★阿修羅♪ > 雑談専用38 > 746.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
女子はなぜ、「龍馬」と結婚したくないのか 「イオンでデート」がバリキャリとハケン君に与えた影響
http://www.asyura2.com/09/idletalk38/msg/746.html
投稿者 gikou89 日時 2010 年 10 月 01 日 01:30:33: xbuVR8gI6Txyk
 

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20100927/216395/?P=3

♪ギャッギャギャギャッギャ……
 あるマンションの一室。足を踏み入れた瞬間、その不可解な音にハッとした。
 音の発信源は、DJのターンテーブル。鳴らしていたのは、フリーターのツバサさん(29歳)だ。奥の部屋では、生後4カ月になる娘が、スヤスヤお昼寝中。さすがに音量は絞っていたが、いつ赤ちゃんが起きてしまうかと、こっちがハラハラし通しだった。

 いつか売れっ子のDJになるのが、ツバサさんの夢。もっとも、本音では「無理とは思うが、運良くなれるかも」ぐらいに考えているという。気が向いた日は、ターンテーブルを回してスクラッチの練習。一家の生活は、ウェブデザイナーの妻が支えている。「働きマン」を絵に描いたような、売れっ子のデザイナーだ。

「彼女(妻)には、『家事・育児も含めた“総合点”で、オレが幸せにすっから』って、何度も言ってるんで。彼女も納得してますよ」

 いわく、妻は「アバウト(いい加減)な性格」だから、自分のほうが家事や育児に向いている、とのこと。なるほど、レディー・ガガ(米国の女性アーティスト)のヒット曲「テレフォン」を口ずさみながら、哺乳瓶を冷ます姿は、それなりに堂に入っている。子守りスタンスの良し悪しはさておき、互いに納得のうえなら、こういう夫婦もアリだろうなと実感した。

 ツバサさんのような、いわゆる「専業主夫」は、まだ数としては多くない。私が取材した、前衛的な「ただトモ夫婦(ただの友達のような夫婦)」の世代(20〜30代)でも、全体の約2%。ただ、妻を「フルタイムの正社員」に絞れば、その割合は20組に1組(約5%)と一気に跳ね上がる(2008年 明治安田生活福祉研究所調べ)。

 バリキャリ妻と、専業主夫。その組み合わせは、すでに「超レア」なケースでなくなりつつあるわけだ。いったいいつ頃から、こうした夫婦が増えたのか?

「デートの定番は、地元のイオン」
 転機は、やはり1990年代半ば〜後半、バブル崩壊後にあった。

 このころの「女性の社会進出」を示すうえで、よくマスコミが例にあげるのは2つだ。
 一つは、専業主婦世帯と共働き世帯が逆転、外に出て働く既婚女性のほうが多くなったこと。もう一つは、女性の短大と4年制大学の進学率が逆転し、4大卒が増えたこと。

 もちろん、どちらも間違ってはいない。結婚・出産後も仕事を持つ女性、あるいは高学歴な女性が増えたことで、いわゆる「バリキャリ(バリバリ仕事をする)女性」が台頭。その直後、99年に労働者派遣法が改正されたことにより、男性の間にも派遣社員が急増した。

 結果として、2000年代には、バリキャリとハケン君の姿が顕著に。これと並行して、男女の未婚化と「夫婦のただトモ化」が進行していったのだろう、と予測がつく。

 だがもう一つ、見逃せない事実がある。
 それは90年代、男女の付き合いそのものが「ただトモ化」していったことだ。

年代 トレンディーなデートスポット
・レジャー
80年代半ば〜後半 ・ディスコ ・カフェバー
・クルーズパーティー
・プリンスホテル系スキー場
・ウォーターフロント ・プールバー
90年代前半〜半ば ・カラオケボックス ・居酒屋
・シブヤ系 ・スノーボ−ド
・アウトレットモール
90年代半ば〜後半 ・クラブ ・外資系コーヒーショップ
・セレクトショップ ・裏原宿
00年代前半〜半ば ・カフェ ・マンガ喫茶(複合カフェ)
・お台場 ・六本木ヒルズ
・ダーツバー
・ロハス&スローフード
00年代半ば〜後半 ・おうち(自宅) ・駅ナカ、駅チカ
・ゴルフバー ・自転車、エコ
 左の表を見てほしい。80年代半ば〜現在までのトレンディなデートスポットや当時の出来事などを一覧にしたものだ。

