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原子力ムラの大臣達   「河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり」
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/728.html
投稿者 蓄電 日時 2012 年 7 月 30 日 16:34:26: TR/B2VKXCoTU6
 

原子力ムラの大臣達|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

http://www.taro.org/2012/07/post-1242.php

7月26日の決算行政監視委員会の質疑から。
(正確を期すために、議事録を参照して下さい。)

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=42022&media_type=fp

7/26衆院 決算行政監視委員会
http://www.youtube.com/watch?v=r8CAKRCkNDY
http://www.youtube.com/watch?v=QUudGc8loeQ
http://www.youtube.com/watch?v=scKXKXrmjNU
http://www.youtube.com/watch?v=pD3Fbes2pgE


細野国務大臣
...私が所掌しております原子力委員会において、透明性の問題でさまざまな疑念を持たれる運営がなされて、今検証作業が進められております。...

河野
...今、大臣みずから、原子力委員会が過去いろいろな透明性において疑念を抱かれるようなことがあったから今検証しているというお話がありましたけれども、そういう疑念を抱かれるようなことを平気でやってきた原子力委員会に何らかの形で携わった人間がこの新しい規制委員会の委員として政府側から名前が挙げられるようなことは、よもやないと思いますが、どうですか。

細野国務大臣
...原子力規制委員会の委員の提示については、今ちょうどこの時間に出されているかどうか、まだちょっと把握をしておりません。きょう午前中に総理から、情報管理について厳しい注意がございました。それはもう結果として、報道があったということについて責任を感じております。したがいまして、議会にしっかりと提出するということをまずやらせていただきたいというふうに思っております。

河野
いや、別に名前を聞いているんじゃありません。透明性においてこれまで疑念を持たれて、わざわざ検証しなければいけないような、いわば原子力ムラの中心にいた原子力委員会にかかわってきた、そういう人間がよもや新しい規制組織に名前を挙げられるようなことかはないでしょうねという確認をしているだけであって、誰か名前を言ってくれなんて言っていません。そんなことはよもや起きないんですね。

細野国務大臣
委員の人選につきましては、しっかりと議会にまず出させていただきたいというふうに思っております。

河野
結局、大臣がこの場でもおっしゃっているように、過去、透明性に問題のある秘密会みたいなことを繰り返しやってきた原子力委員会のいわば真ん中に座っていた人間を今度の規制組織の真ん中に据えようというのが今の野田政権じゃないですか。そんないいかげんなことをやって、この規制委員会がちゃんと機能すると思っているんですか、細野大臣。

細野国務大臣
原子力規制委員につきましては、きちっとそれを議会に報告して、どういう趣旨で一人ひとり今回提出したのかということについては説明をさせていただきたいというふうに思っております。

河野
...再稼働をさせた大飯原発の二号炉と三号炉の間には、F−6と呼ばれる活断層の疑いのある断層があるという指摘がされています。野田総理が自分が責任をとって再稼働するんだと言っているならば、少なくともそこを掘って、掘れば活断層かどうかわかるわけですから、再稼働する前に掘って、そういう指摘があったけれども、これは違うよということをはっきりさせるのが普通じゃありませんか。...

枝野国務大臣
...大飯原発の活断層の件についてでございますが、大飯原発のF−6破砕帯については、7月17日の原子力安全・保安院の意見聴取会で専門家からご意見を伺ったところ、活断層であるとの指摘はなく、活動性はないのではないかという意見が複数ありました。ただ、その活動を完全に否定するためには現状の資料だけでなく、現地での直接確認が必要との指摘があったものでございます。

これは同時に調査等を指示しました志賀原発とは決定的に違います。志賀原発は、活断層であるおそれがあるという複数の指摘を踏まえて、したがって調査を行うものでございますが、この大飯原発については、同時の意見聴取会で行いましたから一部混同されている方がいらっしゃいますが、専門家からの御意見は、活動性の評価を変えたというものではなく、むしろ、これまでの判断を変える必要がないという評価であったというふうに認識をしております。..

