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日本の近未来
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投稿者 taked4700 日時 2011 年 5 月 15 日 12:30:19: 9XFNe/BiX575U
 

日本の近未来

 311の地震が起こり、2004年のスマトラ沖地震と同じように誘発地震を起こすことが予測されている。

2004年12月26日----スマトラ島沖地震 (2004年)------9.1-------スマトラ島北西沖
2005年3月28日-----スマトラ島沖地震 (2005年)------8.6-------メダン南西沖
2007年9月12日-----スマトラ島沖地震 (2007年)------8.5-------ブンクル南西沖
2009年9月30日-----ストラ島沖地震 (2009年)--------7.5-------パダン西北西沖
2010年4月6日-------スマトラ島沖地震 (2010年4月)---7.8-------バニャック諸島付近
2010年5月9日-------スマトラ島沖地震 (2010年5月)---7.2-------バンダアチェ南南東沖
2010年10月25日----スマトラ島沖地震 (2010年10月)--7.7-------パダン南沖

 つまり、今後5年から6年で日本各地にM7越えの地震が頻発するわけだ。311の揺れ残りの部分である青森県沖と千葉県沖はほぼ確実に揺れるだろうし、東に数メートル動いた東北地方と西日本を結ぶフォッサマグナ上にある関東地方で、例えば東京湾北部地震が起こる可能性は強い。そして、更に、東海地震や若狭湾近辺でも地震が起こる可能性は強い。

 2008年に起こった四川大地震は揚子江プレートというユーラシアプレート内のマイクロプレートの西北端が動いたものだった。そして、揚子江プレートの東端は九州南部にほぼ接していて、その位置には川内原発がある。九州南端の鹿児島県にある桜島の噴火が活発化したのは四川大地震の後の2009年からだし、2011年1月には新燃岳の噴火も始まった。

 新燃岳の噴火は享保噴火 の再来と言われ、1716年以来の本格的噴火に発展する可能性が指摘されている。311の東北地方太平洋沖地震も869年の貞観地震の再来とされている。

 ここで、貞観地震や享保噴火の前後にどのような地震や噴火活動があったか、それを見てみよう。

863年7月10日 越中・越後地震 - 死者多数、直江津付近にあった数個の小島が壊滅したと伝えられる。
868年8月3日 播磨・山城地震 - M 7台。
869年7月9日 貞観三陸地震 - M 8.3〜8.6、地震に伴う津波(貞観津波)の被害が甚大で死者約1,000人。多賀城損壊。津波堆積物調査から震源域が岩手県沖〜福島県沖、または茨城県沖の連動型超巨大地震の可能性も指摘される。
878年10月28日 相模・武蔵地震 - M 7.4、死者多数。京都でも揺れが感じられる。
887年8月26日 仁和地震(南海地震) - M 8.0〜8.5、京都・摂津を中心に死者多数。津波あり。地質調査によればほぼ同時期に東南海・東海地震も発生。


1694年6月19日 能代地震 - M 7.0、陸奥で山崩れなど。死者394人。
1703年12月31日 元禄地震(元禄関東地震) - M 8.1、死者5,200人(20万人とも)。関東南部に津波。
1707年10月28日 宝永地震(東海・南海・東南海連動型地震) - M 8.4〜8.7、死者2,800〜2万人以上、倒潰・流出家屋6万〜8万軒。関東から九州までの太平洋岸に津波、伊豆・伊勢・紀伊・阿波・土佐などで大きな被害。地震から49日後に富士山の宝永大噴火。道後温泉の湧出が数ヶ月間止まる。
1710年10月3日 因伯美地震 - M 6.6、山崩れなど。死者多数。
1714年4月28日 糸魚川地震 - M 6.4、山崩れなど。死者約100人。
1716年3月11日 享保噴火
1717年5月13日 宮城県沖で地震 - M 7.5、陸前、陸中で津波や液状化により被害。
1729年 能登半島で地震 - M 6.6〜7、死者少なくとも5人。
1731年10月7日 宮城県南部で地震 - M 6.5、死者数名、家屋が倒壊。
貞観大噴火(じょうがんだいふんか)とは、平安時代初期の864年(貞観6年)から866年(貞観8年)にかけて発生した、富士山の大規模な噴火活動である。この噴火で埋没した剗の海の残片が現在の富士五湖のうちの2つ、西湖と精進湖であり、溶岩流の上に1200年の時を経て再生した森林地帯が青木ヶ原樹海である。

