中国でトヨタ社長が5回も頭を下げた理由【朝鮮日報】
http://www.chosunonline.com/news/20100302000026

大規模リコール（回収・無償修理）問題で米議会の公聴会に出席したトヨタ自動車の豊田章男社長が、世界最大の自動車市場である中国で、消費者に向かって頭を下げた。

豊田社長は1日、北京市内のホテルで記者会見を開き、「全世界のリコール問題で中国の皆様にご心配とご迷惑をかけていることを心からおわびする」と謝罪した。

豊田社長は会見の冒頭で自身がトヨタの中国本部長を務めた経歴に触れ、「かつて（中国）本部長を務めさせて頂くなど、非常に思い入れのあるこの中国で、皆様のご期待に応えられる車づくりを目指していきたい」と述べたほか、米国での公聴会終了後、直ちに中国入りしたことについいては、「わたしの言葉で直接リコールの内容を説明し、安心してもらいたい」と語った。

豊田社長は1時間余りにわたる会見で、5回も「申し訳ない」という言葉を繰り返した。

豊田社長は質疑応答の中で、中国で生産されるトヨタ車は相対的に安全だという点を積極的に強調した。

トヨタの合弁会社、天津一汽トヨタは先月28日から、アクセルペダルに不具合があるスポーツタイプ多目的車（SUV）の「RAV4」7万5000台を対象にリコールを実施している。

しかし、中国の国家質量監督検験検疫総局はこのほど、問題車種について、中国の消費者にリスクを警告している。

豊田社長は「（リコール対象のRAV4以外で）他のトヨタ車のアクセルペダルは問題はない」と強調した。

豊田社長はまた、「このような問題を引き起こしてしまった背景には、過去数年間、あまりに急激に業容を拡大してきたがある。

成長のスピードが速すぎ、人や組織の成長がそれに追いつかなかった」などと述べ、中国に品質管理面での教育施設などを設置することを約束した。

北京＝崔有植（チェ・ユシク）特派員

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版 　

コメント
01. 2010年3月04日 22:17:36 　トヨタは中国でもかなり人気がある。この前行ってとき金持ちがベンツを止めて日本でのいうレクサスで来た。コッチの方が格好良い． 　日本人の真面目さの象徴なんだな。その社長がみんなの前で侘び入れたんだからイメージも段々回復するよ。

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