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Music of The Spheres 
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投稿者 金十字架 日時 2009 年 10 月 29 日 01:11:54: mfAWtS4GF8MpY
 

(回答先: 共心動波  投稿者 金十字架 日時 2009 年 8 月 23 日 02:30:36)

天球の音楽の系譜

Pythagoras(ca.BC582-ca.BC497)

万物の原理としての数、数はすべてを一丸とし、統一する、なぜならそれはハルモニアだからである。世界は球形、なぜなら球がもっとも完全な形だから。

太陽、月、5つの惑星(水、金、火、木、土)がすべて地球の回りを共心円をなしてまわる。もっとも外に恒星の球。

天体が動くと音を生じる。地球と月の間隔でできる音程は全音、水星と金星は半音、金星と太陽短3度、太陽と火星は全音火星と木星は半音、木星と土星とでは半音、土星と恒星球とでは短3度。(Plinius『自然誌』)

ピュタゴラスの車輪

語源 harma(Wagen), harmos(Fuge, Gelenk), harmozo(verbinde), harmonia(Bund, Einklang)

Platon(BC427-347)『国家論』の「エルの物語」

紡錘の一つ一つの円の上にセイレーン、全部で8つが協和。
プラトン『ティマイオス』

神は世界を球形とした、円(環状)運動

宇宙がひとつの生きもの、魂の分割・・比率と音程。この分割が宇宙の魂を構成する「調和的原理」として働く、魂が体のすみずみまで浸透している生き物としての宇宙で、この原理は音楽上のハルモニアとして発現する。

Aristoteles(BC384-322)

プラトンの宇宙の球形モデルをそのまま採用。地球を中心に9つの共心球(月、金星、水星、太陽、火星、木星、土星、恒星)最後に神の住む球月下界では4つの元素(土、水、空気、火)、その外ではエーテル

Cicero(106-43 B.C.)

「スキピオの夢」(『国家論』の失われた第6巻の一部?)
7つの惑星の音。天界で永遠に存在するハーモニーに気が付かないのは、絶えず続く妙音に無感覚になっているから、ナイル河の滝近くに住む人が慣れて騒音が耳に入らないのと同様だ。

Ptolemaeos(ca.95-ca.160)(『アルマゲスト』)の宇宙体系

惑星の運動や皆既、金環食の説明
地球を中心に太陽が回り、太陽を中心に惑星が回るモデル。遊星の不規則運動を記述するため、離心円と周転円を導入、80の円。『和声論』第3巻

Harmonia kosmou, harmonia psyches


ヘルメス文書

原人アントローポス、7人の支配者たちのハルモニアーの属性を与えられているので、宇宙と共感して結ばれ、宇宙のハルモニアーに参与している。


中世における音楽の3分類法

Boethius(ca480-524): De Institutione Musica 「音楽教程」
musica mundana 宇宙の音楽、musica humana 人間‐ミクロコスモス‐の音楽、musica instrumentalis いわゆる音楽
7自由学科(文法・論理・修辞・算術・幾何・天文・音楽)のひとつ


Hildegard von Bingen (1098-1179)

 『聖歌集』Symphoniae 中世のシンガーソングライター
 「世界における人間の活動は音楽的に調律されている」
 「母なる教会はその子らを高次のハーモニーのうちへ in supernam symphiniam 帰郷させる」
 「世界と人間は比類なき音楽的調和のうちに現れる」

Dante(1265-1321)『神曲』(um 1310)

天使の歌、天上の典礼、諸階層の調和、地上の音楽。

Copernicus(1473-1543)
"De revolutionibus orbium"(1543)

Tyco Brahe(1546-1601)

Johannes Kepler(1571-1630)
Mysterium Cosmographicum.(1596)
Astronomia Nova, 1609

第1法則、楕円形の軌道と、第2法則、一様でない運動
ガリレオは一様円運動に固執

Harmonice Mundi ... , 1619

ピュタゴラスを修正、7つの基本音程、8度、5度、4度、長短3度、長短6度
第3法則

die Rudolphinischen Tafeln, 1627
Somnium (1634)


Gilbert『磁石論』(1600)
Galilei(1564-1642)
Newton(1643-1727)


Sir Philip Sidney(1554-86)

惑星の音楽のような詩の音楽を・・ An Apology for Poetry or The Defence of Poesy. 「詩の弁護」

Shakespeare(1564-1616)

How sweet the moonlight sleeps upon this bank!
Here will we sit, and let the sounds of music
Creep in our ears: soft stillness and the night
Become the touches of sweet harmony.

