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リチャード・コシミズが独立党運営を開始し、ネットビジネスを本格的に
起動させた頃に前後して、首都圏の行動保守諸団体がＹｏｕｔｕｂｅ、
ニコ動を媒体に登場した。個人が提供するメディアであるブログ・動画が
一つの放送チャンネルとして機能しだした時代を物語るように、彼らの勢力は
アップロードを繰り返すごとに日に日に盛り上がり、数年たった今では
地方支部にまで活動が拡張している。
それは大いに結構なことだ。昔なら彼らの活動はおそらく街角の片隅で自己満足
を最終目標としているとしか見えない寂しい若者の抵抗の姿で終わっていただろう。
それがネットのおかげで、多くの人間にアピールする機会を得、仲間が集まり、
直接参加はしない支持者という外枠も広がり活動が螺旋状に発展し、色ずいてくる。
私も当初は期待した。それまであったいわゆる右翼団体や、新興宗教右派とは
全く異なる新しい運動体であることがすがすがしかった。一般庶民が暇を作って
寄り集まっては言論で世直しをしようとする自治、自警の街宣をぜひ応援したい
と願ったのだ。
それがたった数年のうちに、いままではお互いの特色を生かしあいながら協調
していたそれぞれの団体が会員・助成基金をめぐる人気集めの競争となり、
過激なパフォーマンスで出し抜きあう様子がみられるようになった。リチャード
コシミズもうっかり口をすべらせて彼らを挑発したことで、自宅や事務所まで
押しかけられたことは記憶に新しい。彼らの人気を左右するネット公開闘争劇に
きっかけを与えた上に油を注いだのだ。まってましたとばかり彼らはやってきた。
「在日特権を許さない市民の会」代表である桜井誠が自ら京都で「ウトロ住民
排斥」のデモを行い完全に戦後倫理の「一線」を超えてから、堰を切ったように熱狂し
さらなく過激化を止められない行動保守団体の有志達。逮捕者続出、内部闘争、
分裂、再編成が昨年一年でも洪水のように起こった。いやはや、保守の定義とは
何とや、と問わずにはいられない全共闘を彷彿とさせる紛争の嵐である。
写真の男性は、首都圏を中心に反日分子を糾弾する街宣活動を精力的に行って
きた団体の代表であるが、仲間内の恋愛を咎めるうち常軌を逸してきたのだという。
これも赤軍の名残雪のようでもある。
全国の行動保守のみなさま、根気よく、心地よい正義をまとい、勇気をもって
歩んでいこうじゃないですか。心配しなくても、サヨクには絶対に勝てません。
あいつらには１５億のシナがついてますから。少数派のままでいい、不遇なままでいい、
そういう決意を胸に、お互いのプライドで団結を維持し、苦悩の中に理想をのぞみ、
励ましあって生きていきましょう。
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