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中国が造船受注量世界一　韓国を逆転、日本に大差

　【上海共同】中国船舶工業協会は１１日までに、中国の２００９年の造船受注量（重量トンベース）が前年首位の韓国を抜いて世界一となり、シェアも６割に達したと発表した。中国は０９年、自動車生産でも日本を抜いてトップに立ったほか、９日には輸出額でも世界一の座を確保したばかりで、世界経済における存在感をさらに高めそうだ。

　造船の世界シェアは日中韓が９割超を占め、争奪戦を繰り広げているが、かつて世界一の造船大国だった日本の受注量は１９９９年に韓国に抜かれた後、０６年には中国にも逆転された。０９年も３位にとどまった日本のシェアは縮小傾向にあり、苦しい戦いを強いられている。

　発表によると、中国の０９年の造船受注量は２６００万トンで、１４８７万トンだった韓国を初めて上回り、シェアも同国の３５％を大きく引き離した。日本は９０万トン、シェア２％で、中韓両国に大きく水をあけられた。

　中国は０６年に始まった第１１次５カ年計画で造船業の振興を打ち出し、上海市近郊に世界最大級の造船基地を建設するなど大規模造船所を整備。高い技術が必要な大型液化天然ガス（ＬＮＧ）船や超大型タンカーを建造する実力を備えた。

2010/02/11 20:10 【共同通信】

コメント
01. 2010年2月12日 12:09:01 現在、中国の、「需要」こそが、日本の、生命線と、心得ます。とすれば、より、加速した、中国の、困った問題に、着眼する事が、これからの、日本の産業の、方向と、心得ます。
02. 2010年2月16日 15:10:03 日本がほぼ消えそうな造船シェアですが，日本と中国の差はどこからくるのですか。品質？価格？両方？ 中国の労働単価が安いことが最大寄与ですか？
03. 2010年2月16日 15:21:33 基本的には価格の差別化ですね。 十年前位までは技術力がなく、箱もののタンカーぐらいし造れませんでした。 その後、日本の技術者の流出などもあって、クオリティが上がっているようです。 ただ、先進国の造船重工業を見ると、戦艦の為に１国１社が普通だと思います。 結局のところ、低賃金・人海戦術で臨める国でないと、成り立たない産業なのでしょう。
04. 2010年2月17日 00:59:06 ネトウヨの逆法則が順調に炸裂しているな
05. 2010年2月18日 00:42:38 日本は良い物を作り続けるべきだし、政府はそれを支援するべきだ。 自民党のように「淘汰」論を振りかざしているから、こうなるのだ。
06. 2010年2月25日 18:31:53 これは明朝の永楽帝以来の「中国造船トン数世界一」返り咲きではないか？ 当時、鄭和を提督とする大艦隊の総トン数は、まだ「大航海時代」以前だったヨーロッパ全ての「外洋帆船」のそれらを合わせたより多かったとの説も聞いたことがあるし・・・ またその大きさも、全長百メートル超の、木造船としては極めて長大なものだったらしい。 参考： http://www1.cts.ne.jp/~fleet7/Museum/Muse059.html http://zenmz.exblog.jp/2020255/

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