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共心動波 
http://www.asyura2.com/09/bd57/msg/228.html
投稿者 金十字架 日時 2009 年 8 月 23 日 02:30:36: mfAWtS4GF8MpY
 

http://homepage.mac.com/kazenotopos/topos2/sinpigaku/katachi2.html
より転載

波動的親和性
 

 人間だって「場」によって異なっているともいえるし、
さらにいえば、人間そのものが、「人の間」と表現されるように、
「場」そのものなわけです。

生体内原子変換のことも少しずつ話題になっているようですが、
呼吸や食物摂取などについて考えても、
人間の外と内では「同じ」とはいいがたいようです。

これは、空気中と土の中でもいえることのようで、
シュタイナーの「農業講座」には、そうしたことがいろいろ説明されてました。

 それは「自分の内にあるものと共鳴する」ともいえるでしょうし、
それを自分の内に映しだすともいえるのでしょうね。
そして、その前提としてあるのは、その美しい現象に対応するものが
自分の内にあるということなのだと思います。

 「美しいものに感動する」ことができるためには、
「美しい」という感覚・感情を持てるだけの能力があった上で、
その美しいとされる現象を「摂取」するプロセスがあるわけです。

「波動」ということでいうと、ある現象に対してある特定の
「共鳴」をするには波動的親和性とでもいえるものがなければならない
ということでしょうか。ま、早い話が「チューニング」ということなのですが。

 たぶんそのとき問題になるのが、波動そのものの「レベル」(波長)
ともうひとつがその波動を伝える媒質の「質」ということのような気がします。


 ●小島寛之「数学幻視行」(評論社)

 というのを非常に面白く読み終えたところで、大いに共感を得たところです。

 言語、数、貨幣、時間が、筆者の考える四大「霊域」である。
科学とは、この四つの「霊域」を土壌にして、
現実に向かって成長する樹木なのである。
もちろん、循環論や迷信や妄想に陥る危険性は排除できない。
しかしだからこそ、まだ見ぬ真理の果実を手に入れ得るのである。

 よく「数学は厳密な学問である」と言われる。
これは全くの錯覚である。
数学は結局、根本のところでは自然言語で表現されており、
奥底に「言語の曖昧性」を抱え込んでいる。
そう感じないのは、研究者が仲間うちの会話ですれ違いを見ないからであり、
宗教の狂信者に典型的に見られるパラノイヤでしかない。
数学でさえも、ウィトゲンシュタインのいう「言語ゲーム」によって
修得されることを自覚すべきである。

そしてその曖昧性を許容してこそ、「霊域」への侵攻が可能となるのである。

ハイゼンベルクも「自然言語は、矛盾に陥る危険性もあるが、
リアリティに触れるという点で重要なもの」と述べている。
言語、数、貨幣、時間こそは物質と精神、歴史と現在、集団と個人とを
つなぐ架け橋であり、新しい科学の源なのである。

●中村雄二郎「かたちのオデッセイ」(岩波書店)で、

この本には全編に渡って、形態、振動、リズムなどがとりあげられています。

このなかから、有名なクラードニ図形、そしてイェンニのトノスコープ、
スーザン・ダージェスのビデオ作品についてのところを
ご紹介してみることにしましょう(^^)。

 さて、<振動学>の古典的な実験としては、
すでにドイツの物理学者で音楽家でもあった
エルネスト・クラードニ(1756‐1872)
が行った砂の振動についての実験がある。

クラードニは、金属板の上に混ざりもののない砂を撒き、
ヴァイオリンの弓で縁を擦ってその金属板を振動させた。

すると振動が砂粒を波腹から結節線へ運び、
砂は振動に応じて身毎は幾何学的な対称図形を描くのである。

いわゆる<クラードニ図形>である。(中略)

イェンニが使っている別の装置は
<トノスコープ>(音を見る器械)と呼ばれる。

これは、人間の音声を、なんら特別の電気振動回路を使わずに、
振動板上の砂、粉、液体などにそれが残す(形態や図形)
として捉える働きをする。

ここに痕跡がはっきりとあらわれるのは母音の発声であり、
音の高さ、話し手の声の特色も痕跡の形態や図形のうちに示される。

したがってこのトノスコープは、聾唖者の発声の訓練に役立たせることができる。

トノスコープは電気振動回路を使って精緻化すれば、
音声だけではなく複雑な音楽も視覚化することができる。

音響パターンは、リズムや音量だけではなく
それらを励起する振動数のスペクトルまで、直接水の上に描き出される。

これらの音響パターンはオーケストラ音楽の場合には、
並外れた複雑さをもったものになる。

イェンニは、バッハやモーツァルトのいろいろな曲を
この装置を使って視覚化している。(中略)

