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中国:毒入り粉ミルクが、なぜまた市場に?/米国リコール原因となった米CTS社部品は中国工場で製造された?
http://www.asyura2.com/09/china02/msg/367.html
投稿者 卑弥弓 日時 2010 年 2 月 17 日 21:46:16: gaiBtt4HGQPD.
 

(回答先: 外国資本への規制に不満 英国企業、中国市場からの撤退を計画【大紀元日本2月14日】 投稿者 卑弥弓 日時 2010 年 2 月 15 日 22:29:51)

中国:毒入り粉ミルクが、なぜまた市場に?
http://www.epochtimes.jp/jp/2010/02/html/d55580.html

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20100129ATDD280FT28012010.html
にもあるように、「米国でのリコールの原因となった米CTS社の部品を、中国でも同社の中国工場から同じ設計で調達していた。」
つまり、コストを下げることのみを求めると、大変なことになる、ということです。

以下、引用です。

 【大紀元日本2月17日】中国で2008年、乳幼児約30万人に健康被害を与えたメラミン入り乳製品が、再び市場に出回っている。業界の専門家は、未廃棄のミルクは10万トンに上ると見ている。なぜ、2年後にまた毒入りミルクが出回るのか。中国での品質管理は一体どうなっているのか。現在、リコール問題で批判を浴びているトヨタ自動車が基盤とする同社の本来の品質管理をみることで、中国での問題が浮き彫りとなる。

 メラミン入り粉ミルク

 1月30日、中国衛生部の陳竺(チェン・ジュー)部長が、2008年に廃棄されなかった原料が食品に使用されていたことを確認し、食品会社5社の名前を挙げた。

 当局は徹底的に廃棄させる姿勢だが、果たして中国の企業内で実際に徹底が図れるかが問題である。

 批判されるトヨタ自動車

 トヨタは現在、アクセル関連部品の不具合で、米国、欧州でのリコールが広がり、中南米、中近東にも波及する可能性がある。対象車はカムリ、カローラ、プリウスに及ぶ。生産、販売の一時中止にまで追い込まれ、事態は深刻化している。急速なグローバル化により、本来の品質管理を忘れ生産拡大を急ぎ過ぎたのではないかと指摘される。

 毒入り粉ミルクとトヨタ自動車の例は、もちろん同じ土壌ではない。前者は現在の中国の体質を反映したものであり、後者は品質でトップの座についた企業が同じ品質の問題で後退しているケースとして、日本に限られた問題ではない。しかし、1950年代の日本が戦後の復興の手段としてこだわった品質管理の発想を、現在の中国と比較すると、毒入りミルクが出回っている理由が分かってくる。

 デミング博士

 トヨタの品質管理の基礎はアメリカの統計学者、デミング博士(William Edwards Deming: 1900 ―1993年)によるものだ。第二次世界大戦後の1947年、デミング博士は日本の国税調査に関わる。当時、復興のためには統計的制御の教えが必要と考えた日本科学技術連盟が、同博士を招待し「統計的品質管理」の講義が行われた。

 トヨタはこの考え方を改良し、終身雇用と年功序列の文化を武器に小集団活動、自主的な現場改善をベースとする「日本的品質管理」へと発展させた。1990年代、TQC(総合的品質管理)として多くの米企業が学び取ることとなる。

 1950年8月に箱根で行われた「経営者のための品質管理講習会1日コース」は特に有名。本としても出版されたが、デミング博士が印税の受け取りを辞退したため、日本科学技術連盟が印税を基金として、「デミング賞」が創設されたといういきさつもある。

 「恐れ」があっては品質管理は不可能

 品質の向上により支出が削減され、生産性と市場シェアが向上するというのが、デミング博士の説。1950年代の日本において、デミング博士の目標の一つは、製造工程から「恐れ」を除去することだった。製造工程での出来事や懸念が、工場現場から管理職に何の恐れもなく伝わるように、作業員のためのコミュニケーションラインを設定する必要性を唱えたのだ。

 現在の中国では、誰の目から見ても明らかな製造ミスや道徳に反する違反行為に対しても、作業員は報告することを恐れていると、『Poorly Made in China』の著書、ポール・マイドラー氏は指摘する。ラインオペレーターは上司に報告したがらない。管理職は、やっかいな問題は無視する。関与する者はリスク計算をし、黙っているほうが火の粉が降りかからないと結論を出す。作業員が警告すべき肝心な時に、全く逆の行動がとられるわけだ。

 結果ではなくプロセス

 また、デミング博士は「結果ではなく、プロセスに力を入れることが大切」とし、継続的で系統的なプロセス段階の向上を重視した。しかし、今の中国での製造は、最終製品だけに目をむけている。問題があると製品試験だけを行う。試験の基準にさえ合えば販売できるという発想から、化学薬品を混入する。まさにこの発想から、水で薄められた粉ミルクの蛋白質の検出結果を高めるためにメラミンが混入された。

 長期的な視野

 今回のメラミン混入粉ミルク再販売の背景には、「毒入りでも何でも、使えるものは使え」という「金儲け至上主義」があるようだ。毒入りを捨てることは、短期的には損失でも、長期的に見たら信頼の基盤となり利益が上がる、というデミング博士の発想は、残念ながら、中国には根付いていない。

 昨年4月23日付のオンライン「US News」に発表された、キンバリー・パーマー氏による中国の品質管理問題に触れた記事の中で、1990年代、中国への調達により米国の家族は年間300ドルを節約すると言われていたが、中国への発注は、消費者製品の安全性が図られる以前の19世紀に逆戻りすることを意味すると示唆した者は、当時一人もいなかったと指摘している。

 現代の中国を1950年代の日本と比較する試みもあるが、実際のところ、中国の品質管理は、それ以前の段階で止まってしまっている。(編集・鶴田) (10/02/17 09:41)  

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コメント
 
01. 2010年2月20日 14:33:49
中国からのお土産で、電池で動くパンダを貰ったが、しばらくして動かなくなった。
腹の部分のネジを開くと、中にはドロドロとした茶色の粘液が広がっていた。
電池が溶けていたのだ。
もしその時、幼い子供がその部分に触れ、その手を舐めていたら・・、恐ろしい結果となっていた。
今、中国全土で「水が不純物」で汚染され、生命より金儲けが優先される「恐怖社会」となっている。
13億人もの人口だから、1億人が死んでも平気なのか!


02. 2010年2月28日 21:26:25
日本には「メラミン入りミルク」は輸入されていないことを祈ります。

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