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島田紳助さん：芸能界引退 暴力団関係者と親密交際
http://mainichi.jp/select/today/news/20110824k0000m040137000c.html
2011年8月23日 22時54分 更新：8月23日 23時3分 毎日新聞
よしもとクリエイティブ・エージェンシー（水谷暢宏社長）は２３日夜、東京都新宿区の吉本興業東京本部で会見し、同社所属のタレント、島田紳助さん（５５）＝本名・長谷川公彦＝が、暴力団関係者との間で親密さをうかがわせる携帯メールのやり取りをしていたとして、同日限りで芸能活動から引退すると発表した。多くのレギュラー番組を持ち、社会に大きな影響力を持つ著名タレントの“黒い交際”が明るみに出たことは、今後大きな影響を及ぼしそうだ。
吉本の説明によると、島田さんは０５年６月から０７年６月ごろまで、暴力団関係者との間に一定の親密さをうかがわせる携帯メールのやりとりを行っていたことが判明。島田さんに事実確認したところ、本人も認め、自ら引退を申し入れたという。
吉本側は「このような社会的影響力の高いテレビなどのメディアに出演しているタレントとしては理由を問わず許されない」と了承したという。さらに「ファンをはじめ、関係各位の信頼を裏切り、心配と迷惑をかけた」と陳謝した。
◇多方面で活躍
島田さんは京都府出身。松本竜介さんと漫才コンビ「紳助・竜介」を結成、リーゼントにつなぎ服姿でしゃべる「ツッパリ漫才」で脚光を浴びた。Ｂ＆Ｂ、ツービートなどと共に８０年代漫才ブームの一翼を担い、８０年には上方お笑い大賞を受賞した。
８５年にコンビを解散後は、バラエティー番組や報道番組の司会などで活躍。小気味よい毒舌で、テレビ番組に欠かせない存在となった。
０１年には若手芸人の育成を目指し、漫才コンテスト「Ｍ−１グランプリ」を提唱し、審査委員長を務めた。
０４年には吉本興業の女性社員を殴ってけがをさせたとして略式起訴され、罰金命令を受けた。この事件で３カ月近くタレント活動を自粛した。
その後、テレビの司会に復帰。「クイズ！ ヘキサゴン２」から誕生した、つるの剛士さんらによるユニット「羞恥（しゅうち）心」の名付け親になり、ＣＤを大ヒットさせた。映画監督を務めるなど、多彩な方面で才能を発揮してきた。
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