(回答先: メキシコ湾原油流出事故が日本であまり報道されない二つの理由 投稿者 taked4700 日時 2010 年 7 月 10 日 00:36:38)

>もう一つ、深海底での原油掘削がコスト的に割に合うと言うことは、それだけ原油価格が上がると言う意味でもある。

この部分、すこし意味合いがちがうかもしれないと私は受け止めています。今、石油価格は不当に吊り上げられている。そこから、金(マネー)を引き上させて違うところに投資させるために、石油の価格を引き下げたい。そのための手段の一つがメキシコ湾の油田であったと。この原油引き下げが理由であれば、背後でオバマ陣営も共同して動いていただろうから(純粋にBPの利益のためとは考え難い)、BPを糾弾することができないというところでしょう。

というのも、昨今の石油の価格高騰は、簡単に言えば生産地の軍事的混乱で上がっているわけですが、埋蔵量がのこり少ないと言われていたために、長期的に値上げすると言われていたことも原因だったわけです。ここに、メキシコ湾の海底油田の話題が入ると、『埋蔵量』というのはあくまでも現在の技術で採掘可能なものを指しており、技術革新とともに(採掘可能な)石油は増えるという結論に至り、原油価格が下がります。
ちなみに、アラブ勢の不穏な動きにより、金(ゴールド)の方も価格調整入りました。夏祭りには要注意ですね。

【参考】
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http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/248.html
DP 248 2010/6/22 13:27:36
投稿者: metola
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●金の価格が吊り上げられている。
→ドル崩壊というドラマが最高潮に近づくにつれ、金は高騰する。
→その後の暴落に注意する。
●石油の埋蔵量は推定できない。
→ＢＰの失敗で頓挫しているが、原油価格の暴落と、その経済に与える影響に注意する。
==================== 　

コメント
01. taked4700 2010年7月11日 10:39:41: 9XFNe/BiX575U: tC8f2oPwcc 確かに投機の動きはあるのでしょうね。しかし、実需として、石油の値段は上昇傾向にあります。どのくらいの値段が適当かは、いろいろあるでしょうが、現在のガソリン１Ｌあたり130円ぐらいというのは、まだまだ上がるでしょう。日本の価格でいうなら、多分１Ｌ200円ぐらいにはなるはずで、それと高速道路の無料化が何とか見合う形で今後の道路行政は行われるはず。つまり、高速道路の一般車への無料開放は進まず、物流トラック優先で無料化は進むでしょう。 　なお、石油ばかり投機対象としてはやされる傾向がありますが、石炭やＬＮＧ、その他天然資源としての鉱物、ウラン、金なども、投機対象になりえますし、今後、大規模な投機対象になる可能性が強いと思います。 　どちらにしても、投機による金儲けの問題に関心を払うより、日本における究極的なリスク、つまり、原発震災に関心を払うべきだと考えています。
02. metola 2010年7月11日 18:08:31: XbEFO1BzdtcZo: NQDx9jt9Ns >実需として、石油の値段は上昇傾向にあります。 多くの人がそう思っているし、数十年スケールの長期トレンドではたしかにそうなるでしょう。しかし、今の原油高はイラク戦争開始以降、不当に吊り上げられており、新興国の需要を考えても、実際には1バレル70-80ドルくらいが妥当です。つまり、投機の動きで、金融市場から金の一部が原油先物に流れてきて、石油の値段は上がっている。逆にいうと、石油バブルが崩壊すると、石油は1バレル70-80ドルに近づく程度に下落するという可能性が高いということです。ただ、上がるよりも下がる方が値動きは硬いので、1バレル90ドルくらいで落ち着くでしょうね。 それで、 >現在のガソリン１Ｌあたり130円ぐらいというのは、まだまだ上がるでしょう。 というのは(たしかに一時的に円安が進む局面もあるので、否定はしませんが)、むしろ逆に進むのではないか。多分1Ｌあたり100円を切ってもいいくらいの価格で原油は取引されるでしょう。ただ、日本の糞みたいな経済評論家は株と為替しか見ないですから(操作されやすいので、むしろみない方がいい経済指標ですけどね)、原油価格のことは話題にならず、高い価格をキープするでしょうね。 で、このバブル崩壊のさきがけとなるのが、油田開発なんです。 >　なお、石油ばかり投機対象としてはやされる傾向がありますが、石炭やＬＮＧ、その他天然資源としての鉱物、ウラン、金なども、投機対象になりえますし、今後、大規模な投機対象になる可能性が強いと思います。 これは既になっています。とくに金(ゴールド)が著しい。いまでは１オンスあたり1200ドル代を推移しており、これは5年前の5倍程度になります。ここ数週間で、アフガニスタンの金鉱関連のニュースややアラブの金所有量の変化などがあり、金は50ドル近く価格を落としました。いまは、金融不安材料の方が勝っていて、金バブル崩壊にはなりませんが、近い将来に金は急落する可能性が高いです。 近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきという点では、このマネーの流れを把握する必要があるでしょう。
03. metola 2010年7月11日 22:27:31: XbEFO1BzdtcZo: ydxdMVLxwI 金バブル崩壊にはならないは、ちと言いすぎですね。金バブル崩壊は緩和されるという意味です。

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