その方向でいっそう成果を挙げたのは(中略)
スーザン・ダージェスのビデオ作品「ヘルメティカII」(1989)である。

この作品で、彼女は、水銀粒に低周波の振動をかけたときに生じる
形態の出現と変化を、実に興味深い仕方で映像化した。

というのも、そこでは0ヘルツから3000ヘルツまでの振動が
加えられるに応じて水銀が、円形から出発して、
二角形、三角形、四角形、五角形、七角形、二十角形、四十角形という
八つの形態をとるのが同時に見られ、
しかも移行の動きがわかるように作られているからである。

中心から等距離に配置されたこれら八つの水銀流の運動のうち、
私にとってとくに面白かったのは、九ヘルツ前後で三角形が生ずること、
その三角形が四角形に移行する過程で、逆三角形と重なることであった。

このような形をどこかで見たと思ったら、
ヒンドゥ教のヤントラ(マンダラの原型)の基本形であったのである。
(それはまたユダヤの星のかたちでもある)(中略)

通常、視覚的なイメージの配置として捉えられているマンダラの原型は、
音声的・振動的なものであり、そのことは仏や菩薩の姿でなく
音あるいは響きをマンダラ状に描いたヤントラのうちにあらわれていることを
明らかにした。

http://www.youtube.com/watch?v=s9GBf8y0lY0

「エニアグラム進化論」によれば、「数」の固有性を研究し、
それによって宇宙の構造を解明しようとしたのは
古代エジプトの賢者の最大の課題であって、そこで発達した数の研究が、
ピュタゴラスやプラトンなどに伝わり、ギリシアで形而上学的な数の研究、
幾何学図形やシンボルに発展し、それが初期キリスト教の教父に伝わって、
宇宙の構造と人間の構造を霊的に把握するものとして
密かに継承されてきたといいます。

 それが保管されていた地域が、ロシア南部、
つまりアルメニアやアゼルバイジャンなどを含むトランスコーカサスや
ウクライナ地方であって、グルジェフとエニアグラムの関係性は
そこらへんで繋がってくるようです。

 それはそれとして、それが現代化されたのは、
ゼロの発見によるアラビア数字の導入によってであるようです。
つまり、それまで静的であった幾何学概念に代数の計算法による
ダイナミズムが導入されたのだというのです。

 ちなみに、幾何学的手法による数の研究は、三つの基本要素に基づいています。

まず、永遠を象徴する円、そして創造を象徴する<3の法則>、
それから機能を象徴する<7の法則>であって、
こうした概念を幾何学図形で表しているわけです。

●構成要素1‐永遠を象徴する円

 エニアグラムの円は「創造の光」を完結したサイクルとして象徴している。
創造の起源である「絶対」からの創造的過程最終点の「月」にいたるサイクルは、
大オクターブまたは宇宙のオクターブと呼ばれる。

大オクターブは、絶対‐太陽、太陽‐地球、地球‐月の
三つの従属的オクターブを内包している。

「創造の光」は、創造の起源「絶対」を世界1として、
宇宙の段階が<3の法則>と<7の法則>の相互作用によって展開され、
最終点の世界96、すなわち「月」へいたる大オクターブである。

●構成要素2‐<3の法則>を象徴する三角形

 エニアグラムの円周上の3・6・9の分割点を結ぶ三角形は
<3の法則>を象徴する。
すべての存在物は、受動・能動・中和の三つの力が
一点に集まった結果として存在する。

●構成要素3‐<7の法則>を象徴する変六角形

 エニアグラムの円周上の1・4・2・8・5・7・1の
分割点を結ぶ変六角形は<7の法則>を象徴する。

 以上の三つの構成要素を結合させてひとつの図形にしたものが
エニアグラムである。


「色即是空、空即是色」というのがありますが、この物質世界と霊的世界の関係における「色」と「空」があります。

 つまり、物質世界と霊的世界はどちらが真実かというのではなくて、
どちらもその「あらわれ」の違いに過ぎないということです。

「物質は光になろうとしている」

というドイツロマン派的なコンセプトは、そういうことでもあるわけで、
シュタイナーも、物質というのは凝縮した光であるという意味のことを言っています。

 それと空を「縁起」との関係で説明するとすれば、
すべては時間的な原因と結果、空間的な関係性において成立しますから、
その観点からすれば、すべてのものは実体的固定的に変わらないものとしては
存在していないという意味では「空」であるわけです。