Sit, Jessica: look, how the floor of heaven
Is thick inlaid with patines of bright gold:
There's not the smallest orb which thou behold'st
But in his motion like an angel sings,
Still quiring to the young-eyed cherubins;
Such harmony is in immortal souls;
But, whilst this muddy vesture of decay
Doth grossly close it in, we cannot hear it.

Merchant of Venice (5,1,54-65)

Harvey, William(1578-16)

「心臓は小宇宙の太陽」、肺循環と惑星のアナロジー

Robert Fludd(1574-1637)

1602年、パドヴァで Harvey に会っている。(ゴドウィン、P.17)

Francesco Giorgi:Harmonia mundi(ジョン・ディーの蔵書にあり)の影響を受ける?(イェイツ『世界劇場』参照)

『哲学の鍵』Philosophical Key, ca.1619
「世界霊魂」spiritus mundi

生命ある自然。星の世界からの種子による地球の受胎。鉱脈中の金属の成長。
動物界。大プリニウス『自然誌』Naturalis historia
宇宙の一弦琴『交響するイコン。フラッドの神聖宇宙誌』(156-159ページ)

Deus est omne quod est 神は存在するものすべてであり、
ab eo procedunt omnia & iterum 万物は彼から生じ、
in eum revertuntur 万物は彼に帰る

John Milton(1608-1674)

失楽園第7巻 557-563
・・・創造主は、歓声と、天使ならではと
思われる美しいハーモニーを奏でる無数の竪琴の交響楽に送られて、
天に昇ってゆかれた。大地も、大気も、どよめいた‐‐
(お前も、以前に聞いたはずだから、覚えていよう)
もろもろの天もすべての星座も、鳴り響き、それぞれの
定められた軌道をめぐっていた遊星の群れもその楽の音に
聞き惚れて運行を停止した。・・・

ミルトンの初期の態度は、緒論「天球の音楽について」

Athanasius Kircher(1601[1602?]-1680)

Musurgia Universalis sive Ars Consoni et Dissoni, 1650
Phonurgia Nova, 1673 (Neue Hall- und Thonkunst, 1684)
Orpheus, himmlische und Stern-harmonie, Magnetische Musik-Kraft (S.122)
Musica pathetica, "numerus harmonicus", "numerus animae", "affectus exprimere", "vis et efficatia" Heilsame Stimm- und Thonkunst, "die allgemeine Harmoniy allerDing ist des Menschen Gesundheit"
David mit seiner Harfe (S.139ff, <1.Samuel, 16,14ff>)
Rattenf穫ger von Hameln (S.154)
Tarantel (S.144ff)
Gott = der h喞hste Capellmeister
Alle Harmonie kommt von Gott, ihre Gesetze werden vom Menschen aus der Harmonie der Natur erkannt. (Einf殄rung von U.Scharlau)


Henry Purcell (1659-1695)

WELCOME TO ALL THE PLEASURES
Ode for St.Cecilia's Day, 1683

Welcome to all the pleasures that delight
Of ev'ry sense the grateful appetite!
Hail, great assembly of Apollo's race!
Hail to this happy place,
This musical assembly, that seems to be
The ark of universal harmony.


Goethe(1749-1832)

Wie alles sich zum Ganzen webt,
Eins in dem andern wirkt und lebt!
Wie Himmelskraefte auf und niedersteigen
Und sich die goldnen Eimer reichen!
Mit segenduftenden Schwingen
Vom Himmel durch die Erde dringen,
Harmonisch all das All durchklingen!
Goethe, Faust 447-453


ドイツ・ロマン派と音楽のモチーフ


Das Glasperlenspiel

Musik des Weltalls und Musik der Meister
Sind wir bereit in Ehrfurcht zuzuh嗷en,
Zu reiner Feier die verehrten Geister
Begnadeter Zeiten zu beschw嗷en.

Wir lassen vom Geheimnis uns erheben
Der magischen Formelschrift, in deren Bann
Das Uferlose, St殲mende, das Leben,
Zu klaren Gleichnissen gerann.

