例えば正月にはおせち料理を食べたいなどという文化がある。
おせち料理を用意する役割は主に主婦の方に課せられるのであり年末にはせっせとおちせ料理の材料を買いに来ている主婦の姿がスーパーなどで見受けられるのである。
もちろん、愛する家族に美味しい物を食べさせたいという事もあるだろう。
しかし、一方ではおせち料理作りは立派な主婦の証明という事でもあるのだ。
何が言いたいか？
「正月にはおせち料理を食べるもの」という文化は主婦に対する強制力を生じさせているのである。
考えてもみよ。
もし、おせち料理作りはもう飽きたなと思う主婦がいたとしよう。
生協とかコンビニで立派なおせち料理を買ってすまでたとしよう。
ご主人はどう思うだろう。
「コイツ手を抜きやがったな。オレに対する愛はもう無いのか？」などと思うかも知れない。
文化というものはそれに外れた者に対して攻撃をするのである。
流行のファッションに身を包んでいない女性がダサイと思われるように。
明らかに支配の道具なのである「。 　

コメント
01. 2011年1月01日 00:59:50: 2KhpBB4KVY おい、おとその飲みすぎだぞ、おやじさん あのな、文化も言語も制度とは不可分のものとなってしまったんだよ。 だが、そこから抜け出す提言をしてみろよ。
02. 地には平和を 2011年1月01日 16:08:02: inzCOfyMQ6IpM : JtH9J4ehag 文化から抜け出す提言をする以前に文化とは何かをもっと語る必要があるでしょうね。文化も又支配の為の一手段になっているという事を多くの人の共通認識にすべきでしょう。人間って基本的に退屈なもんなんだからありあまる時間を文化にひたって退屈を紛らわしたいのだと思いますね。この社会のシステムに疑問を感じて動き出した人間にとっては社会改革の方が面白くて仕方がなく文化なんちゅうダルイものに浸っているヒマなんかないと思うでしょう。そういう人が増えれば結果的に文化も変わっているんだと思いますよ。
03. 2011年1月03日 23:28:04: xthL1oU52Y 実は政治も制度も全部文化のうちにある。たとえば民主主義の一人一票なんて皆が文化的受容しやすい以外に根拠がない。 日本の改革不能性もその文化の不変性に原因がある。
04. 2011年1月11日 20:49:08: 4JByyi9KHY 西洋音楽　クラシックはキリスト教の教会の権威を示すのに利用されて発展した側面があります。そういう意味では、支配の道具といえなくもありません。 江戸の文化は庶民文化であり、庶民の心を豊かにしました。 今、問題なのは、多くの現代人の心が壊されていることだと思います。 心が壊れたままでは社会変革もできません。 文化は人の心を豊かにします。文化に触れることで、感情のひだを増やし、他人の気持ちを察する細やかな想像力、思いやりのある人間に育ちます。また、音楽の美しいメロディーは人の心を直接癒します。 こんな時代だからこそ、文化が重要だと思います。 社会変革の邪魔をしているのは、文化ではなく、マスコミだと思います。
05. 地には平和を 2011年1月12日 00:04:22: inzCOfyMQ6IpM : fAHOsqEm7U 文化の中には抑圧する効果がある物と人を癒す効果がある物との２つに分けられるのだろう。どういうものが抑圧的文化でどういうものが解放的文化なのか？という事をもっと示す必要があるでしょうね。抑圧的文化の典型は「男はこうあるべき。女はこうあるべき。」という文化でしょう。「目上の者には従え」なんて文化は「それでは革命ができないジャン。」という反論が必要だ。我々の日常の中にはありとあらゆる支配の論理が張りめぐらされている。この事に気付く事がまずは第一歩だと思います。
06. 2012年3月10日 02:15:03 : XqoAYRzm5U 全面的に賛成！！

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