 これを見ると、バブル期の定番だったディスコや高級ホテル、湾岸ドライブといったデートが、90年代の不況期にすっかりすたれ、どんどん格安化、巣ごもり化、オンナ化していった様子が見てとれる。

 巣ごもり化でいえば、カラオケボックスやマンガ喫茶、ダーツバー、そしておうち。ご存じのとおり、今や20代男女の最もメジャーなデートスポットは「カレ(またはカノジョ)の家」。65%がそう答える時代だ(2006年 電通調べ)

 また、オンナ化の象徴は、カフェやセレクトショップ、駅ナカ・駅チカのブーム。

 いずれも小ぢんまりした空間に、センスのよい家具や商品が並び、ほっと癒される空間。男女でドキドキしながら恋の駆け引きを楽しむような場とは、対極にあると言っていい。

「バブル期には考えられなかった“おうちでまったり”も、実は99年ごろからデートの定番だった」。先日、評論家の山田五郎さんはそう教えてくれた。

 彼がデートマニュアル「Hot-Dog PRESS」(講談社、現在休刊)の編集長だった99年当時、大学生に「デートで行きたい場所は?」と聞くと、1位こそディズニーランド(シー)だが、2位、3位が回転寿司、あるいは焼肉食べ放題といった、カジュアルすぎるスポットばかりあがってきて、「バブル期とのあまりの違いに驚いた」と山田さん。

 私が取材しても、20代の男女はよくこんなことを口にする。
「デートの定番は、地元のイオン(ショッピングセンター)」
「初キスは、イトーヨーカドーの駐車場」
 ……若いのに、なんと所帯じみたデートだろう!

夫婦でワリカンも当たり前
 多少語弊はあるが、どうかお許しいただきたい。
 私のようにバブル世代の女性なら、「次のデートは、イオンでね」と言われた時点で、「なに言うの?」「私ってその程度の存在?!」と、確実に腹を立てたに違いない。

 でも、今の「ただトモ世代」(20〜30代)の男女にとっては、恋愛中から「まったり」「ほっこり」「ご近所で」が、すでにデートの定番だった。しかも、今の20代は交際中から、6割以上が「ワリカン」派。

 結婚したからといって、夫が「オレについて来い!」と突然リーダーシップを発揮することはほとんどない。「土日はどこ行く?」と、高級レストランを予約するケースも少ない。

 そうなると、主導権を握るのは、むしろご近所のショッピングセンターや店情報に詳しい妻のほう。夫婦でワリカンも当たり前、その行き先も、もっぱら安く手軽に、ストレスフリーで楽しめるスポットになりがちだ。

もちろん20〜30代の未婚・既婚女性が、「まったりデート」に100%満足しているわけではない。
 特に20代の未婚女性が言うのは、こんなセリフ。
「男なら、小さくまとまらずに冒険して欲しい」
「結婚相手は、いざというとき頼りになる、肉食系の男性が一番!」

 だが、本当にそうだろうか…?