Sternbildern gleich ert嗜en sie kristallen,
In ihrem Dienst ward unserm Leben Sinn,
Und keiner kann aus ihren Kreisen fallen,
Als nach der heiligen Mitte hin.
(Hermann Hesse)


Paul Hindemith(1895-1963)
 Unterweisung im Tonsatz(1937)
 Die Harmonie der Welt(1951, Symfonie)
 Die Harmonie der Welt(1957, Oper [?er Johannes Kepler])


宮沢賢治『シグナルとシグナレス』(筑摩文庫版全集第8巻181ページ)
 「夢の水車のきしりのような音」つまり、「ピタゴラス派の天球運行の諧音」

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ケプラー以前

 それぞれの惑星が回転しながら固有の音を発し、太陽系全体で和音を奏でている―――こうした天球の音楽ということを言い始めたのは、古代ギリシアのピタゴラスです。

この発想には、その頃知られていた恒星以外の天体が7個(太陽・月と5惑星)で、当時の竪琴(リラ)の多くが7弦と、数が一致していたことも影響しています。

しかし、生れたときから聞き続けているので普通の人には聞き取れず、ピタゴラスだけが聞くことができた、と主張していました。

また、音の高さと弦の長さの関係に気づいたのもピタゴラスです。ある一弦の琴があって、どこも押さえないとドの音を出すとします。すると、弦の2/3の所を押さえるとソ、1/2の所で1オクターブ高いドが出る、という関係があります。

 ピタゴラスの考えを受け継いだプラトンは、『ティマイオス』では宇宙創成が音階にしたがって行われた、と考えています。

 また、『国家』の「エルの物語」は、戦場で倒れたエルが天上を旅する話ですが、そこでエルは、各惑星の軌道を示す8つの輪の上にそれぞれセイレーンが立っていて、輪が回転するのに合わせて一人ひとり違った調子で歌い、全体として協和音を奏でているのを聞いています。

同様のモチーフが、キケロの「スキピオの夢」でも繰り返されています。

 天動説を唱えたプトレマイオスも、天文学や地理学の本に比べてあまり知られていませんが、古代世界の音楽理論の集大成した『和声学(Harmonics)』という本を書いています。
その中で、やはり音階と人間の魂や黄道帯との関連を考え、さらに惑星に音階を与えて、占星術で相性の悪い惑星どうしは、音階の上でも不協和音になっていると述べています。

 ただし、全ての人が天球の音楽を信じていたわけではなく、アリストテレスやプリニウスのように、こうした考え方を否定した人もいました。 プリニウスは『博物誌』の中で、この説を「説得的というよりも、見せ物的な精妙さというべきものだ」(中野訳)とコメントしています。

ケプラー
 天球の音楽は中世以降もダンテやシェイクスピアの作品中に見られますが、これを科学的に考えたのがケプラーでした。 ケプラーは、プトレマイオスも『和声学』で天球の音楽について論じられていることに勇気づけられ、ギリシア語原典を翻訳したり(出版はされませんでした)、テキストの失われた部分を再現しようとしました。

 ケプラーは6つの惑星の軌道と5つの正多面体との関係など、色々と不思議なことを考えた人ですが、『世界の和声学(Harmonices mundi)』では、宇宙の構造を音階で表わそうとしています。
この本は、ケプラーの第三法則(惑星の平均軌道半径の3乗と周期の2乗は比例する:第5巻第3章第8定理)が書かれていることで知られていますが、ほとんどの部分は神秘的な考えや音楽理論が記されています。
ただし、天球の音楽は実際に耳に聞こえるものではなく、精神で受け取るものだと考えていました。

 彼は第5巻の第5章で、惑星の近日点(太陽に最も近い点)と遠日点(太陽に最も遠い点)での角速度(ある時間内に太陽からみてどれだけの角度動くか)を音階と関連させています。
地球の場合はその比率は16/15で(近日点の角速度は遠日点の16/15倍だけ早い)、これは、音階ではミとファの関係にあたります(近日点の方が高い音;このページは純正律と呼ばれる音階で説明しています)。
つまり、地球は1年かけてミとファの音を繰り返し出し続ける、と考え、他の惑星についても同様の計算をしています。
本を書いた当時は三十年戦争が始まったところで、地球では悲惨さ(miseryのミ)と飢餓(famineのファ)が涙のうちに支配する、と解釈しています。
これはまだ序の口で、第9章では創造主が意図したであろう、音階をもとにした惑星の配置を細かく述べて、地球の遠日点と近日点の角速度の比を2916/3125(!)としています。

