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【鳩山首相記者会見】「実行力なければ絵に描いた餅
http://www.asyura2.com/09/hasan66/msg/639.html
投稿者 gikou89 日時 2009 年 12 月 31 日 03:49:25: xbuVR8gI6Txyk
 

(回答先: 日本企業、生き残りへ海外シフト加速−「内向き」許さぬ「三重苦」 投稿者 gikou89 日時 2009 年 12 月 31 日 03:45:59)

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091230/plc0912302031015-n1.htm

 鳩山由紀夫首相は30日、首相官邸大ホールで菅直人副総理・国家戦略担当相ら13閣僚とともに記者会見に臨み、政府が同日の臨時閣議で決定した新成長戦略の基本方針について「友愛精神に基づいた人間のための経済が新たな成長をしっかりと作り上げていくことができる」と述べた。記者会見の詳細は以下の通り。

 「お集まりいただき、ありがとうございます。日本の未来を予感していただく1日になろうかと思います。私が成長戦略、これをやはり日本もしっかりと作らなければならない。今まで成長戦略がいくつもできていたけれども、なかなかそれが機能していなかったのはなぜか。いろんな議論の中で、わずか2週間のうちに骨格を作れと申しあげたんですが、基本政策、基本方針というものができました。今日はそれをご披露申しあげますと同時に、むしろ、その成長戦略を皆さま方に実感していただきたいと思っておりまして、デモンストレーションを用意しております。ぜひごらんになっていただき、実感を皆さま方が心の中に育てていただければ大変ありがたい。そのように感じております」

 「なぜ、いままでの成長戦略がうまく国民の皆さま方の中に定着をしなかったのか、失敗に終わったのかということでございます。公共事業一点張りの時代がございました。それもある時期までは功を奏していた時期もあったと思います。しかし、ある時期からは必ずしもそのような効率的な公共事業になっていかなくなった。一方で、そのあと登場した小泉内閣が中心になって、市場原理主義がもてはやされました。そのこともある意味での効率化というものが一部では達成されたと思いますが、日本全体の活力というものには必ずしもつながっていなかった

 「その理由は何か。結果として、結論として私たちが考えておりますのは、やはり経済のために人間が動かされていたんじゃないか。まさに経済のための人間だったんじゃないか。その発想は逆だろう。これからは人間のための経済でなければならないんじゃないか。別の言葉で言えば、供給サイドに偏っていた今までの発想を改めて、需要というものをしっかりと創出していく。国民の皆さま方が何を求められているのか。それをしっかり実感していきながら、それにあわせた国づくりというものを作り上げていく。政府はその後押しをうまく行うものでなければならない。その発想に至ったわけでございます。ある意味での友愛精神に基づいた人間のための経済というものがこの国の新たな成長をしっかりと作り上げていくことができる。そのように私どもは考えに至ったわけでございます」

 「その具体的な話を、これは菅(成長戦略策定会議)議長代行が熱心に議論していただいて、あとでお話をいただけると思っておりますが、簡単に私から申しあげれば、その1つの方向は、日本の強みを生かすということでございます。ややもすると日本の弱みじゃないか、いわゆる環境問題に関して鳩山自身が(1990年比で)25%(の温室効果ガス削減)などというものなどを言った。言い過ぎじゃないか、そのことで日本の経済はどうなるんだ、疲弊するんじゃないか。そのように思われたかもしれません」

 「私はむしろ、そうは思っていないんです。むしろ日本の強みに変える。今までも日本は環境においては最先進国として努力をしてきた歴史がございます。それをさらに大きな高みに導いていくチャンスだととらえていただきたい。今日はいろんなデモンストレーション、まさにその方向に立っての環境大国・日本の方向で、むしろ成長を作り上げていこうじゃないか、意欲あふれた展示がなされていていると思っておりまして、それをぜひ皆さま方にも体感していただければと思います」

 「いま1つは、少子高齢化、特に高齢化の時代、大変だぞ、これからはえらいことだという何かマイナスの方向が強調されてきたわけでございますが、むしろ長寿ということはすばらしいことだ。高齢化、これは健康長寿の社会を作るための世界に先駆けたチャンスが与えられているんだ。むしろそのように発想を転換して、その方々がこれからいかにして幸せをつかみ取っていただけるか。そのために必要な産業というものは何なのか。手立ては何か。そのことを模索していく中で、十分に大きな成長産業の土台がそこに見いだされるのではないか。世界の中で最も長寿社会である日本だからこそできる新たな成長の砦(とりで)だと、そのように私たちは考えているのでございます」

 「いま1つの方向は新たなフロンティアを開拓していくことだと、このように思います。世界に向けては今まではアメリカと日本とのかかわりが大変強かったわけでありますが、当然これからも安全保障などはそうであることに間違いはありません。しかし一方で、成長ということをとらえるときには、私たちはやはり日本は新たなフロンティアとしてアジアをしっかりと見据える必要がある。内需も外需も経済においては砦がないんだ、壁がないんだという思いのもとで、アジア全体を成長させていくことが日本全体の成長にもつながる。お互いにウィンウィンの関係を作り上げていくことができる。そのように発想を変えていく必要がある。そのように考えて、そのためのさまざまな戦略を政府がしっかりと作り上げていくことが重要だと思います」

「いま1つは地域が国内におけるフロンティアだと思います。それは大きな都市の再開発という思いも重要だと思いますが、むしろ、フロンティアとしては、いかにして疲弊してしまっている地域を再活性化させるか。それは農業をはじめとして、再活性化させることの重要性を認識する必要があると私は思っております。住宅のリフォームの問題なども含めて、地域をいかに元気にしていくか。これが成長戦略のひとつの大きなカギを担っている。そのように考えているところであります。具体的な中身を豊富化させていくのはこれからでございまして、来年の6月ぐらいまでには工程表も含めて完成をさせてまいりたいと思っておりますが、まずは本日、皆さま方に基本方針をお示しをさせていただくことができるときを迎えた。そのようにご理解をいただきたい」

 「大事なことは計画をいくら作っても、政治的な実行力がなければ絵に描いたもちであるということでございます。これをいかにして官民一体となってやり遂げていくか、いろいろと古い壁にぶち当たることはあろうかと思います。その壁を壊さなければ新しいフロンティアは生まれてこない。これも現実でございまして、ぜひ、みなさま方に新たな政権の実行力を試されるときだというご理解もいただく中で、われわれとしてはなんとしても、いや、いける。この思いの中で今回、基本方針を発表させていただくというときになったとご理解をいただければと思います。あとはどうぞ、菅副総理のほうからもご説明がございますが、私のほうからはデモンストレーションを皆さま方もすべて参加をしていただくことによって、成長戦略の未来というものを見つめていただければ大変ありがたいと思います。私からは以上であります。ありがとうございます」
 

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