理想の男性は坂本龍馬だけど結婚は別
 09年8月28日に放映された、情報バラエティ『たけしのニッポンのミカタ』(テレビ東京系)。「ニッポン男児」をテーマにしたこの回、私もVTR出演させていただいた。

 番組では、若い女性ら1000人に「男らしい、理想の男児(男性)とは誰か?」を聞いていた。このとき、ダントツでトップに輝いたのが、坂本龍馬。

 なるほど、と納得しかけた次の瞬間、「えっ?」と驚く回答が相次いだのだ。
 それは、「龍馬とは絶対に結婚したくない」。
 その理由は、「上から目線でものを言いそう」「いつ家に帰ってくるか分からない」「思いやりがない」「自分勝手」と、一様に酷評ばかり。

 あれほど「龍馬が理想」と答えた女性たちが、軒並み「ああいう男性とは、結婚したくない」と言い切ったのだ。

 高邁な理想をもった龍馬は、確かにカッコイイ。あんなに情熱的な男性と付き合って、ドキドキワクワク、ときにはハラハラしながら、いろんな刺激を受けて自分も成長したい。いまも若い女性の多くは、頭でそうイメージする。
 でも現実には、まして結婚となれば、話は別。

 恋人時代から、イオンやおうちで「まったりデート」を繰り返してきた、20〜30代のただトモ世代。
 肉食系の龍馬夫に、魅力を感じないわけではない。でも現実には、いつ家に帰るか分からず、家事・育児を手伝ってくれない夫は、やっぱり困る。共働きはもちろん、たとえ専業主婦でも、自分の家での苦労をシェアしてくれない夫は、まっぴらごめん。
 だからこそ、彼女たちは「お龍(龍馬の妻)」になりたい、とは思わないのだろう。

 真に求めるのは、多少稼ぎが少なくても、家事や育児をシェアしてくれる夫。
 そう、専業主夫も含めた「ただトモ夫」たちは、イマドキの女性たち自身が望むべくして生まれた夫像でもあったのだ。

 そしてもう一つ、やはり90年代を境に、親や上司との関係もどんどん「ただトモ化」していったのだが…これについては、次回に送ろう。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年10月01日 13:06:08: cNTQxcUeqA
夫の解雇や減給のせいで望まずに働きに出なければならなくなった
主婦への考察がないぞ。

男女平等には国民の安定した生活が必須だと思う。

女性の社会進出が増えたのは

男並みに働いても給金が少ないから経営者にとって都合がいいからって理由は大きいはず。

日本全体がビンボーになってるんですから「イオンでデート」とか関係ないと思う。


02. 2010年10月02日 07:57:23: W8w8t7Fek2
私は、専業主婦が、この世で女性が戦い取った一番の権利だと思います。
安心して、子供を生み育てると言う事を見守れない社会は長続きしないと思います。
日本人が器用だ、とか勤勉だと言われるのは、そうしなければ男が家族を養えなかったからだと思います。
社会もそれを後押ししていたのでしょう。怠け者と言う言葉は男に向けられていたように思います。
これから、日本人が器用だとか、勤勉だとかと言う言葉が当てはまるかどうか疑問に思います。
先の大戦で死んでいった将兵のほとんどは最後の言葉は「お母さん」だったと聞きます。
これからは、なんと言うのでしょう。
「日の本は太古神代の昔から女ならでは世の明けぬ国」、立派に子供を一人前にすることが、どんなことより賞賛されることではないかと思うのですが。
産業革命以来、便利、効率化、進歩の名の下に、少しでも税金を払う人を多くするために今があるのでしょうが、私は不安です。
偏屈者のりの独り言です、聞き流してください。

03. 2010年10月02日 17:48:39: DCHDReL3A2
>>2
気持ちはわかりますが、
女性の人生が子育てだけだと、
夫の稼ぎが悪い場合、子供を大学にもいかせられません
今時、夫婦共稼ぎで、平均給料以下の家もたくさんあります。
その問題が解決しないと、いくら子育てに専念しても、こどもの将来は悲惨です。