 ちょうどこの頃、ギリスのオックスフォードに住み、薔薇十字会員を自称し、物理学者と錬金術師と神学者を兼ねたようなロバート・フラッドも、天球の音楽に関する著作を発表し、ケプラーと論争になりました。
フラッドが「自分は蛇の頭をつかんだのに対し、ケプラーがつかんでいるのは尻尾に過ぎない。」と言えば、ケプラーは「自分がつかんだのは尻尾に過ぎないかも知れないが、あなたが頭をつかんだ、というのは夢の中の話ではないかね。」と応酬しています。

 天文学史の本では、ケプラーが突然、天球の音楽という不思議な考え方にとりつかれたような印象を受けます。
しかし、実は古代ギリシアに起源がある由緒正しい(?)考え方で、プトレマイオスも『和声学』で触れているほどです。 ただ、プトレマイオスの方は、何ら天文学に貢献しかったので忘れ去られてしまっただけで、ケプラーの発想も決して「無からの想像」ではなかったのです。

 ケプラーはピタゴラスと同じく、宇宙は数的な調和に満ちている、という信念を抱き、それを探求するために生涯を費やしました。 今から思えば非科学的ですが、有名な惑星運動の3法則を導いたのも、この信念があればこそだったのです。

惑星周期の共鳴

 話は現代の天文学に移ります。
 太陽系の外側の2惑星、海王星(左図の青色)と冥王星(左図の緑色)の公転周期はそれぞれ165と248年年で、その比はほぼ2:3です。
ケプラー流に音階にすると(ただし、この場合は平均の値)ドとソの関係になり、こうした関係は現在も、共鳴:レゾナンスresonanceと呼ばれています。
太陽系の図ではこの2惑星の軌道は交差しているようにみえますが、実際には軌道面が傾いているため重なってはいません。 といっても、一番近いところでは0.1天文単位(1天文単位は太陽と地球までの距離)しか離れていませんが、2つの惑星がこのあたりで接近することはありません。 それは、公転周期の比が2:3という整数比になっているためで、冥王星と海王星が接近するのは遠日点のあたりに限られるのです つまり、両方とも遠日点からスタートすると、冥王星が2回転したとき海王星がちょうど3回転して、再び両者が遠日点に戻ってきます。

 厳密には現在の公転周期の比は2:3より少し大きいのですが、計算によると約2万年の周期で2:3より少し大きくなったり小さくなったりして、結局、2つの惑星は18天文単位より近づくことはありません。

 更に1992年以降、海王星の軌道より遠くにある天体(エッジワース・カイパーベルト天体)が多数発見されていますが、やはり海王星の公転周期との比が2:3や3:4などとなっている天体が多くあります。

 他にも、小惑星や衛星には公転周期の比率が1:2、2:3、3:4となっているペアがたくさんあります。 たとえば木星の4つのガリレオ衛星の公転周期の比は、ほぼ3:6:12:28という関係にあります。
このような関係が太陽系が出来たときからあったとは思えません。 始めは接近や衝突をくりかえしていたのが、いったん今の軌道に入ると外からの影響を受けにくくなり、現在まで安定しているのだ、と考えられています。
小惑星では、木星の公転周期との比が2:3、3:4にあるものは、それぞれヒルダ群、チューレ群と名付けられています。 また木星の公転周期との比が3:7、2:5、1:3になるものは数が極端に少なくなっています。

