

( ※ なお、朝日の悪口を言うのが目的ではない。朝日みたいな愚かな偽善家にならないために、歴史をちゃんと学ぼう、というのが趣旨。別に、ギリシア時代の歴史まで詳しく学ぶ必要はないが、20世紀の第二次大戦の歴史ぐらいは詳しく知っておいた方がいい。……こういうことは、高校の教科書にも書いてないので、多くの書籍を読む必要がある。とはいっても、今どき、コンピュータの情報ばかり読む人が増えているが。ネットばかりうろついて、細切れ情報ばかりを漁ったりしないで、厚い本をじっくり時間をかけて読みましょう。)


(私のコメント)
サミットなどの国際会議などでは発言するのは専ら欧米の代表達であり、日本はサイレントコーナーと言って国際会議では発言しない事が多いようだ。大きな国際会議なら同時通訳も付くのだから英語などの外国語が出来ないからという理由ではないだろう。発言するだけの主体性と見識がないか彼らの迫力に圧倒されて黙り込んでしまっているかだ。

日本国内の会議なら全会一致でシャンシャンシャンとなるのが美徳なのでしょうが、たとえ異論があっても会議前の根回しやその場の空気を察して決まっている事が多い。その場で反論したりすると、「あいつはKYだ」とか言って顰蹙を買ってしまう。自民党の総務会でも全会一致が原則であり、異論があっても総務会長一任とかになって纏められてしまう。

日本の政治家はそのような習慣が身についているから国際会議では沈黙している事が多い。中途半端に発言しても誤解を招いて会議がこじれる事もあるし、日本に関係した事しか言わない事が多いようだ。政治家は議論をするのが商売なのだから国際会議でももっと発言して欲しいのですが、官僚たちが書いた原稿を読むことしか出来ない。

福田総理などは典型的な調整型の政治家であり、自分からトップダウンで決断していくタイプではない。このような首相に何か言えといってもオブラートに包んで何を言っているのかわからないようなことしか言えない。国際的なエコロジー会議でも食物から作るバイオエタノールに反対する文言も最終的には削られた。アメリカに配慮をしたためだ。

結局は日本代表ははっきりとした自己主張が出来ない国としてサイレントコーナーになってしまう。これは政治的な国際会議だけではなく、大学生などの国際会議でも同じ事であり、中国や韓国の大学生にしても自己主張の塊のような、言いたい放題のことを言ってきますが、日本の大学生は議論を吹っかけられても反論できない。

もともと学校教育でも議論などの仕方はあまり教えないし、議論が白熱するような政治的な議論はさせない。国会などにおいても核武装論が出ても議論はまかりならんと言うことで発言が封ぜられている。このように議論そのものを封じる風潮が強くて意見を言う人は煙たがられてしまう。

「株式日記」もマスコミで意見が封ぜられてしまっている事を取り上げて書いていますが、ネットが出来てやっと公に意見が言える場が出来たと思います。歴史問題などにおいても中国や韓国に言われっぱなしだった事も掲示板やブログなどでは反論などが書かれる様になって歴史論争も風向きが変わって来た。

南堂氏のブログでも書いているようにアメリカ人やヨーロッパ人の発言には過去の歴史をよく認識していないと彼らの言っている本質が理解できないだろう。彼らはよく日本人は閉鎖的だとか言ってきますが、ならばなぜアメリカ人やヨーロッパ人は侵略的だと日本人は言い返すようなことはしない。彼らは会議になれば絶えずああしろこうしろと要求を突きつけてくる。日本人はそれに対してはっきりとは言わずに誤魔化そうとする。

それはアメリカが毎年突きつけてくる「年次改革要望書」などにも現れていますが、日本からアメリカへの要求は「ビザの発給は早くしてくれ」といった事しか言っていないようだ。うっかり反論してアメリカ様の逆鱗に触れたら大変だからですが、だから日本人はますます国際会議の場では黙り込んでしまう。

