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第8回 フジを追われた鹿内家とSBI北尾CEOを結ぶ点と線 (2005/04/06)⇒たどれました。
http://www.asyura2.com/08/senkyo56/msg/663.html
投稿者 ROMが好き 日時 2008 年 12 月 07 日 20:55:40: Dh66aZsq5vxts
 

(回答先: 第8回 フジを追われた鹿内家とSBI北尾CEOを結ぶ点と線 (2005/04/06)、は探せなかったので代わりの記事。 投稿者 ROMが好き 日時 2008 年 12 月 06 日 08:46:38)

第8回 フジを追われた鹿内家とSBI北尾CEOを結ぶ点と線 (2005/04/06)
http://web.archive.org/web/20050908094608/http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050406_tensen/

2005年4月6日

※編集部注:この記事は3月30日に公開された内容に、筆者が一部加筆修正(鹿内家の株の譲渡に関する記述について)を加えたものです。連載の第8回、第9回をいったんサイトから取り下げてから再度公開するまでの経緯の詳細については、立花隆氏が執筆したこちらのコメントをご参照ください。

 今回、ソフトバンク・インベストメント(SBI)の北尾吉孝・最高経営責任者(CEO)が登場したとき、すぐに疑われたことは、SBI(北尾 CEO)はダミーで、本当の背後にいる黒幕はソフトバンクの孫正義社長ではないかという見方だった。かねて、フジテレビと孫社長は親しい関係にあり、孫社長がかねてから堀江社長の敵対的買収という手法に反感を持っていたところから、いずれ孫社長が「ホワイト・ナイト」として登場してくるのではという観測が前から流れていたので、ああ、やっぱりとなったわけだ。

 
大和証券SMBCに貸与された株式の行方
……………………………………………………………………
 ところが、今回のフジテレビからの貸し株については、北尾CEOはこれは孫社長から指示されたことではないと、また事前に孫社長に相談したことでもないとして、あくまで自分独自の発想で行動したことだといっている。孫社長もそれに合わせた発言をしている。

 そうはいっても、それは両者口裏を合わせているだけで、すべては打ち合わせ済みにちがいないという見方ももちろんある。しかし、本当にこれは北尾 CEOの独自行動だった(事後あるいは直前に孫社長に話を通すぐらいのことはしているだろうが)という可能性もかなりある。北尾CEOは孫社長にただ使われているというレベルの男ではなく、孫社長と張り合ってことを起こすくらいの気概を持っている男なのである。

 
next: 実はつい2週間ほど前…
http://web.archive.org/web/20050908094608/http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050406_tensen/index1.html

 実はつい2週間ほど前、SBIは公募増資によって500億円の自己資金を調達し、それによって、ソフトバンクの連結対象から外れ、行動の自由を確保したばかりのところだったのである。

 北尾CEOはもともと野村證券の出身で、企業金融、特にM&A専門家として育った。一時はイギリスのM&A専門会社に出向して重役となっていた時期もある。帰国後ソフトバンクに入り、M&Aの専門家として、ソフトバンクが急速に繰り広げた一連の有名M&A(ヤフー、日債銀、eトレードなど)を一手にやってきた。そういう実績をもとに、「M&Aを日本で一番知っている男」と自称しているが、それを誰もウソと思わないくらい実績がある。

 北尾CEOがイギリスの会社に出向している間に、イギリスのオックスフォード大に留学していたのが鹿内家の跡継ぎ、隆一郎氏で、彼は同大卒業後、メリルリンチに入り、同社でM&Aの担当部署に配属になったため、北尾CEOと個人的に非常に親しい仲になり、一緒に食事をしながら話し込んでいるところを何度も目撃されている。

 ところで、鹿内家がかつて所有していたニッポン放送の株式はフジテレビのTOBを前に大和證券SMBCが取得した。このことに対して、この問題が起きてから鹿内家側から、それは売却時の合意に反するから返却せよとの申し出があったが、それは契約上できないということではねられたりと、複雑な動きがいまだに鹿内家がらみで起きている。