河野
F−6は活断層のおそれがあるという指摘をしている専門家をその会合に入れていないだけじゃないですか。そういう指摘をしている専門家を排除して、そこでは指摘がありませんでした、だから、いいんですというのは、それは明らかにおかしな話ですし、少なくとも大飯原発が再稼働のプロセスに入るまで、関西電力は昔の資料をなくしましたといって会合に資料を出してこなかったじゃないですか、だから審査がずるずるずれたんじゃないですか。

関西電力にそういうことをやらせておいて、再稼働だけはスケジュールどおりにやらせるというのは、それは明らかに安全よりも関西電力の経営をとっているだけの話であって、それが野田政権の全てをあらわしているんじゃありませんか。

河野
今の法律で、国民負担を極小化するために東京電力を破綻処理したほうがいいということになれば、東京電力は法的に破綻処理をされることがあり得る、そういう理解でよろしいですね。

枝野国務大臣
前段の部分について、昨年のこの機構法をどうするかということの準備段階から私はかかわってきておりますが、残念ながら、そういう条件がクリアされることはないと思っています。

河野
そういう条件がクリアされれば、法的破綻処理があり得るわけですね。

枝野国務大臣
残念ながら、クリアされることはないと思っております。もしこういうやり方なら可能だというご提案があれば、具体的にご提示いただければと思います。

河野
今のご発言は、そういうことができれば法的破綻処理がされることがあり得るという理解をいたします。

河野
財務大臣、特例公債法なしで政府のキャッシュフローというのはいつまでもつんでしょうか、明確にお答えをいただきたいと思います。

安住国務大臣
現在、歳出許容額というのは、税収、税外収込みで46.1兆円でございます。今、計算をしていますが、9月末時点の累積支出見込額は39.3兆円です。そして、21年度から23年度までの10月の支出額は、21年度が5.8兆円、22年度が5.3兆円、23年度が5.1兆円ですから、推計ですが、10月は大体5兆円前半になります。

ですから39.3兆円に5兆円ちょっとを加えるのが10月末時点、その時点では46.1兆ですから、11月を迎えた時点で、これは何もないことを前提に、このままいけば、おおむね1兆円ちょっとのお金になってしまうというふうに私どもとしては推計しております。
(以上)  

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コメント
 
01. 2012年7月30日 16:48:11 : IjzGnfI6FA

原子力規制委員長に就任する田中俊一はこんな人
http://togetter.com/li/341682  

新しい原子力規制委員会の委員長に田中俊一です!「お金がかかるから」「非現実的」を繰り返し福島県の徐染を進まなくした人物の一人です。
おまけに原子力機構からも委員。これでは原子力ムラ委員会。国会がこれを承認したら、この国は終わりです。 http://t.co/ONMeC7eK
返信する RTする ふぁぼる masaru_kaneko 2012/07/20 06:54:54

「ニュースにだまされるな!」において、後に福島県アドバイザーになった田中俊一元原子力規制委員長代理と児玉龍彦東大アイソトープ総合センター長と対決してもらった番組です。
長いですが、是非見て下さい。科学者でなく原子力ムラの「政治家」です。 http://t.co/C1RWDGGI
masaru_kaneko 2012/07/20 07:26:27

田中俊一氏は、当初の徐染目標だけでなく、食品の安全基準を500ベクレルから100ベクレルに、水の安全基準を100ベクレルから10ベクレルに引き下げるのも「風評被害」を広げると反対していました。
一貫しているのは東電・政府費用の削減だけ。 http://t.co/Xq1sMTgi
masaru_kaneko 2012/07/20 07:45:12

【こんな人が…1】田中俊一氏は、児玉龍彦東大アイソトープセンター長がBGO検知器を用いた食品検査機開発を昨年8月に提案した時も、「金がかかりすぎる」と妨害発言をした。
その機械は開発に成功し、福島のコメ全袋検査の鍵となっている。命より金? http://t.co/AWe6Xn5S
masaru_kaneko 2012/07/20 08:44:25

【こんな人が…2】飯館村長泥地区はバリケード封鎖され、立ち入り禁止にされた。
http://t.co/CGbisozH その長泥地区で、田中俊一氏が事故後に区長宅におしかけ、異常な線量にもかかわらず避難もすすめず「除染実験」を試みた。 http://t.co/Fn91ieNG
masaru_kaneko 2012/07/20 08:55:51

【こんな人が…3】田中俊一氏には、住民の命も健康も守ろうとする姿勢がない。
彼が2011年8月に原子力委員会で行った報告(特に5〜6頁)では、住民の帰還条件を1〜20mSv未満とし、当面5mSvでいいとする。東電の賠償費用削減の先頭に立つ。 http://t.co/hOPhqtzm
masaru_kaneko 2012/07/20 09:08:47

