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「在特会」京都に続き徳島でも逮捕の報を考える
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投稿者 優也 日時 2010 年 11 月 12 日 22:42:01: .bPEetLQn0GpU
 

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2010 年 9 月 8 日
「在特会」京都に続き徳島でも逮捕の報を考える

 私生活と暑さでピヨっていて、ブログについては一月以上更新していませんでした。他のところはちょくちょく更新していましたが、まあ、とりあえず生きています(笑)。最高で三ヶ月くらい更新しなかったこともあったと思いますが、普通の社会生活を送っている期間は、ネットの優先順位もごく普通にしますので、そのあたりはご容赦ください。

◆「在特会」メンバー逮捕についての感想

 休んでいた間のことで、三里塚情勢はまた独立して書くとして、「在特会」のメンバーが、京都の朝鮮小学校の児童らを襲撃した事件で逮捕のみならず起訴までされました。素直な第一印象は「今頃かよ!」ということでした。その不自然な対応に、かえって何かキナ臭いものを感じました。

 私がこの時点で周辺の人にメールなどで語っていたことは、まず第一に、これは近いうちに朝鮮総連に何かの弾圧が入る前兆であると考えるべきだろうということでした。しかし今のところ、すでに退職した朝鮮学校の前校長を公園使用の許可を得なかったということで書類送検したくらい(→記事)で、大きな動きは特に無いようです。今後の動向を注視したいと思います。

 第二の感想として、今は「警察発表」だけではなくして、当事者が事実経過をネットで公表してそれが一般の目にふれる、場合によっては今回の小学校襲撃みたいに、世界に流通するようになったという変化があるんだろうなということ。この世界的な「世間の目」がなければ、今回の逮捕もなかったかもしれない。そして第三に、ウヨクも暴力をふるえば被害者から普通に告訴されるようになったんだねということです。特に三点目は以前なら考えられなかったことです。後で書くけど、ちょっと前まで左翼なんて殴られ放題の右翼天国だったのにね。

 そして本日、今度は今春4月に業務中の県教職員組合の事務所を襲撃し、事務所内に突入した徳島の「在特会」が、またしても今頃になって突然4人が逮捕されました(→記事)。これで京都とあわせて被逮捕者は8人、今のところ起訴は4人。動員力が100〜200人そこそこの組織に対してこれは大弾圧ですね。徳島の逮捕も日教組に対する弾圧の前触れなのかと思うけど、こっちはちょっと違うかな。本人たちの主観とは別に、実態としてはさんざん公安に便利使いされてきた「在特会」ですが、公安サイドから見た賞味期限がきれて、一時的に回収されはじめたというところでしょうか。

◆公安の活発化との関係に注意が必要

 私の周辺でもここ数ヶ月における公安警察部門の異様な活発化に危惧を感じる人が増えています。「在特会」の大量逮捕もその流れの中にあるからです。同じ時期に前後して、反靖国デモの2人がただ歩いているだけで逮捕され(→参照)、関西でもドキュメンタリストのKさんが口頭注意で済む様な微罪をこじつけられて公安に逮捕されました(→参照)。先の前校長の書類送検とあわせ、わずかの期間に公安による逮捕者が多すぎるのです。

 今や左翼(革命派)が激減し、仕事にあぶれて存在意義のなくなった公安は、その活動領域を広げることに存亡をかけています。何せ今では、一回の集会に200人くらいの公安刑事がぞろぞろとついてくることもあるくらい、人が余っているのです。そしてついにはKさん逮捕に見られるように、それがただの一個人にまでおよぼうとしています。さらにマイミクさんに教えてもらったのですが、ジャーナリストの青木理さん(『日本の公安警察』の著者)の取材によれば、最近、公安は従来の共産党に加えて、自民党や民主党を含む全政党を監視対象に置く体制に切り替えたということで、手始めに公明党を熱心にスパイしているらしい。よっぽど人が無駄に余っているんだねということも言えますが、最近の大量逮捕と、この公安の体制変化の時期が重なるのも不気味です。