 要するに、311の東北地方太平洋沖地震の前例であった869年の例でも、新燃岳の前回噴火の1716年の例でも東海地震が10年以内に起こっていて、南海、東南海との連動型であったと言うことだ。このプレート境界型の大地震が起こると、直下型の地震が多く起こることは、今回の311地震がよく示している。1700年代でさえ、人口は今の半分以下で地震が起こっても記録に残っていないものがかなりあるはずだし、ましてや800年代ならかなり大きな地震でも記録されていない例があるのは確実だ。今後、日本は東海地震など、プレート境界型地震が順次起こり、それに付随した直下型の地震に常時襲われることになる。

 仮に、原子炉が破壊されなくても、首都圏や関西圏が地震に襲われればその損害は50兆円は軽く超え、今後、日本の財政破綻は避けられない。公務員給与の切り下げや年金の切り下げは当然のこと、給与の遅配やハイパーインフレも起こる。

 原発震災が起これば、これがもっと早まるし、居住ができない地域や農業ができない地域が広範囲になり、海外移住するしかないような社会になるだろう。一般人はまさしく路頭に迷うしかない。

 そして、最も大きな問題は、こういったことがごく常識的に考えて予測できるのに、政府もマスコミも、国会議員や地方議員も、ほとんど対応策を考えているように見えない点だ。

 対応策は比較的簡単だ。原発をすぐに廃止して、核燃料を何処かへまとめて移すこと。首都機能を分散すること。地熱発電を全国各地で開発して、少なくとも全電力の3割以上を供給できるようにすることだ。ただ、さまざまな利権や思惑があって、動こうとしない。

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<566>>
 

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コメント
 
01. taked4700 2011年5月15日 14:17:37: 9XFNe/BiX575U : Dqc5CGFSuB
結局、首都圏に住んでいる方たちの投下資本というか、財産がかなりのものになっていて、それが思考停止を起こさせているのでしょうね。首都機能移転とか言っても、今、住宅を処分したら数千万の損になると言うような感覚が出てしまう。

週刊誌に、首都圏の物件が値下がりしていると言う記事がありましたが、不思議なことに福島県や宮城県のことには触れているものが未だない様子ですし、インターネット上のブログなどでもそういった記事はない様子。

非常に大きな形で情報コントロール、マインドコントロールがされているのでしょう。


02. 2011年5月15日 14:19:07: 0EopofEgjc
>対応策は比較的簡単だ。
>原発をすぐに廃止して、核燃料を何処かへまとめて移すこと。
>首都機能を分散すること。
>地熱発電を全国各地で開発して、少なくとも全電力の3割以上を供給できるようにすることだ。

簡単な事かねぇw
一体何と比較してるの?


03. taked4700 2011年5月15日 15:06:56: 9XFNe/BiX575U : Dqc5CGFSuB
やる気でやれば、簡単なことですと申し上げています。
JALを破たん処理して、株券をチャラにしたのですから、こちらもできますよ。JALは、ある意味、あのまま存続できた。政府が資本注入してもよかったし、金融機関にリスケジュールを強力にやらせて、リストラを進めれば、株をチャラにする必要はなかったはず。

今の日本は、このまま進めば、首都圏はほぼ居住不能になりますよ。そのことを考えれば、特に難しい話ではないと思います。

1.福島原発がより過酷化する。
2.浜岡の使用済み核燃料が地震でフクシマ化する。

これらが起こらなくても、東京湾北部地震が起これば、ほぼ財政破綻は決まりで、日本経済は回復できないでしょう。


LNGに頼る火力発電もいいですが、あくまでも急場しのぎのもの。早く国立公園内の開発規制を外して、地熱発電をやるべきです。遅くとも今年中に開発に着手しないと、多分完全に手遅れです。


04. 2011年5月15日 15:33:32: 0EopofEgjc
>>03

わかった。
じゃ、それを実現させるためにみんなで意見を出し合おうぜ!