【こんな人が…4】福島県で山下俊一、高村昇氏らと、100ミリシーベルト以下なら健康被害がない、問題は不安から来る精神的ストレスだと主張していた人物が、新しい原子力規制委員長になる。
終わっています。 http://t.co/O0vq2Dfp @nomasema 情報ありがとう。
masaru_kaneko 2012/07/20 10:17:35

【こんな人が…6】田中俊一氏は、地元自治体や母親の学校除染の要請で環境省が除染目標を年1ミリとしたとき、これに反対し5ミリまで切り下げを主張した。
一貫して、東電の費用削減を住民、子供の健康より優先してきた原子力官僚です。思い出そう! http://t.co/ZxETF1ZR
masaru_kaneko 2012/07/20 10:36:02

【原子力村官僚1】田中氏は日本原子力研究所出身、もんじゅの原子力研究開発機構顧問で原子力委員会委員長代理で原子力村そのもの。
http://t.co/5xHZHPXE 徹底した上から目線の住民無視で飯館村住民の不信をかう。実務家というマスコミの垂れ流し情報は目を覆うばかり。
masaru_kaneko 2012/07/20 10:46:18

【原子力村官僚2】田中俊一氏がいま活動する「NPO放射線安全フォーラム」は、原子力村企業が「プルサーマルの安全性と必要性」というセミナーなどを原子力企業会議室でやるプルサーマル推進のNPOです。
原発事故で焼け太りする原子力村の象徴です。 http://t.co/N0Jl0VLC
masaru_kaneko 2012/07/20 10:51:02

【原子力村官僚3】現在、田中俊一氏が天下っている「高度情報科学技術研究機構」というのは、情報科学とななんの関係もない1981年設立の原子力データセンターの改称名です。
彼の経歴を見ていると、原発マネーと税金にたかる原子力村そのものです。 http://t.co/QRutV7T9
masaru_kaneko 2012/07/20 10:54:25

【こんな人が…7】田中俊一氏は、損害賠償紛争審査会発言(25回)で「収入が得られる状態までというと(略)終期がないような賠償になる。
(略)どこかでけじめを」と、被災者の苦難を見捨て、東電を救済するため南相馬7月保障打ち切りを主張している。http://t.co/jvXqA2xS
masaru_kaneko 2012/07/20 22:33:56

【こんな人が…8】田中俊一氏は、25回損賠審で「基本的には建前的な言い方をすれば、20mSvをさがったということで解除になる」という年20mSvまで子供も妊婦も被爆すべしという。
しかも収入も道路も水道もなくても帰還を強制する。これが東電の事業計画参考資料で賠償費用削減の基礎に。
masaru_kaneko 2012/07/20 22:40:14

【こんな人が…9】田中氏は26回損賠審でも、原案に「放射線防護の基準を参照にしつつ」を加えよと20mSv未満切り捨てを執拗に主張。
http://t.co/LZiJX0nf 東電も事業計画で20mSv未満切り捨て賠償費用4344億円削減。 http://t.co/28MoWsyr
masaru_kaneko 2012/07/20 22:55:01

田中俊一氏らの20mSv未満切り捨て論に抗議して、今年7月1日に南相馬市最大のホールに1200人以上が参加し最大規模の住民会合が開かれた。
田中氏が福島で東電救済のために何をし、どう言しているのかを見ないと、トンデモないことになるだろう。 http://t.co/0nrWmZDE
masaru_kaneko 2012/07/20 23:03:14

緊急記者会見「原子力規制委員会」の国会同意人事、問題だらけの経緯と人事案に異議あり!
http://www.ustream.tv/recorded/24212499 13:35-