 思えば10年くらい前まで、ネット上で発言しているような人は、たとえ思想が極右であっても、こと国家権力による言論表現の自由への介入については、非常に敏感な感性をもっていました。現在でもそういうところはありますが、こと「在特会」周辺のお子様ウヨクに限っては、短絡的な「敵味方思考」が強すぎて、あまりと言えばあまりにもこのあたりの感覚が鈍磨しきっています。この問題には過敏なくらいでちょうどいいと思うのに、共謀罪に賛成してみたりとか、はななだしきは「正義」の判定を公安当局にゆだねてしまうほどにまで、危機感ゼロ、脳内カラッポのお花畑状態になっていると思います。警察の幹部でさえ、こういう公安の手法には不快感を示す人がいるというのにですよ。

◆現場では職務放棄しておきながら今頃になって令状逮捕の警察

 さてさて、順を追ってみていきましょうかね。まず私は基本的に、何でもかんでも警察に「逮捕しろ!」というのはよろしくないと思っています。逮捕はたとえ数日で釈放されたとしても、それでその人の市民生活が滅茶苦茶に破壊されたり、場合によっては新聞に名前が載ったりして、本人のみならず、家族も含めて人生が一変してしまうこともあるのです。ですから今回の「在特会」のように、それが冤罪ではない場合であっても、たとえば事件性や拘留することの必要性も含め、本来はよっぽど慎重の上にも慎重に判断しないといけないんです。それを宅急便の宛名書きにペンネームを使っただけで、「私文書偽造」とかいって逮捕しちゃうのが公安さんなんですけどね。

 だいたい「在特会」のチンピラ連中が全国でおこしている暴力事件なんて、彼らが言っているような「小沢一郎をテロることも辞さず」とか「民主的方法を放棄してでも日本を変える」という勇ましい掛け声とは裏腹に、基本的に一般警察(刑事警察)が、政治的に中立の立場から、騒ぎをおこしているチンピラを注意して解散させればそれで済む程度の、実にみみっちいもんばかりじゃありませんか。こんなの「テロ」というよりただの「イジメ」であり、単なる「迷惑行為」です。

 もちろんそれでもイジメの被害を受けた一般の人からしてみれば、その精神的なショックや恐怖心ははかりしれないわけで、そのことを軽視しているわけでは全くないんですが、そもそもそうなる前にチンピラに注意して止めさせるのが警察の仕事なんですよ。それでも警官を押しのけて暴力をふるおうとしたら、そこで初めて逮捕も考える必要があるかもしれませんが、基本的には交番で説教して家族に引き取りにこさせればいい。こんな子供を襲うようなヘタレのニセウヨクなんざそれで充分ですよ。だって純粋に「事件性」という観点だけから見ればその程度のもんでしょ。

 それを警察の仕事が100%人権擁護だけであることを忘れ、未だに時代遅れな「敵味方思考」の公安警察が出張ってきて仕切りたがるから、意味不明で奇妙奇天烈なことになってしまうのです。まず公安刑事が無駄に大量の警官や機動隊を引き連れて、大物ぶって現れる。ところが公安刑事は実際には警官を最初っから被害者のほうに向けて立たせるのです。いわばあたかも警察が「在特会」を引き連れて、その先頭に立っているかのような布陣にする。この時点で、ああ今日は時代遅れで化石頭の公安が仕切っているなとわかるわけですよ(→一般警察が仕切った場合はこうなる)。

 そうしておいて、ウヨク側は警官の後ろから、その肩越しに被害者に殴りかかって暴力をふるったり、聞くに耐えない暴言を浴びせるわけですが、警官は何もせずに放置しているのでウヨクはやりたい放題です。逆に当然にも被害者側が怒って「在特会」の暴力や暴言に対応しようとすると、「やめろやめろ」と警官がそれを制止するという本末転倒なことを公安警察はしてきたわけですよ。そのせいで、どうということもない、簡単におさまる話なのに、どんどん事態がエスカレートして「大ごと」になり、ヘタレウヨクどもに「俺たち闘っているよね〜」みたいな勘違いをさせ、態度を増長させてしまったわけです。今回の逮捕は、単に利用してきたコマにすぎないウヨクの勘違いと増長に、警察がちょっと舌打ちしたという側面もあるかしれません。


