http://www.asyura2.com/09/china02/msg/609.html
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(RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20101016-manifestations-croisees-chine-japon
中国／日本
記事発表：2010年10月16日土曜日
最終更新：2010年10月16日土曜日
中国と日本でデモが重なる
RFI
数千もの人々が、10月16日土曜日、中国で、日中両国が領有権を争う島々をめぐる危機の中、日本の態度に抗議するデモを行った。その頃、東京では、日本人のデモ参加者が同じ島々への中国の「侵略」を非難した。ひと月前、日本が支配し中国が領有権を主張する、東シナ海の島々の近くで中国漁船の船長が逮捕されことにより、アジアの両大国の間で外交危機が始まった。
中国中央部のいくつかの都市で、数千と数えられるデモ参加者が、日本への抗議を行った。紛争の的である島々に対する中国の主権を訴えるスローガンと、日本製品ボイコットの呼びかけが聞かれた。
ほとんど時を同じくして、「日本は危機にある！」「中国人の侵略を許すな！」と叫びながら、数千の日本のナショナリストが東京の路上をデモ行進した。彼らは、中国が尖閣諸島を「侵略する」と訴え、非難している。
実際のところ、その島々は無人で、日本が支配しているが、中国政府はその島々を釣魚(Diaoyu)諸島と呼び、領有権を主張している。両国が狙うものは海深くにある。この水域は水産資源が豊富で、海底に石油やガスを蔵しているかも知れない。
9月に、対立の原因となっている島々の近くで、日本の海上保安庁が中国漁船の船長を逮捕した。その後船長は釈放され、日中両国の首相は両国の関係改善のために、近日中に会見することを決めている。
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(RFI English)
http://www.english.rfi.fr/asia-pacific/20101018-japan-reacts-chinas-hysterical-island-row-reply
中国／日本
記事発表：2010年10月18日月曜日
最終更新：2010年10月18日月曜日
島をめぐる騒動で、日本は中国の応酬に反応する
RFI
日本の前原誠司外務大臣は月曜日、中国の領土紛争への対応は「ヒステリック」だと発言した。これは中国がいくつかの品目で日本向け輸出を停止したことを受けたものだ。その輸出禁止措置は、9月上旬に、係争中の島々の近くで、日本が中国漁船船長を逮捕したことに端を発する騒動の対応として、とられたものである。
中国は、閣僚級の対話や二国間の行事を中止した。産業界の情報によると、中国は日本の先端技術産業にとって極めて重要な、レアアースの輸出も中止している。
「私は、中国がとった対抗措置は極めてヒステリックだと思う。」と前原氏は語った。
「レアアースについては、中国商務省は輸出停止措置の発動を否定しているが、今のところ、私たちはまだ、出荷が正常に戻ったと結論づけることはできない」と、中国による一連の報復措置についての質問に対し、前原氏は答えた。
中国では、一昨日・昨日と、日本に対する抗議デモが各地で行われた。成都(Chengdu)、西安(Xian)、鄭州(Zhengzhou)、綿陽(Mianyang)などで、日本の商店などが損傷を受けたとの報道もある。
日本の菅直人首相は、デモは「遺憾」であり、中国に対し「日本国民と日系企業の安全を確保する」よう中国に促したと語った。
一方、中国は、週末に東京で行われた反中デモに「深い憂慮」を表明した。
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(BBC)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-11562973
2010年10月18日最終更新04:02GMT
日本は中国の抗議による損害を嘆く
日本の菅直人首相は、一昨日・昨日の中国での反日抗議デモに遺憾の意を表明した。
菅氏は、いくつかの商店などが損傷を受けたとの報道を受け、中国国内の日系企業の保護を要請した、と語った。
国会の答弁で、同氏は日中両国が事態を穏やかに扱うよう努めることが必要だと語った。
中国政府当局も、週末に東京で行われた反中抗議デモに「深い憂慮」を表明した。
「私たちは中国当局に、（デモは）遺憾であると伝え、（中国が）日本国民と日系企業の安全を確保するよう強く促した。」と菅氏は語った。
「理性的に」
「戦略的互恵関係を深める上で、双方（の国）が落ち着いて取り組む必要がある。」と、同氏は付け加えた。
菅氏は、日中関係は「非常に重要な二国間関係だ」と語った。
菅氏の発言は、いくつかの中国の都市（成都(Chengdu)、西安(Xi'an)、鄭州(Zhengzhou)、綿陽(Mianyang)）で、東シナ海の係争中の島々への、中国の主張を支持するデモの最中に、いくつかの日本の商店が損傷を受けたとの報道を、受けたものだ。
日本の共同通信は、四川(Sichuan)でのデモの参加者が、日本レストランに投石をしたり、日本車の窓を壊す様子を報道した。
数千の参加者が、「打倒日本帝国主義」「釣魚諸島を守れ」などのスローガンが書かれた横断幕を掲げ、抗議した。
中国外務省の馬朝旭(Ma Zhaoxu)報道官は、「日本側による、最近の間違った言動に対して激しい怒りを表す人々がいるのは理解できる」と語った。
しかし、同氏は、そういった意見は理性的に表現されるべきだ、とも語った。
「私たちは、愛国心は、理性的に法に遵って表現されるべきだと主張する。私たちは、法と規則に違反した非理性的な行動には賛同しない。」
「私たちは、日中の戦略的な二国間関係や相互の利益を守るために、対話と共同の努力を通じて、このような問題を適切に解決することを支持する」と、声明の中で馬氏は語った。
東京では、デモ参加者が、島々に対する中国の主張に反対して結集し、中国大使館に抗議文を届けた。
土曜日の東京でのデモの最中、数百の人々が「日本は危機にある」「侵略者中国を許すな」と読める横断幕を掲げた。
先月、係争中の水域での衝突事件の後、日本が中国漁船を拿捕して船長を拘留したことから、長年続いた論争が全面的な外交危機として火を噴いた。
船長は、2隻の日本の巡視船に故意に漁船を衝突させた疑いで、取り調べを受けた。船長が2週間後に釈放されて以降、二国間の緊張は緩みつつある。
それでも、中国は事件の謝罪を日本に求めている。その謝罪を、日本は拒否している。
中国当局は過去において、日本では尖閣の名で知られた、豊富な石油・ガスが埋蔵されている可能性のある無人の島々をめぐって、大規模なデモを指揮したことがある。
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(投稿者より)
この週末に東京と中国各地でおこったデモと、それに対する日中両国政府のコメントを伝えるニュースを、いくつかつないでみました。発言部分は記事の文章から日本語に直しています。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。
記事の順番は前後します。BBCの記者は前原大臣の発言を知らなかったはずです。
前原大臣は相変わらずの勇ましいコメントをなさっていますが、菅首相、中国政府とも、冷静な対応を呼びかけています。日中両国とも、「戦略的互恵関係」を進める、という認識は一致しています。もちろん、掛け声だけかも知れませんが、いま、この時期に日中関係がこれ以上悪化しないよう、願うばかりです。
（「戦略的互恵関係」の包括推進に関する日中共同声明：日本国外務省）
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/area/china/visit/0805_ks.html
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