http://e-shift.org/?p=2180#more-2180

2012年7月21日
eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
エネシフ・ジャパン有志 

7月20日、「原子力規制委員会」の5人(田中俊一氏、更田豊志氏、大島賢三氏、中村
佳代子氏、島崎邦彦氏)の国会同意人事案が複数のメディアに報じられました。
新しい原子力規制委員会の設置は、「1.利用と規制の分離、2.原子力安全規制に
対する国民の信頼を得る」の二つを大きな目的とし、その人選は「1.中立公正性 
2.透明性の確保を徹底する」としていました。
ところが、政府は、原子力学会会長や原子力委員長代理(2007.1.1〜2009.12.31)と
して、原子力事業者と一緒になって原発を推進してきた田中俊一氏を、規制委員会の
委員長に横滑りさせるという提案をしました。これは、「原子力ムラ」の中心人物に
「規制」を担当させるもので、「利用と規制の一体化」に他ならず、「中立公正」で
もなく、国会での法案審議の趣旨を踏みにじり、原子力安全行政に対して更なる国民
の不信をもたらす人事案です。
 同意人事案提案の責任は、細野豪志原発担当大臣にあります。細野大臣、「原子力
ムラとの決別宣言」を全うするよう、直ちにこの案を撤回し、適切な人事案を国会に
提示してください。
     ≪問題だらけの政府人事案:直ちに差し替えを!≫

◆委員長候補
【×】田中俊一(たなか しゅんいち)氏:【原子力ムラ・不適格】

(独)日本原子力研究開発機構(旧動燃)副理事長、原子力委員長代理、原子力学会会
長を歴任。
※長年にわたって「原子力ムラ」の中心で活動。
※「原子力委員会」は国の原子力推進機関。原子力事業者と秘密会合を重ねて原子力
を推進するなど公正さに疑惑がもたれており、原子力委員長代理としての田中氏の行
動に対する第三者による検証が必要。
 ※副理事長であった「(独)日本原子力研究開発機構」は、政府の原発推進、核燃料
サイクル推進の研究開発機関。高速増殖炉「もんじゅ」の設置主体であり、「原子力
ムラ」の関係者ではなく、「当事者」。
※さらに、田中氏は、原子力損害賠償紛争審査会において、「政府が避難の基準とし
ている20mSVをゆるがすべきではない」として、最後まで自主的避難者に対しての賠
償方針を策定しようとする能見会長に抵抗。審査会で決まったあとも、抗議文を読み
上げ、福島の被害住民や、傍聴者の怒りをかった。住民の帰還基準を20mSVと主張
し、原研機構に除染利権をもたらし、自身は福島県除染アドバイザーに。

◆委員候補
【×】更田豊志(ふけた とよし)氏:【原子力ムラ・不適格】
日本原子力研究開発機構の安全研究センター副センター長。福島第一原発事故後も
原発推進を前提とした「原発の継続的改善」を主張。日本原子力研究開発機構は、
「原子力ムラ」の当事者。安全規制対象の「もんじゅ」を運営する日本原子力研究開
発機構の現役幹部を登用することは、実質的に欠格要件に該当する人事。

【×】中村佳代子(なかむら かよこ)氏:【規制対象事業者・不適格】
中村氏の所属する(公益社団法人)日本アイソトープ協会は医療用放射性廃棄物処
理工場を運営し、最終処分場の設置を計画中。原子力安全規制の対象になる事業所の
代表を規制委員に加えることは、実質的に欠格要件に該当する人事。

【×】大島賢三(おおしま けんぞう)氏:【外務官僚・不適格】
国連大使、JICA副理事長・顧問を歴任した外務官僚。
※政府から独立して政策を決定し、執行する原子力規制委員会に、そもそも官僚OBは
不適格。原子力規制委員会の業務である原発再稼働の基準、原発40年廃炉、放射線モ
ニタリングなどの専門家でもない官僚OBは、政府の意向を原子力委員会に反映させる
ためのお目付け役にすぎない。


【原子力規制委員会人事案について】細野豪志 環境大臣 記者会見 生中継
http://live.nicovideo.jp/watch/lv101741419


野田首相、原子力規制委人事漏洩で厳重注意 午後に人事案再提出
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120726/stt12072612540004-n1.htm
2012.7.26 12:52 [野田首相]

野田佳彦首相は26日、原子力規制委員会の人事案が衆参両院合同代表者会議への提示前に事前報道されたことについて、藤村修官房長官と細野豪志環境相を書面と口頭で厳重注意した。
これを受け、藤村氏は衆院議院運営委員会理事会に出席し、「二度とこのようなことがないようにしたい」と陳謝した。
藤村氏は同日午前の記者会見で、情報漏洩(ろうえい)の経緯について「確認できなかった」と述べた。
政府は20日に人事案を提示する予定だったが、事前報道に与野党が反発し、代表者会議の開催が見送られていた。
政府は26日午後、田中俊一・前原子力委員会委員長代理を充てる人事案などを変更せずに、人事案を再提示する方針。