05. 2011年5月15日 15:37:55: 0EopofEgjc
ってレスしてるのオレだけ?
オレ頭悪いからなぁ・・・

06. 2011年5月15日 16:20:21: 0EopofEgjc
連投失礼

地熱発電について調べた。
今のところ18ヶ所で原発1機分なんだね。
でも反対理由って、景観がどうの、公園内だからどうの、法律がどうの、国の支援がどうのって下らんことばっかじゃん。
そのうえ技術的には日本は凄くレベルが高いんだね。
温泉いっぱいあるのもうってつけじゃん。


07. 2011年5月15日 16:20:54: lqOPOFnyLE
スマトラ島地震での位置関係がすぐにはわからないが、M7地震は海洋でもともと数が多い。日本でも従来三陸沖、宮城県沖、北海道太平洋岸沖を通じてみれば、結構ある。したがって、この規模のものをすべて巨大地震の誘発型にしてしまうのは、難点があろう。日本の9世紀は確かにいろいろなことが続いて、この時代は地質的な変動の時代かとは思うこともできるが、18世紀はいろいろあったといってもこじつけのようで、むしろ安政から明治末期までの19世紀後半の方が、変動の時代ととりやすいのではないか。

08. taked4700 2011年5月15日 17:01:42: 9XFNe/BiX575U : Dqc5CGFSuB
07さま、

ですから、その両方が今回同時に起こりつつあるのではと思うのです。大地動乱の時代ではないかと。

どちらにしても、使用済み核燃料はなるべく増やさずにおくに越したことはありません。その意味だけでも、原発の運転はなるべく早く止めるべきですし、まして原発震災の危険性が高い現在は一刻も早く止めるべきではと思います。


09. 2011年5月15日 17:05:00: 0EopofEgjc
>>07

オレは考えが違う。
地震予知を絶対信頼できるほどの精度にするのは、今のとこ無理っぽいだろ?
大地震が起こったとして、今回みたいに二次災害(ふくいちの事)が地震以上の放射能(漏れどころじゃない)問題になんるなんてもういやだ。
地震で発電所壊れても、電力止まっちまうくらいならまだ許せるけどさ。
スマトラがどうの三陸がどうのってのは一切オレには関係ない。
安全で安心できる日本を模索してるだけだ(オレはね。投稿者は分からんけどw)。


10. taked4700 2011年5月15日 17:17:21: 9XFNe/BiX575U : Dqc5CGFSuB
なお、Hi-netの震源マップを見ると、西日本は地震がかなり少なくなった時期が続きました。しかし、最近は2005年7月からのものと比べると、大阪や若狭湾での浅い地震の回数が増えているように見えます。西日本での内陸部では他にあまり変化があるようには思えないのですが、外海ではかなり変化があり、経度140度から143度、緯度33度付近にあった地震の巣がほぼ現在は消滅しています。

また、以前、つまり、2005年ごろは連続波形画像の鹿児島、姶良のデータはほぼ一面真っ黒でしたが今は非常にきれいです。揺れが少なくなっているのは、一見いい兆候のように思えますが、桜島や新燃岳で噴火が続いている現在、却って、大きな変化が起こる前の静穏期ではという見方もできます。


11. taked4700 2011年5月15日 22:11:04: 9XFNe/BiX575U : Dqc5CGFSuB
09さん、

>大地震が起こったとして、今回みたいに二次災害(ふくいちの事)が地震以上の放射能(漏れどころじゃない)問題になんるなんてもういやだ。

自分も同じように感じています。何が困るかと言ったら、日本は世界でもまれなほど地震が頻発する国であり、そんな地震国に原子炉が54機もあり、なおその上増やそうとしていることです。

311の地震はマグニチュード9を超えていたので、今後、誘発地震が起こることは、地震予知というよりも単なる経験則です。実際、スマトラ島沖地震でも誘発地震が続きました。

原発をすぐに廃止して、核燃料を何処かへまとめて移すこと。首都機能を分散すること。地熱発電を全国各地で開発して、少なくとも全電力の3割以上を供給できるようにすること。

これをすることで、危険性を減らすことが出来るはずなのです。


12. 2011年5月16日 13:49:31: 0EopofEgjc
>>11

>原発をすぐに廃止して、核燃料を何処かへまとめて移すこと

オレはこれが一番厄介な問題だと思ってるんだ。
何処へ移せばいいと思う?


