wiki/資本主義
wiki/社会主義

などで定義を勉強するとよい
両者は、異なるレベルの主義であることがわかる

>資本主義も社会主義も徹底した経済第一主義

どちらも別に経済第一といった価値観ではない

前者は単なる経済のシステムの名前

後者は個人主義に対して、集団である社会を重視する立場

日本で言えば、憲法にあるように、公共が個人に優先する
という原則がそれに対応する

資本主義は（１）社会的分業と（２）それを支える市場を用いて、団体・個人が富の蓄積と集中を目指すものです。一方、社会主義は上に記したように、資本主義で生じる階級（資本家と労働者）間の搾取関係を、何らかの方法で解消しようとするものです。

ですので、現代の先進国のように、ある程度の税による所得再配分が行われている国は純粋な資本主義ではないし、純粋な社会主義でもない。その中間だ（厳密にはどっちとも言えない）、というのが定義から見た結論になるのではないかと思います（だから修正資本主義などの言葉が使われる）。

国家独占資本主義と、社会主義の『生産手段の社会的管理』としての国家社会主義とを比べると、資本主義というのは、市場が機能することが大前提で、現代のように物資が余り気味になると市場における交換の必要性も弱体化し、その結果いろいろと機能不全が起こって来るのではないかと思います。また、資本主義は、団体・個人の富の蓄積と集中を目的とするものなので、社会主義のように資本＝生産手段を社会的に管理する事は受け入れないように思います。

ただ、国家独占資本と、国家社会主義は、ピラミッド型の権力構造を持つという点では似ているのかも知れないな、と思います。

このような悲惨で不平等な結果を齎す制度に対して
そんな結果を避けて、平和な社会を運営できるような政治体制はどのようなものか
そこで考え出された政治システムが社会主義体制であったと考えます。

ですから、社会主義体制が独立した主体的な政治体制となった時
そのまま理想的な政治が行えるかと言えば、それは不可能なのです。

なぜかと言えば、社会主義体制は、あくまでも資本主義体制の欠陥を克服する方法で
しかありませんから、政治体制として社会運営がそのままで順調に展開するかといえば
そういう事はないでしょう。政治体制として通用するとしても、どこかにムリがあり、
息苦しく不満に感じる人々（がまんを余儀なく強いられる人々）が生じるでしょう。

資本主義体制・社会主義体制はどちらも国民の為の政治体制としては欠点面があり
社会運営の為には、完成したシステムではないというのが、現状の段階でしょう。

相方の体制的欠陥部分を補い合うような協力は随所で行われてきたと考えられます。
.

という目的で（国際政治の面では）
相方の権力者が握手をする構図（これまた欠陥の是正ではなく、欠陥の固定化ですが）
これが東西冷戦構造を作り出し、そのまま膠着した形で長期間世界支配が続いてきた。

東西冷戦構造は、
東西政治体制の欠陥部分をそのままに放置している「膠着的握手」なので、
その幕の下では国民人類の生活が、政治政策的空洞化の時代となってしまい
社会の質の悪化は侵蝕が早まり、国民人類の苦しみは増す一方となっていった。

一方、現状の日本の資本主義体制と社会主義体制はどうなっているのか？
結論として国民頭越しに、民・自が妥協して消費税率アップに現時点で踏み切ったら
東西冷戦の握手と同じで、日本国民の立場は更に政治的空洞化が侵蝕し悪化していく。

政治的冷戦ではなく、明日を切り開く政治を展開する為には
日本は、そして国民はどのように この時点を闘えばいいのか

資本主義体制・社会主義体制の両面の長所を新しい政治体制には取り入れていく
としたら、ここで両体制の欠陥部分を膠着させるような形での自・民の握手は避けたい。

日本の取り組みは、、、としての意見を追加する所でコメントができず政治板に
http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/377.html

ということなので、両体制の長所の面を日本の社会に、国民の生活に
取り入れていくための闘いの方法を提示しているものなのです。

現在、両面の欠陥部分が表面化しているという事実は、欠陥部分を取り去れば
そこには長所（理想の部分）が残っているという事実の裏づけがあっての事でしょう。
.