02. 2012年8月19日 19:22:49 : u0zWCyT6fI
東電テレビ会議映像、危機感欠如あらわ 保安院・圧力上昇「公表を控えて」 東電本店・海水注入「もったいない」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120819/crm12081914020005-n1.htm

 東京電力福島第1原発3号機が水素爆発する直前の昨年3月14日早朝、格納容器の圧力の急上昇を東電が公表しようとしたところ、経済産業省原子力安全・保安院が公表を待つよう指示していたことが東電の社内テレビ会議映像から分かった。

爆発後には東電が確認しないまま、保安院の主張通り「水素爆発」を追認。

2号機への海水注入についても本店側が「もったいない」と発言するなど、必死の作業にあたる現場とはかけ離れた、政府と東電本店の当事者意識の欠如ぶりが浮かぶ。

(原子力取材班)

「絶対に駄目」

映像によると、14日午前6時ごろ、3号機で、格納容器の圧力を示す数値が急上昇。東電本店にいた小森明(あき)生(お)常務が午前6時10分すぎに爆発の恐れが強まっていることを官邸と保安院に連絡した。

これを受け、第1原発の吉田昌(まさ)郎(お)所長(当時)は3号機周辺からの退避を作業員に命じた。

その後、3号機の状況を公表するかをめぐる議論があった。本店担当者がテレビ会議で「(保安院は)プレスに話すのを止めている。

(水の)補給開始をじっくり見守るそうだ」と報告、吉田氏ら幹部から異論は出なかった。

ところが午前8時すぎに第1原発広報班が「福島県から公表を依頼された」と本店に相談。本店は保安院の意向を確認し、「保安院に確認しましたら、絶対に駄目だというのが向こうの見解で、このプレスは行うなという強い要請、指示だそうです」と担当者が結果を報告する様子が記録されていた。


結局、保安院と東電は14日午前9時すぎまで状況を公表せず、3号機は午前11時ごろ爆発。保安院は「連絡を受けた職員が上司と相談する間、発表を待ってもらった。東電を止めたつもりはない」としている。

「いいんじゃない」

3号機の爆発後も情報発信の姿勢は、当事者とは思えない発言が続く。14日午前11時半ごろ、3号機爆発に関する記者会見用の文面を清水正(まさ)孝(たか)社長(当時)らが検討している場面だ。

高橋明男フェローが「要はさ、(12日に水素爆発した)1号機を3号機に変えただけだってんでしょ。

それで水素爆発かどうかわかんないけれど、保安院が水素爆発と言っているから、もういいんじゃないの。この水素爆発で」と爆発の確認作業をせずに保安院発表を追認することを提案。

さらに「これは保安院がさっきテレビで水素爆発と言っていたけど、歩調を合わせた方がいいと思うよ」と発言した。

これに対し本店職員も「すでに官邸も水素爆発という言葉を使っているから、それに合わせた方がいいんじゃないですか」と同調、「いかがですか」と清水社長に決断を求めた。

清水社長は「はい。いいです。これでいいから。スピード勝負」と了承、3号機は「水素爆発」と決定、その後の会見でそのまま公表された。


「真水を待つ」

3月13日夜には2号機の原子炉冷却のため海水注入を進言する吉田氏と本店とのやりとりで、現場感覚からかけ離れた本店の思惑が透けてみえる場面もある。

吉田氏は3号機が危機的な状況だったため、海水注入しかない状況を、本店で復旧計画策定を担当する「復旧班」に説明した。

本店復旧班は「いきなり海水っていうのは、そのまま材料が腐っちゃったりして、もったいないので なるべく粘って真水を待つという選択肢もあると理解してよいでしょうか」と真水での冷却を提案した。

これに対し吉田氏は「理解してはいけなくて、今から真水というのはないんです。時間が遅れます」と強調。

「真水でやっといた方が塩にやられないから後で使えるということでしょ」と聞き返すと、本店復旧班は「そういうことです」と廃炉とならないよう事故収束後のことも考慮すべきだとの考えを示した。