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◆ウヨクの新しい利用法か

 政治的に中立であることを謳っているはずの警察と右翼のこういう馴れ合い関係は、別に今にはじまったことではありません。60年安保の昔から変わっていないというか、右翼の質が低下していったんだろうと思いますが、むしろだんだんと酷くなっていき、そのまんま21世紀を迎えます。かつて左翼はこういう右翼の実態をさして、自立した政治勢力というよりは「権力の別働隊」などと言ってましたが、ネット時代に入ってからのウヨクは、別働隊どころか「権力の手のひらの上でキャンキャン吼えている子犬」という風情になってしまいました。逆に子犬のくせに恐いもの知らずで世間を知らないから、その点がかえって怖ろしいですわ。

 彼らの勘違いと増長もそこらに源泉があるんでしょうが、おそらくネットというのは、自分の現実の姿を実際の何倍にも大きく見せてしまう麻薬的な作用があるんでしょうね。特にお仲間とつるんだ場合。お仲間がたった千人程度でもいればもう「多数派」気取り、たかがアンケートのクリックが1万でも集まりゃあ、そりゃもう天下とったような気分にひたれるんでしょうね。こういう心理状態については、私も気をつけなければと思います。

 少し話がそれましたが、基本的にマスコミというのはね、刑事事件で逮捕があった場合、警察の発表する罪名とか逮捕容疑とかをそのまんま記事にするしかないんです。これはもう、とりあえずそういうものと割り切るしかない。そしてかつての世間というのは、そういう記事だけを見て判断するしかなかったわけなんです。逆に、警察が何もしてくれなかったという場合、それで人が死んじゃったというなら別ですが、基本的に世の中に知られることは一切なかった。まあ、その事情は今でもほとんど変わってはいないんですよ。変わってはいないんだけれども、とりわけ公安事件の場合、ネットで検索する気になれば、当事者の言い分も読めるようにはなりました。

 まあ、ほとんどの人はそんな検索なんてしない。マスコミの報道しか見てないんだけどね。それでもビラや街頭宣伝しか方法がなかった時代に比べたら、海外を含む飛躍的に大勢の人に見てもらえる機会が増えたわけです。で、警察としても、従来のように「警察発表」にあぐらをかいてもいられなくなった。「在特会」が逮捕されたのは、実はそういう背景も大きいんではないかと思います。「在特会」がネットで有名になるにつけ、また、本人たちも増長して「活動」を活発化させるほどに、むしろ普通の人からは浮いちゃうところがあるし、何より、右翼と公安の馴れ合いの歴史を知らない若い人の間でも、「あそこって随分と暴れているのに、ぜんぜん逮捕も警告もされないなあ」という事実が浸透してきますからね。これは警察としてもまずいんですよ。

 「在特会」がネット内でショックを与えたのは、カルデロンさんに対する蕨市の少女へのハラスメントデモと、朝鮮人小学生に対する京都での襲撃事件の二つが大きい。どちらも子供を直接の標的にした事件だという点で衝撃を与えました。それ以外の暴力事件なんて、この問題に強い関心がなければ、知らない人がほとんどなんじゃないかな。実はさすがの私も、「こりゃ事後に逮捕されても仕方ないわなあ」と思える事件として、昨年の反靖国デモへの襲撃があります。これはお子様「在特会」が、暴力のプロである街宣右翼と連合してデモ隊を襲った事件で、デモの最中はもちろん、目的地までデモを貫徹して解散し、駅にむかっている人までが襲撃されて重症を負い、大勢の人が病院に運び込まれて治療を受けるはめになったものです。ところが本当に深刻な被害を出し、事件としての重大性も高く、被害者がちゃんと告訴までしているこちらの事件のほうは、いまだに逮捕者がでていないんですよね。公安警察というのは全国的に統一して動いているんですけれども、この点の判断について私は警察の対応が信用できないんです。