 北尾CEOはそのあたりのこともにらんで、隆一郎氏と親しい関係を保っているという説もある。さらには、その延長上に、北尾CEOは実は長男隆一郎氏と組んで、鹿内家へのフジサンケイグループ支配権の「大政奉還」を狙っているのだといううがった見方もある(後述する「××××」サイトの見方)ようだが、実は、いまだに鹿内家の手の内にある株というのは、取るに足りないほど少額で、北尾CEOはそもそもそんなことを考えるほどアナクロな男ではないだろうから、これはナンセンスな説である。

 
next: ライブドア堀江社長の危ない「金脈と人脈」
http://web.archive.org/web/20050924141656/http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050406_tensen/index2.html

ライブドア堀江社長の危ない「金脈と人脈」
……………………………………………………………………
 最近、『WiLL』(ワック・マガジンズ)という雑誌を読んでいたら、漆間巌「堀江貴文の金融と人脈」という記事にぶつかり、これが結構面白かった。いま紹介した北尾CEOと鹿内隆一郎氏の奇妙に親しい関係もこの記事で知ったことだ。

 それ以外にも、堀江社長の「金脈と人脈」にまつわる話が沢山書かれているが、その相当部分が、堀江社長はどうやらヤミ金融の世界につながっているらしいという話である。それが沢山の事例つきで書かれ、その背景にある奇怪な人間関係、奇怪な取引関係が2ページ見開きの人脈図になっていたりする。読んでいくうちに堀江社長はどうもまっとうなビジネスの世界でばかり生きてきた男ではなく、相当危ない橋も渡ってきた男でもあるらしいということが読み取れてくる。そして、今回のニッポン放送乗っ取り事件の背後でもそういう人脈が動いていたらしいことがうかがわれる。

 「今回の買収劇を格闘技にたとえると、堀江社長は『選手』。M&A村上会長が『セコンド』、リーマンは『スポンサー』、そして金融業を営む黒幕Mが『興業主』といってもいい」とある。黒幕Mとは誰なのだろう。

 この「WiLL」という雑誌、かつて「週刊文春」の全盛時代に編集長をつとめていた花田紀凱氏が編集する雑誌で、まだ創刊されて5号目ながら、なにかと話題になることの多い雑誌である。

 花田編集長は、ロッキード事件や「共産党研究」のころ私の担当編集者だった人だからよく知っている。電話で記事の内容の真偽のほどを確かめてみた。

 それというのもこの記事には、あまりに多くの、よそでは聞いたことがないブラック系の情報が詰め込まれていて、どこまで信用していいのかわからなかったからである。

 
next: ネットの裏社会に広がる“黒い噂”
http://web.archive.org/web/20050924225453/http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050406_tensen/index3.html

ネットの裏社会に広がる“黒い噂”
……………………………………………………………………
 すると、「漆間」というのはペンネームだが、実はインターネットの世界では、大変な情報通として知られており、本人にも会って話を聞き、あの記事に書かれていることは、一応信用していいという感触を得ているということだった。筆者に直接会った感じでは、オモテ世界のジャーナリストとは若干ちがうところもあるが、書いたものの内容の信頼性については一応信用できると見た。企業謄本など、調べるべきところは全部きちんとおさえており、いろんなことを知りすぎていてちょっと気味が悪いところはあるが、この雑誌にのせてよいと判断できる信頼性水準にあるということだった。

 与えてもらったヒントを手がかりに、インターネット上の空間を検索していくと、「××××」というそれらしいページに出会った。

 「26日発売のWiLLに多少書いておきました」

というくだりがあったからこれに間違いない。

 
立花 隆

評論家・ジャーナリスト。1940年5月28日長崎生まれ。1964年東大仏文科卒業。同年、文藝春秋社入社。1966年文藝春秋社退社、東大哲学科入学。フリーライターとして活動開始。1995-1998年東大先端研客員教授。1996-1998年東大教養学部非常勤講師。

著書は、「文明の逆説」「脳を鍛える」「宇宙からの帰還」「東大生はバカになったか」「脳死」「シベリア鎮魂歌―香月泰男の世界」「サル学の現在」「臨死体験」「田中角栄研究」「日本共産党研究」「思索紀行」ほか多数。講談社ノンフィクション賞、菊池寛賞、司馬遼太郎賞など受賞。  

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