こうした本店の考えに吉田氏は「(水の)供給量が圧倒的に多量に必要な時に真水にこだわっているとえらい大変なんです。この状況では海水でいかざるを得ない」と断言。

それでも本店復旧班は「現段階のことは理解しました」と納得していない様子で、現場と本店との切迫感がずれていたことを象徴している。


03. 2012年8月21日 16:42:43 : AdLjlQhsOQ
昨年の世界の原発発電量、過去最大の4・3%減 - 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201208180078.html

 2011年の世界の原子力発電による発電量は2兆6487億キロワット時で、前年比4・3%の減少だったとの調査結果を英石油大手BPが17日までにまとめた。世界の原発の発電量は 2006年をピークに 減少傾向だが、今回の減少割合は過去最大となった。

 東京電力福島第1原発の事故やそれを受けたドイツの脱原発政策により、先進国の発電量が前年比マイナス6・4%と大幅に減ったことが理由で、この傾向は当面続きそうだ。

 BPの統計は、世界のエネルギー需給に関する包括的で信頼性の高いものとして知られている。それによると、11年の日本の原発による発電量は1629億キロワット時で10年の2924億キロワット時から44・3%減少。前年比11・6%増の天然ガスなどでカバーした形だった。

 脱原発を決めたドイツの原発の発電量は前年比23・2%減、米国も2・1%減。逆にインドは39・6%、中国は16・9%増えたが、全体では大幅な減少となった。

 一方、世界の太陽光や風力など再生可能エネルギーの発電量は前年比17・7%の大幅増。8年連続で2桁の伸びを記録し、発電量は過去最高の8608億キロワット時に達した。

 米国、ドイツ、フランス、英国などの再生可能エネルギー発電量は前年から10〜30%台という大幅な伸びを示したが、日本は3・8%と伸び悩みが目立った。

 再生可能エネルギーは世界のエネルギー消費の2%強を占めるにとどまり、全体の87%を石炭や石油などの化石燃料に依存する状況は大きく変わっていない。

 このため、化石燃料起源の二酸化炭素の発生量は前年比3%増の340億3270万トンと、過去最高を記録した。

猛暑で米国の原発停止/科学/デイリースポーツ online http://www.daily.co.jp/society/science/2012/08/15/0005297425.shtml

【ワシントン共同】米東部コネティカット州のミルストン原発で、猛暑のため、機器の冷却に利用している周辺の海水温度が規定を超え、電力会社が原子炉を停止させたことが分かった。米メディアが14日までに報じた。

 停止したのは2基ある原子炉のうち1基(出力88万キロワット)。同原発の安全規定は、冷却水が23・9度を超えないよう定めているが、13日に海水温は24・8度まで上がった。電力会社の担当者は「この夏の海水温は(1970年に)ここで原発が運転開始して以来、最も高い」と話している。


04. 2012年8月21日 18:04:43 : AdLjlQhsOQ
本社幹部が右往左往=「地震、やめてくれ」―原子力部門出身者も・東電テレビ会議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120821-00000071-jij-soci

 東京電力福島第1原発事故後の同社の対応が録画録音された東電のテレビ会議映像。一部公開されたその内容から、原子力部門出身の本社幹部が右往左往し、現場に対する助言やサポートが不十分だった実態も浮き彫りになった。
 昨年3月13日朝。吉田昌郎所長(当時)は、水素爆発で1号機原子炉建屋上部が吹っ飛び、使用済み燃料プールがむき出しになったため、「手を打ちたいんだけど、知恵が出てこない」と本社に相談した。応対した小森明生常務はかつて同原発所長を務め、事故時も原子力・立地本部副本部長という原子力部門の要職にあった。しかし、「実現可能性の話はなかなかすぐに思いつかない」と述べ、明確な対策を示すことはできなかった。
 「また地震だ。やめてくれ、もう」。14日午後、圧力が高まった2号機原子炉の爆発を防ぐため、格納容器の水蒸気を放出する「ベント」や海水注入の進捗(しんちょく)状況を現場から聞いていた本社の高橋明男フェローは、携帯電話から鳴り響く地震速報の音に、声をうわずらせた。
 高橋フェローは柏崎刈羽原発所長を務めたこともある原子力部門出身者。現場の作業が難航するなど気をもんでいたとみられるが、地震の発生場所が長野県と知ると、思わず「長野県だからいい」と口走った。
 原子力部門のトップだった武藤栄副社長(当時)。13日夜にはオフサイトセンターから「こんなときこそテプコ(同社の略称)スピリッツの発揮どころ」と社員らの士気を鼓舞していた。本社に戻った後の14日夕には、ベントがうまくいかない2号機に危機感をあらわにしたが、「これが大事だよ」「頑張ってください」と現場に声を掛けることしかできなかった。 


