省エネ最先端技術リスト作成へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140304/k10015697671000.html

地球温暖化の防止につなげようと、環境省は大幅な省エネが達成できる最先端の技術をまとめたリストを来年度、新たに作成し、企業への導入などを進めていくことになりました。

環境省は企業が投資した分を短期間に回収できる温暖化対策の設備を、工場やオフィスビルなどに導入すれば、年間２０００万トン以上の温室効果ガスが削減できると試算していますが、十分な情報がないことなどから導入が進んでいないということです。
このため環境省は、温室効果ガスの削減に効果的で、大幅な省エネが達成できる最先端の技術とその性能をまとめたリストを、来年度、新たに作成することを決めました。
リストには、エネルギー効率の高いガスタービンやボイラー、それに温室効果が低い「ノンフロン」の物質を冷却に使う冷凍冷蔵庫などが盛り込まれる予定で、リストを活用して業界団体に設備の導入を働きかけるほか、一部の設備については導入する企業に財政的な支援も行うことにしています。

また、このリストは発展途上国が日本の温暖化対策の技術を導入できる２国間の制度で、どのような事業を行うかを決める際にも活用される予定で、環境省は、こうした取り組みで日本の技術の海外展開を後押ししたいとしています。
石原環境大臣は４日の閣議のあとの会見で、「省エネの徹底と再生可能エネルギーの普及を車の両輪にして、温暖化対策を進めたい」と述べました。 　

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