 両者の事件の違いは、朝鮮学校への襲撃事件のほうが、国際的にも有名になって目立っているということです。こちらでちょこっと逮捕しておくことで、「警察もちゃんと仕事してますよ」という宣伝効果が大きいと。また、「在特会」のような団体の差別行為については、先進国では取締りの対象になるのが普通です。でも日本では野放しです。この点で日本は人権問題に取り組んでいないという国際的な批判をかわすためにも、こういう非難の象徴となった事件で逮捕者をだすことで、「いえ、ちゃんとやってますってば」という対外的な言い訳のネタにも使えるわけですよ。

 思うにお子様「在特会」は、従来の街宣右翼と比較して、やはりまだ公安警察との「あうんの呼吸」みたいなところで経験が劣る部分があるのかなと思います。左翼や民衆運動へのプレッシャーとか、自分たちではできない襲撃みたいなところで、「ここをこの程度やってほしい」とか、「これ以上はやってはいかん」とか、そのあたりの呼吸ですね。で、いざという時には「左右激突」を演じさせて、適当なところで逮捕回収という形になる。実際もう、そんな警察と右翼のかかわり方なんて、時代遅れになっている(と真面目にやってる警官のためにも信じたい)と思うんですけど、初期の「在特会」も、この路線で使われていたように思います。昔ならこのままでいったでしょうね。

 ところがここにきて、「在特会」の「新しい使い道」が見つかったわけです。まあ、そのうち飽きるだろうけど、今のところはこいつらを逮捕しておくと、警察の宣伝効果が大きいわけですよ。ちゃんとやってます、警察は公平でしょ?みたいなところで。で、この宣伝のために選ばれた事件の被害者が、それぞれ朝鮮学校と日教組だという点で、私はものすごくキナ臭いし、意図的なものを感じるんですよね。市民運動が被害者となった反靖国デモへの襲撃に関しては、「在特会」が引き起こした暴力事件の中では一番深刻なものなのに、今のところそちらはスルーされていることとあわせて、これで右翼といえども取り締まられるようになったなんて、到底思うことはできません。

◆ウヨクも告訴されるようになったか(笑

 最後に、もともと左翼というのは警察に助けを求めないもんなんです。どんなにウヨクから被害を受けても告訴しない。なぜかというと、批判している警察権力に、都合のいいときだけ助けを求めるのはおかしいという道理の問題以外に、実際に告訴すると、全く関係のない公安警察がそれを口実に運動に介入し、逆に被害者側の情報収集や弾圧・スパイ工作などに使うからです。また、実際にウヨクとの衝突があった場合でも、公安警察はそれを口実に左翼側「だけ」を逮捕して、ウヨクにはお咎めなしというのが「公安の当たり前」でした。

 そういうことがあるんで、今まで「左翼の奴らにはいくらでも殴り放題」というのがウヨク側の常識だったろうと推察します。「在特会」の暴力事件も、古参右翼メンバーがその常識を知っていたからこそできたことです。ところが最近は左翼もいなくなったんで、襲撃対象を一般市民の運動や、外国籍市民への襲撃にまで拡大したもんだから、普通に告訴されちゃう結果になっています。

 きっとウヨク(の偉いさん)の脳内では、今まで通り「左翼」を襲撃していると思い込んで、口先ばかりで勇ましいこと言って安心していたんでしょうが、それは全く大きな誤解というものです。まあ、これからはウヨクさんや公安さんも、いろいろな側面で、従来の「常識」が通じなくて大変だねというところでしょうか。警察の目の前の行動で告訴されちゃうということは、少しばかり警察の面子を潰すというか、対応に困ることもあるわけで、「警察の面子を潰したウヨクは左翼に倍する弾圧を受ける」というんは、ヤクザの掟と同じです。

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投稿者コメント
左側のブログから見た在特会への考え方。公安警察と右翼の関係を論じていることに注目しよう。国家権力が在特界隈をどのように料理するのか、ブロガーさん独自のモノの見方として続報を待たれたい。  

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