| 小沢氏への西松建設から巨額の献金が何年にもわたって続けられてきました。少なくとも大衆の過半数はそのことについて、小沢氏自身に賄賂性の認識があったのではないかと疑っています。このこと自体の善悪を私は問題にしているのではありません。あくまでも大衆が小沢氏個人に対してどういう見方をしているかを述べているだけです。 いくらそんな見方は間違っていると叫んでもこの事実は覆せません。まず現実の大衆がどのような見方を小沢氏個人に抱いているのかを知り、その事実を受け入れるところから、ではどうしたらよいかという対策が出てきます。事実を受け入れず、大衆は「マスゴミ」に踊らされている「バカ」だ、といくらののしっても何も変わりません。誤った方針がとられるだけです。 大衆の少なくとも過半数が小沢氏個人に何らかのやましいことがあり、それを隠している、と思っています。 「説明責任が果たされていない」ということは、言い換えれば、説明できるはずがない、とも考えていることになります。小沢氏個人については昔から金に汚いことで有名です。その点で古い自民党の議員と変わるところがありません。西松建設からの長年にわたる巨額の献金が何の賄賂性もないもの(違法性がないもの)だ、という小沢氏の「説明が」納得できるものかと言われれば、納得できるはずがない、という人が大半でしょう。実際、朝日新聞の世論調査では大衆の80%近くが小沢氏に後ろめたいことがある、と回答しています。 再度言いますが、大衆の見方をいくら批判してもせんないことです。それよりも、大衆の見方から正しい対策を導きだす方がよほど建設的です。その意味で、小沢氏には黒子に徹してもらい、表には出てきてほしくないのです。出てきても説明できないのですから、自民、公明から格好の攻撃材料にされるだけです。まさに鴨ネギです。
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