共同通信社が外部識者による第三者機関「報道と読者」委員会を開いて、外部の評価と批判を聞いたという報道。外部委員の発言は紹介されているが、共同通信の社会部長や政治部長は「説明責任」を果たしていない。他の大手報道機関と比べて、少しましだったくらいなのに、ガス抜きされているみたい。
「鳩山由紀夫首相の虚偽献金事件や、小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体をめぐる事件について全体的に記事のバランスは良かったと評価」なんて、極めて認識不足と思う。
共同通信はこれらの外部識者の指摘に対して、自己検証し、詳細な報告と改善策を公開すべきである。

（貼付け始め）
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022001000619.html
　共同通信社は２０日、外部識者による第三者機関「報道と読者」委員会の第４３回会議を開き、３人の委員が「政治とカネ」と「日本航空の破綻」をめぐる報道について議論した。
　弁護士の小町谷育子氏は、鳩山由紀夫首相の虚偽献金事件や、小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体をめぐる事件について全体的に記事のバランスは良かったと評価する一方で「（石川知裕衆院議員らを）逮捕して自白を取って捜査を進めるという検察の手法などに対し、もっと批判記事があっていい」と指摘。
東大大学院情報学環教授の姜尚中氏は「小沢氏を告発した市民団体とはどんな団体だったのか。興味があるが書かれておらず、知りたい」と要望した。
　同志社大経済学部教授の橘木俊詔氏は「検察のリークに依存している割合が多いのではないか」と質問。
共同通信社の宮城孝治社会部長は「読者から誤解されないよう、多方面の取材を心掛けた」などと説明した。
　日航破綻の報道では、小町谷氏が「なぜこんなに業績が悪く、しかも改善できなかったかという点で記事はよくまとまっていた」と話し、橘木氏は「地方空港が次々に造られ、政治家がからんだ問題などをもっと掘り下げてほしい」と強調。
（貼付け終り） 　

コメント
01. 2010年2月23日 04:15:14 石川議員の女性秘書は、民野健治検事に嘘の理由で呼び出され、そのまま監禁された。明らかな犯罪だが、全メディアがそれを知りつつ、(週刊朝日を除いて)報道しなかった。 これを問題にしない検証なんか無意味だ。くだらない、やめてしまえ。

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