| Tweet |
(回答先: 政府のリストラなしに増税はあり得ない:斎藤満・東海東京証券チーフエコノミスト 投稿者 gikou89 日時 2009 年 5 月 10 日 23:36:28)
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200905050008a.nwc
昨年、米大手金融機関を相次いで経営危機に追い込んだ金融株空売りが再び増加し始めた。
米財務省が米金融大手シティグループの優先株の一部を普通株に転換すると発表した２月２７日以降、同行株の空売り件数は６倍にも跳ね上がった。
ブルームバーグの調べによると、米銀大手ＢＯＡ（バンク・オブ・アメリカ）、米生命保険大手メットライフ、アメリカン・エキスプレスの空売り総額は同日以降で４０％以上増加。米政府によるストレステスト（健全性審査）の対象となった米銀１９行のうち、ブルームバーグが調査を行った上場１８行の４月１５日時点での空売り総額は、昨年７月のピークの倍となっている。
ＦＲＢ（米連邦準備制度理事会）は７日にストレステストの結果を公表するが、暫定結果では対象金融機関１９行のうち少なくとも６行が資本増強を必要とするとされている。空売りでは借りた株を売却し、その株が値下がりした時点で買い戻すことで利益を狙う。
コネティカット州のファンドでマネジャーを務めるダグラス・クリゴット氏は、減益で株価の下落が見込まれる銀行株を空売りしている。ニューヨーク州のヘッジファンドマネジャー、ダニエル・ローブ氏は資本増強を迫られる金融機関は優先株を普通株に転換するとみており、優先株を買って普通株を空売りすることで利益を上げる計画だ。
英アトランティック・エクイティーズのアナリスト、リチャード・ステイト氏は先週の顧客向けリポートの中で、シティが５２５億ドル（約５兆２２７０億円）相当の優先株（うち２５０億ドルは政府保有分）を普通株に転換手続き中で、ＢＯＡは２５０〜４５０億ドル相当の優先株の普通株転換を予定していると述べている。
バール・アンド・ゲイナー・インベストメント・カウンセルのファンドマネジャー、マシュー・マコーミック氏は、ストレステストの結果公表後、巨額の空売りが株価を乱高下させると警告する。「空売り総額が大幅に増加するなか、トレーダーの間では、今回の政府によるプロセスが失敗に終わるのではないかという懸念が出始めている。明らかな勝者と敗者に分かれるという、政府の意図とは反対の事態が生じる恐れがある」と指摘した。
ＳＥＣ（米証券取引委員会）は５日、空売り規制に関する会合を開き、株価下落時の全面禁止も視野に入れた話し合いを行う。昨年、リーマン・ブラザーズのファルドＣＥＯ（最高経営責任者）は、同社が史上最大規模の破綻（はたん）に追い込まれたのは空売り筋による攻撃的な売買が市場を恐怖に陥れたためだと指摘。その後政府当局は空売り規制に踏み切っている。（Ｅｄｇａｒ Ｏｒｔｅｇａ、Ｅｌｉｚａｂｅｔｈ Ｈｅｓｔｅｒ）
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。