13. my.test.done 2011年5月16日 13:55:58: nh3G/e53Vu8.Q : FFIErVvouc
どれも合意できる意見ばかりです

14. taked4700 2011年5月16日 18:05:55: 9XFNe/BiX575U : 1bKm5gwiBQ
>>12

どこへ移すか、実際にその地名を言ってしまうと、いろいろ波紋が広がります。
ただ、なるべく安定した地盤で、しかも人口密度が低い所とすると、あまり選択の幅はありません。
それに、自分は、あまりデータを持っていません。自分の知り得ることは多分かなり一般的に知られていることでしかないので、もしかすると何処かもっともいい場所というのがあるのかもしれません。


15. 2011年5月16日 18:18:39: 0EopofEgjc
>>14

原発建設の候補地選びと余り変わらないような気がするんですが・・・
オレは絶対安全な保管場所、保管方法なんて現時点では見つからないと思う。
緊急避難的な考えでやるんなら別だけど・・・
やっぱり抜本的な解決方法を何とか見つけないとダメだよ。
困ったね。


16. taked4700 2011年5月16日 22:31:29: 9XFNe/BiX575U : 1bKm5gwiBQ
>>15

>絶対安全な保管場所、保管方法なんて現時点では見つからない

確かに、それはその通りです。

>抜本的な解決方法を何とか見つけないとダメ

多分、最も妥当な解決策は、戦後原発を日本に持ってきたアメリカに使用済み核燃料を引き取っていただくとか、そのぐらいしかアイデアが出てきません。それに、これは、解決策になりますかね?


17. 2011年5月17日 12:49:09: 0EopofEgjc
前に他のスレでもコメントしたんだけど、結局原子力についてちゃんと理解できてないのに、見切り発車しちゃったって感じだよね。
それは原発持ってる国全てに言える事で、それらの国はどこも核燃料・核廃棄物の処理に困ってるはずでしょ。
国の垣根を越えて専門家たちが協力して解決策を模索する努力をすべき。
で、一時的な保管場所としてどういう条件の環境が的しているかも併せて考えなきゃ。
このままじゃ、オッペンハイマーの後悔が現実となり、あれから原子力の知識は何も進歩してない事になっちゃうよね。
こんなもん作んなきゃよかった・・・で済みゃいいんだけどさ。

18. 2011年5月17日 18:57:07: 0EopofEgjc
あと一つ言いたいのが、これまでの日本の繁栄は、有り余る電力に負うところが大きいと思う。節電が当たり前になって、多くの工場がフル操業できなくなったらどうなるのかが心配です。

19. 2011年5月20日 05:49:07: wGaSu5Yb0U
保管場所は、尖閣諸島しかない。

20. taked4700 2011年5月22日 13:25:29: 9XFNe/BiX575U : iUHxUxxaDY
>>19

使用済み核燃料は、場所を決めてそこへ置いておけばいいと言うものではないようです。維持管理が必要で、

1.冷却水の循環系の維持管理:ポンプの燃料補給が恒常的に必要です。
2.核燃料を組み込んだキャスクという容器の寿命があり数万年持つとか数千年持つとか言われていますが、現実には少なくとも10年毎ぐらいで点検が必要。
3.放射能漏れが起きていないかの監視が常時必要で、その監視機器の維持管理が必要。

 結局、かなり広い場所にプールを作って、それを覆う建物を作り、そこから数キロ離れたところへ維持管理をするための事務所が必要ということだと思います。

 ですから、かなり広い土地が必要です。

 いっそのこと、世界の使用済み核燃料の保管をある一定の土地を提供することにして、引き受けるなどをやればいいのかと思います。


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