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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aXkwPPdnSN7A
１月20日（ブルームバーグ）：中国銀行業監督管理委員会（銀監会）の劉明康主席は20日、同国の一部銀行に対し融資の制限を要請したことを明らかにした。資本などの面で基準を満たしていなかったためとしている。同日香港で行ったインタビューで述べた。
劉主席はこの中で、中国のすべての銀行に対して融資停止を求めているわけではないと説明。制限の対象となった銀行の具体名は明らかにしなかった。
同主席は「慎重な監督体制の下で数多くの規制上の要件を課している。これらの基準を満たせなかった銀行には、融資を制限するよう伝えた」と語った。
温家宝首相は19日、中国政府が融資の増加ペースを「しっかりと管理する」と発言。同国の銀行による新規融資は昨年、過去最大の９兆5900億元（約128兆円）に上り、資産バブルと不良債権増加への懸念が強まった。中国人民銀行（中央銀行）は先週、市中銀行の預金準備率を１年半ぶりに引き上げることを決めた。
劉主席によれば、銀監会は同国の銀行に対して10余りの経営指標を適用し、それを監視している。同主席は「その一つでも基準に満たないものがあれば、融資拡大は抑制される。とはいえ、既存の好案件への融資は保証される」と説明した。
中国証券報は20日、同国大手行が今月の残りの期間は新規融資を停止するよう、当局から口頭で命じられたと報じた。北京と上海の匿名の関係者の話を引用している。同紙はまた、複数の匿名のアナリストを基に、１月の新規融資は現時点で既に１兆元を超えた可能性があると伝えた。
21世紀経済報道は同日、人民銀が融資の伸びを抑えるため、適用する預金準備率を銀行ごとに変える可能性があると報じた。市中銀行の匿名の幹部１人の話を基に伝えたもので、主として１月の融資実績に応じて率を決定するという。
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