その時間的な縁起でいえば、諸法は無我であるということになります。

最初にもいったように、「無」というのは時間的に見た空のありようである、
そういってもいいかもしれません。

 空と色というのは、その波動的振幅における「あらわれ」の違いといえますから、
物質的な波動に近いありかたを精妙にしていくことが
「空ずる」ということで表現できるかもしれません。
そういう意味では、「打ち消す」というよりも「変容させる」ということ、
凹と凸の「関係」を変容させること、
変容した状態、そう言えるかもしれませんね。

 日本の尺八などは純粋に「空」に近づき、
結局最後には「無」と同等の状態に陥ってしまうことがあり、
音楽の本質はその「空」の状態に秘められている、
と語った尺八演奏家がいるそうですが、つまりは、
そのときは「無我」になっているということで、
音楽の本質が物質の光への解放であるということを
「空」ということで表現しているのかもしれません。

 仏教でこの物質的世界のことを「色」ということで表現するのも、
なかなか意味深いような気もしますね。

波動の基本数が「7」であるというのは、

それが「4」を「中」

として複合螺旋的に展開していくことで、

それによってこの宇宙は進化していくというイメージを僕はもってます(^^)。

もちろん「チャクラ」についてもそれがいえると思います。

人間は天の▽(3)と地の△(3)とをむすぶ存在で、

その「中」がキリストの「4」なのではないでしょうか。


空論●多次元螺旋の空場
 

 「握一点開無限」ということがいわれます。
握れば一点となり開けば無限となるのが本源の世界であるということですが、
自分の内なる世界を探求していけば大宇宙へとつながり、
自分の外なる世界を探求していけばまた内なる世界へと至るというのも同じです。
おそらく「本源の世界」というのは、この宇宙のひな形でもあるのだと思います。
諸行無常であり諸法無我である涅槃寂静の世界というのもそ
の宇宙のひな形を感得するということなのではないでしょうか。

 しかし、その涅槃寂静としての本源の世界を感得することは、
最終目的では決してないのを決して忘れてはならないのでしょうね。
つまり、涅槃寂静のままではこの宇宙は展開していかないということです。
あえていえば、その本源の世界というのは、静なるものではなく、
その内にすでに「動」、つまり展開への意志が内包されているということです。

涅槃寂静の境地にいるだけというのは、あるそれ自体が矛盾です。

大乗とかキリスト衝動とかいわれる「愛」の衝動というのは、
その展開への意志そのものの表現でもあるのだと僕は考えています。

 中心にある「空」は、「空」そのものに展開のダイナミズムを内包し、
渦を巻き、時空間となってこの宇宙を生成し続けている、
というイメージがあります。
「空より流れきたる」というのは、その「流れ」を作り出している意志が、
そこに厳然として存在しているということでもあるのです。
ですから、「空」は「意志」そのものでもあるということでしょう。

 では、なぜ「空」でなければならないかというと、
「空」によって展開のための次元が創造されるからです。


 この陽と陰という二極というのも、この展開の意志の現れなのだと思います。


その「空場」という意志が次元を展開させながら、
この物質次元にまで螺旋状に凝縮しているというイメージがあります。

陽と陰が最初のダイナミズムを創り出し、それによって最初の螺旋が生まれます。
そしてその螺旋が場となってその場自体がまた次の螺旋を生成していきます。
そして次々と螺旋の螺旋の螺旋の・・・と展開していくというイメージです。

従って、物質というのも、それそのものが空場の多次元螺旋凝縮場となります。
シュタイナーが「物質などというものはない」ということをいうのも
そのことなのではないかと想像したりします。
真空妙有という言葉がありますが、
ある次元場での「空」というのは、その次元場より高次の場では「妙有」で、
そのダイナミズムの「妙有」が、下位の次元では見かけ上「隠されている」、
ということもあっての「空」でもあるのかもしれませんね。

=============
転載終わり

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