 このように実際の太陽系でも、惑星や衛星は調和を保ちながら運動しているのです。


中国の律暦志と候気の法

 今度は、古代中国に飛びますが、中国では宇宙の構造のモデルについてはあまり発達しなかったので、天球の音楽という考えもありませんでした。 しかし、『漢書』の「律暦志」をはじめとする歴史書では、音楽理論(律)と暦の定数を結び付ける試みをしています。
一方、惑星や星座の説明とそれに関する占いは、別に「天文志」にまとめられています (司馬遷の『史記』では、「律書」「暦書」「天官書」と分けて書かれています。歴史書ではありませんが、『淮南子』「天文訓」も音楽理論について触れられています)。
中国の音階である十二律は金属の管で決められていましたが、そのなかで基本となるのが黄鐘(こうしょう)と呼ばれる音律でした。(西洋でも、シャープやフラットのつく音:ピアノの黒い鍵盤に当たります:を含めれば、1オクターブが12音になります)。
この黄鐘をもとに、長さや体積、重さの単位が決められ、また、暦の基本定数とも結びつけられました。 十二の音律は、六つずつ律(りつ:陽の部類)と呂(りょ:陰の部類)に分けられましたが、「ろれつが回らない」の「ろれつ」は、この「呂律」が変化したものです。
 こうした記述方式はその後の歴史書にも引き継がれますが、やはり暦と音律を一緒にするのは無理があるとみえて、『唐書』あたりから「暦志」を独立させるようになりました。

 又、中国の十二音階は、十二の方位や一年の十二ヶ月にも対応しています。 そして、「候気の法」という不思議な方法が伝えられていました。 それによると、三重の密閉した部室の中に、十二の木の案(テーブル状の板)を作り、十二の管をそれに対応する方角(たとえば黄鐘は真北)の案の上においてから、土で埋め、表面を平らにします。 このとき、管の上端の高さを揃えるので、地中の部分には深い浅いが出来ます。 そして、葦の灰を管の上端に入れておけば、それぞれに対応する季節がやってくると(例えば黄鐘の管は冬至になると)灰が飛んで、季節を知らせる、というものます。
 「候気の法」の記述は『後漢書』の「律暦志」などに始まり、万能科学者の沈活(しんかつ;1031〜1095)でさえ信じていました。 ニーダムによると、この方法は16世紀の明代になって、科学的な根拠によって徹底的に排斥されました。 この時代の袁黄という音響学の専門家は、実験に成功したと主張しましたが、何かしかけがあるのだと批難された、とのことです。

 古代の人にとって予測しがたい世界のなかで、四季の移り変わりや天体の動きの天文学上の関係、それから音の高さと弦(中国では管)の長さの音楽上の関係というのは、宇宙の調和や秩序を感じさせる数少ない例だったのでしょう。 そこで世の東西を問わず、この2つの関係を統一して理解しようとしたのかも知れません。
--------------------------
以上 転載


精神世界に目覚めたばかりの若き頃 
まだ暗い明け方近く目が覚めると
体は目覚めぬままの状態であったが
気づくと精神は実に心地良い状態であった
すると素晴らしい音楽
<未だに誰も現実には聞いた事の無い>
素晴らしいメロディーが耳元に流れて来た

喩えるならその音は
流れつづけるせせらぎに体を浸したかのように
川上に頭を向け仰向けに寝そべったの私の耳元を
川面の波が静かに流れ過ぎていくようであった

まるであの光琳模様を描くように
規律性象る美しく揺らめき
その跳ねて沈む清水の潤いの如き音は
延々と枕元で重なり膨らみ穏やかで絶え間なく
その瑞々しい質感を伴う音階は
高揚していく精神の極みに完璧に調和し
全てを洗う川の流れのイメージに直結していた

それはもうひとつの目覚め
意識が肉体に繋がり結ばれる肉体の目覚め
が訪れた時には既にメロディを思い出せない
しかしそれは静かな歓喜を齎した

あれは西洋琴の音のようであったが
いくら調べてもあの音を再現するものには
未だ再開しえていない

現実には聞く事のできない
神秘的な音楽を聞く事が出来たのは
夢の中であったが
それも現実の空間を認識している
反現実での体験であった
まさに至宝の歓喜の音楽であった

様々な憶測の域を出ない
「知識の複合体による関心」から
神秘への
「絶対的な信頼による安堵」へ
移行しない限りはその波長に触れる事はできず
遠くその世界へ導かれ往く事は出来ないだろう

高揚した精神状態と神への絶対的な信頼に
向かうべき光明への道筋が降りてくる
<魂と精神の一致>時の意識の周波数は
その鍵となる
清めに徹した時
潜在的にも一切の迷いが無い状態
であったろうと私は回想する

鍵を一言で表せばそれは
絶対的安堵 絶対的平穏 絶対的信頼

一切の迷いより開放され往くには
なにかしら自らの決断が必要となる  

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