05. 2012年8月21日 18:11:57 : AdLjlQhsOQ
■ 撤退方法、細かく検討=炉心溶融「1時間前に」―東電テレビ会議〔福島原発〕
http://www.jiji.com/jc/ad?p=kabuopu_news&k=201208180454

 東京電力〈9501〉福島第1原発事故直後、東電が同原発から全面撤退しようとしたと疑われている問題で、同社が本社で具体的に撤退の準備を進めていたことが、テレビ会議映像から分かった。2号機が炉心溶融(メルトダウン)する「1時間ほど前に退避する」、バスで運べる人数は「目いっぱい乗ったとしても半分くらい」などといった発言があったが、首相官邸には伝えられなかったとみられる。
 テレビ会議映像によると、昨年3月14日午後、圧力が高まっていた2号機原子炉の爆発を防ぐために格納容器の蒸気を外部に放出させる「ベント」がうまくいかず、本社では危機感が募っていた。武藤栄副社長(当時)は「早くベントしないと、ヨウ素なんかが上からいっぱい出てきてしまう」と現場をせかしていた。
 オフサイトセンターにいた小森明生常務は「どっかで判断しないとすごいことになるので退避基準の検討を進めてくださいよ」と求めた。同日夜、本社社員とみられる人物が「検討の途中状況を申し上げます」と切り出し、「(炉心溶融の)1時間ほど前に退避をすると。その30分前から退避準備をすることを考えてます」と述べた。
 また、撤退場所として福島県富岡町の浜通り電力所を第1候補に、福島第2原発を第2候補に考えていると説明した。
 さらに、移動手段としてバスが挙げられ、「マイクロが20人乗りが2台、中型が1台30人乗り」「そのほかに構内のバスが7台」「目いっぱい乗ったとしても半分くらい。今構内に850人いますが」などの言葉が交わされた。
 国会の事故調査委員会の調査によると、清水正孝社長(当時)が首相官邸に撤退の申し入れをした際に、具体的な残留人数などは伝えなかった。
 全面撤退問題をめぐっては、東電が必要な人員を残すつもりだったと反論。民間の事故調査委員会は「十分な根拠がない」と同社の主張を疑問視したが、国会事故調は、全面撤退は首相官邸側の誤解と結論付けた。政府の事故調査・検証委員会は「(全面撤退を)疑わせるものはあるものの、一部退避を考えていた可能性を否定できない」としており、見解が分かれている。


06. 2012年8月22日 22:42:18 : dxj7p23lFs
東京新聞:事故後、延べ24人に資金 電事連関係企業:経済(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012081902000083.html
http://megalodon.jp/2012-0822-2236-48/www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012081902000083.html

 全国市民オンブズマン連絡会議は十八日、全国十四道県の原子力関係の審議会で学識経験者として委員になっている延べ二百六十五人のうち、東京電力福島第一原発事故後の二〇一一年度に延べ二十四人が、電気事業連合会の関係企業から、研究費や寄付などの形で資金の提供を受けていたとの中間調査報告を発表した。

 十四道県は原発が立地する十三道県と立地計画のある山口県。一〇年度にも延べ二十一人が資金提供を受けていた。調査は委員の所属大学などに対し、寄付や、外部からの委託で研究を行う受託研究など外部資金の受け入れに関する資料の開示を求める情報公開請求の手法で実施した。

 同連絡会議は「原発再稼働には地元の意向が無視できないが、審議会委員が電事連の構成企業から寄付を受けていた場合、審議会の議論が公正であるとの説得力を持たないのではないか」と指摘している。

 同連絡会議によると、資金提供を受けていたのは多くが工学部の原子炉の研究者で、茨城県の原子力安全対策委員だった東大大学院の関村直人教授は、一〇年度に三菱重工業などから約四千二百万円を受け取っていた。