04. 2015年1月27日 03:15:19 : Fl00PDjaLI

夫が「主夫」をやめて気づいた、国がやるべきは「女性の支援」じゃなく「男性の支援」

1 :海江田三郎 ★@転載は禁止:2015/01/26(月) 23:00:29.49 ID:???*
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150123/Allabout_20150123_5.html
年末年始のご挨拶もできずにすみません。実は、10月半ばから夫の働き方が変わって、
これまでのように「主夫」として家の事をしてもらうことが難しくなってしまっていました。
夫は、一般の男性に比べたらかなり家事ができる方ですし、育児にも積極的な方ですが、
朝7時過ぎに家をでて夜は21時過ぎに帰宅する生活では、物理的に家の事は何もできないし子どもたちにも関われなくなってしまうんですよね。
当然、これまで夫がしてくれていたことも自分が全部引き受けるので、自由な時間がほとんどなくなってしまったわけです。
子どもが寝た後にブログを書いたり、休診日にまとめて原稿を書いたりしていましたが、それらの時間は全部家の事を
まとめてやったり食事を作り置きしたりする時間に置き換わっています。
もちろん、ハウスキーパーさんにも入ってもらうようにはしてますが、何だかんだで朝晩子ども2人を見ながら家事を全部やっていると、
自分の食事すらまともにとらずに1日が終わるんですよね。
この状況を改善すべく、方々に相談してみて分かったことは、国がやっている子育て支援ってなんて的外れなんだ!ということでした。
子育てサポートシステムや個人的なつても使って、朝晩の一番戦争状態になる時間帯のサポートを受けられないか探ってみたのですが、
どうやら受けられるサポートはなさそうです。
そして、相談先で「もっと家事の手を抜いたら」とか「大変なのは数年だけだから」とか「一番大変だけど一番楽しい時期よね」なんて、
私的にはかなりダメージとなるアドバイスを頂いて、何の参考にもならないどころか凹んで終わるということを繰り返していました。
他人の手を借りることも、実家の手を借りることも難しい、そんな状況はきっと珍しくないのだと思います。
そして、子どもの面倒を見ながら家の事を回すのが大変なのは、母親が仕事をしているかどうかは関係ありません。
にもかかわらず、「働く女性の支援」をしたり、「女性が産んですぐに復帰できる職場」を目指したり、そのための保育園を整備したり
そんなことばかりに力を入れていても、何人も産みたいって女性は増えません!と実感しましたわ。
実際、私自身は職場環境は最高だし、2人の娘もちゃんと認可保育園に入れていますが、3人目は絶対に無理〜と感じますもの。
国がやるべきことは「女性の支援」じゃあないと思います。必要なのは「男性の支援」です。
もっと言えば、3歳以下の子どもがいる家庭の「男性」が、朝は8時半以降に家を出て、夜は18時より早く帰宅して、
妻と同じタイミングで休日をとれるようにすることです。

そういった働き方を「してもいいよ」ではなく、雇用側が「義務」として提供できるようにすることなんだと思います。
家の事をしたくない男性は、「早く帰ってもいいよ」と言われてもあえて残業するかもしれません。
業績や昇進を気にする男性は、早く帰宅することで同僚から後れをとるかもしれないと心配するかもしれません。
だからこそ、生活リズムを子どもに合わせられるように、男性を支援する必要があるんです。
男性が頑張って家事も育児もする必要はありません。もちろん、両方できるスーパーマンがいれば助かるかもしれませんが。
実際は、「ちょっと分担」できるだけで女性の負担は半減するんです。なにも、家事ダン目指して頑張って家事したのに
「家事ハラ」受けたって悩まなくてもよいわけです。
妻が食事の支度をしたり、食器を洗ったりする間子どもを安全に見ておく。上の子が「ウンチ出た〜」とトイレで叫んだ時に
、下の子の食事介助をちょっとだけ交代する。そんな、些細な分担ができるかどうかで女性側の負担は大きく変わります。
いくら男性側に「やる気」があっても、家にいなければ何もできませんよね? 長時間労働で疲れきっていても、何もできませんよね?
女性に産めよ増やせよ働けよ、と言う前に、男性の働き方を見直しなさい、ってことなんだと思います。

http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1422280829/


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 コメントの2重投稿は禁止です。  URL紹介はタイトル必須
ペンネームの新規作成はこちら←  最新投稿・コメント全文ページ
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 雑談専用38掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 雑談専用38掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