アメリカ人やヨーロッパ人は「日本も難民を受け入れろ」とよく言いますが、これも歴史的背景をよく見ないと彼らの本意は分からない。確かにイギリスやフランスなどに行くとアフリカやアジアからの移民が非常に多い。ドイツも東ヨーロッパからの移民が多いのは歴史的背景があるからだ。それは日本に韓国人や北朝鮮人が多いのと同じ事だ。

歴史を見ればローマ帝国のように植民地が広がれば植民地からローマに大勢の移民がやってくる。奴隷として連れて来た人もいれば都で一旗上げる為にやって来る人もいる。ヨーロッパ人はこのように移民や難民を奴隷階級として使ってきた。そして解放奴隷なども現れてきましたが、現代の欧米も移民や難民を受け入れる事は必要な事であり、肉体労働などのきつい仕事は移民や難民がしている。

それに対して日本は歴史的に見ても海外から奴隷を連れて来るという事がほとんど無かった。それに対して韓国人などが強制連行だのと従軍慰安婦などと言ってきていますが、欧米の左翼の人権活動家のやり方を真似ているに過ぎない。中国の南京大虐殺もヨーロッパ人が世界各地でやってきたから日本もやっているだろうと言う発想だ。

それに対して日本の政治家達は中国や韓国に何か言われても謝罪発言を繰り返すのみで反論しようともしない。むしろ賠償ビジネスやODAビジネスの根拠にして多額のキックバックを政治資金として手に入れてきた。歴史学者も人権活動家や左翼弁護士は強制連行や従軍慰安婦や南京大虐殺などをネタにして賠償ビジネスや慰謝料ビジネスにしようとしている。

アメリカの連邦議会で従軍慰安婦の非難決議がなされたのも、日本政府がそれを認めればアメリカの弁護士達が日本政府に対して多額の賠償金が請求できる訴訟が出来るようになるからだ。しかしこれらの事は歴史的な検証がなされず、河野洋平衆議院議長のように政治的に認めてしまって問題をこじらせている。

ならば日本人も、アメリカ人やヨーロッパ人がアジアやアフリカや中南米で行なってきた有色人種に対する数々の大虐殺を告発して、各政府から賠償金を支払わせるように反論したらどうだろう。アメリカ人も300万人のインディアンを虐殺してきたし、フィリピンでも20万人の大虐殺をした。このように欧米人は数々の後ろめたいことをしてきたから人権活動家が贖罪の意味で活動しているのでしょう。

中国や韓国が日本の歴史問題を取り上げ続けるのも金の問題でもあるのですが、政治的に片付けられては歴史に汚点を残すし徹底的な検証がなされるべきだ。今まで日本は反論らしい反論をしてきませんでしたが、ネットが出来たことでネット上で反論がなされるようになって、中国や韓国が言っている事は政治プロパガンダである事がわかってきた。

欧米人の言う、「難民を受け入れろ」とか「移民を受け入れろ」とか言う言葉は、彼らにとっては罪滅ぼしの意味なのであり、彼らにとっては植民地は略奪の対象であり、ヨーロッパの繁栄はアジアの富を略奪してきた事で成り立ったのだ。だから日本も同じ事をやってきたのだろと言う思い込みで言うのでしょうが、アジアの今日の繁栄は日本からの援助などによるもので、ヨーロッパの旧帝国はアジアの植民地を繁栄させようなどという発想が無かった。

今では韓国や台湾などの日本の旧植民地は先進国として発展しているのに、中南米やアフリカの各地には先進国として発展した国がないのはヨーロッパ人が彼らを見下して十分な教育をしてこなかったからだ。だから欧米の旧帝国こそ日本を見習うべきなのだ。日本はアジアから欧米の帝国を追い払って独立をもたらした。このこと認めたくないから中国や韓国を背後から煽って誤魔化しているのだろう。


 

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