 一一年度には、島根県原子力安全顧問会議委員の産業技術総合研究所の佃栄吉理事が名称不開示の企業から一千万円、茨城県原子力東海地区環境放射線監視委などの委員だった東大大学院の小佐古敏荘(こさことしそう)教授が日本原燃などから九百四十五万円、福井県原子力安全専門委の委員を務めた、福井大大学院の飯井(めしい)俊行教授が中部電力などから約七百五十万円を受け取っていた。

 調査で資金提供を受けたと指摘される学識者の一人は「研究費は企業から受託研究のために受けているもので、使途が自由な寄付と同列に扱うべきではない。日本の大学の研究費は極めて少なく、(資金提供を受けるのは)必要不可欠だ」と反論した。


07. 2012年8月28日 01:03:40 : MiyuLkP4N2
クローズアップ2012:福島・子供の甲状腺検査 山下俊一・福島医大副学長(甲状腺検査責任者)の話
毎日新聞 2012年08月26日
http://mainichi.jp/opinion/news/20120826ddm003040168000c.html

 ◇「親の声、謙虚に聞く」
 福島医大で甲状腺検査の責任者を務める山下俊一副学長に、課題を聞いた。


 −−放射線の影響をどう判断するのか。

◆小さながんも見つかるだろうが、甲状腺がんは通常でも一定の頻度で発症する。

結論の方向性が出るのは10年以上後になる。


県民と我々が対立関係になってはいけない。日本という国が崩壊しないよう導きたい。


チェルノブイリ事故後、ウクライナでは健康影響を巡る訴訟が多発し、補償費用が国家予算を圧迫した。そうなった時の最終的な被害者は国民だ。


 −−検査の目的は。

 ◆県民の健康増進のための医療サービスで、決して調査研究ではない。WHO(世界保健機関)の推計で、福島住民の被ばく線量はどんなに高くても100ミリシーベルト。100ミリシーベルト以下の健康リスクは明らかには証明されていない、または非常に小さいというのが科学者の国際的合意だ。

 −−県外でセカンドオピニオンを求める保護者が増えているが。

 ◆改善策を考えなければならない。医師の考え方とお母さんの立場にギャップがある。謙虚に声を聞き、信頼関係を築きたい。


08. 2012年8月28日 22:46:19 : MiyuLkP4N2
 原発直下に地盤をずらす「断層」があっても原発の運転を一律に禁止せず、継続の可能性を残す新たな安全評価基準の導入を、経済産業省原子力安全・保安院が検討していることが28日、分かった。

 保安院は従来「活断層の真上に原子炉を建ててはならない」との見解を示していた。新基準では、これまでは活断層と判断される可能性があった一部の断層について原発の直下にあっても、ずれの量が小さく原子炉建屋などに影響が生じないと評価されれば原発の運転継続も可能になるとみられる。

 だが「ずれの量の正確な評価手法はまだ完全ではない」(保安院)など課題も多い。

原発、断層ずれても運転可能に 保安院が新基準導入へ  - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201208/CN2012082801002324.html


09. 2012年8月29日 16:50:05 : rXfWv6VJuk
【ニコ生(2012/08/29 19:00開始)】
1665か所の音声加工と29か所のモザイク、東京電力テレビ会議映像問題を徹底検証 #nicohou #原発 #genpatsu

http://live.nicovideo.jp/watch/lv105395498

「本店、本店、大変です、大変です。
 3号機、多分水蒸気と思います、いま、爆発が起こりました。」
 吉田所長から本店に呼びかける緊迫したやり取り。
 1号機で爆発が発生した瞬間の緊急対策本部の揺れ。
 これは公開されたテレビ会議映像のほんの一部だ。

東京電力テレビ会議映像とは一体どんなものなのか?
公開された内容と情報公開のプロセスは適切だったのか?

国会事故調査委会の委員として実際にテレビ会議映像問題を
見てきた野村氏や情報公開の専門家の春名氏、
共同通信社の原子力報道室を束ねる上村氏をゲストに招き
徹底解説、検証します。

【出演者】(敬称略)
●野村修也(国会事故調査委員/中央大学法科大学院教授)
●春名幹男(早稲田大学大学院客員教授)⇒ @mikioharuna
●上村淳(共同通信社 原子力報道室 担当部長)
●津田大介(司会、ジャーナリスト)⇒ @tsuda
●七尾功(ニコニコ動画 政治担当部長)


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