★阿修羅♪ > 医療崩壊3 > 179.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
不可解 無免許マッサージ 柔術整復師バブル
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/179.html
投稿者 どっちだ 日時 2009 年 11 月 16 日 21:41:36: Neh0eMBXBwlZk
 


東京日和@元勤務医の日々 から転載
http://skyteam.iza.ne.jp/blog/entry/1323081/

柔術整復&鍼灸師バブル☆医療費の削減下で不可解な成長産業?

2009/11/16 01:00


 小泉政権時代から数年にわたって医療費の伸びを抑制してきました。もちろんそれでも毎年1兆円近くの伸びがあり、そのために保険者もそして国も財源の捻出に頭を悩ませています。

 そして、最近は民主党の「行政刷新会議」の業務仕分けで、さまざまな天下り役人がこさえた財団などの見直しが入っていますが、医療業界で急激な成長をとげている分野があるのは不思議です。

 いや、高齢者が増えているからといっても、全員がねん挫したり、打撲をしているとも思えませんし・・・。

 経営努力とやらをしているにしても、この不景気なご時世に医療費の伸び率を3倍以上示すのも変な感じがします。誰がこんなに「必要性」があると認めたのか謎ですね。

イザ!の方にもこの問題を取り上げたブロガーさんがいますので、こちらも見て頂くとよくわかります。


『偽善者キツィこのブログ 』
http://higasitoyokazu.iza.ne.jp/blog/

柔道整復師の保険不正請求問題
http://higasitoyokazu.iza.ne.jp/blog/entry/597066/

 この整復関係でも診療報酬の「不正請求」が問題になっているようです(日本手技療法協会:不正請求の実態の記事一覧)。この中を読むとかなりトンでもの方もいるようで、国家資格をもらって、不正を働くこの業界に何ら指導もされていない厚生労働省側にも問題があると思います。(医師だと100万円程度でもそれこそしっかり指導を受けて医道審議会から医業停止とかあるのに・・・そういう話はないんですかね?)


患者から苦情のある治療院は徹底的に調べられる!?
http://www.e-shugi.jp/contents/37/0

「ここまでなら請求できる」 はもう通用しない (前編)
http://www.e-shugi.jp/contents/38/0

独立、そして二度目の不正請求
http://www.e-shugi.jp/contents/252/0

四千万円以上の返還
http://www.e-shugi.jp/contents/273/0

[返還額の合計は4千万円を超えるものとなりました。もうこの頃は『しっかり支払って禊ぎ(みそぎ)をしよう』と考えていたので、ショックはありませんでした。後に聞いた話では、私程度の返還額は珍しくないんだそうですね。数億円になってしまうケースもあると聞きました。

当然一括で返還はできないので、分割返還となりました。そして合わせて処分として、療養費の取り扱いの一年間停止を言い渡されました。]

 もちろん、この請求、医師の診療報酬同様に、柔整師が健保に請求しています。やりたい放題の請求がおきて、4000億円近い医療費給付(国民医療費ベースなら5千億超)があります。

 具体的な手口などは下記の通り。こういう不正を許すのは国民皆保険制度の維持を考える上で、産科や小児科、救急、外科などの危機的な状態を見るにつけ、知り合い(親戚や友人)が、柔術整復師や鍼灸師をしていて、業界の仲間で外車を乗り回したりとかを聞くと、「骨つぎ」ってそういう仕事だったっけ?みたいな感じがします。

  柔整業界におけるニュース http://www.ssr-net.co.jp/Sub03/Sub03.html というサイトにはいくつも実際に報道された様子が掲載されています。代表的なものとして去年朝日新聞の一面トップを飾ったこの記事などが具体的でわかりやすいです。

------------------------------

接骨院・整骨院、保険対象外も請求? ケガ数など不自然
http://www.ssr-net.co.jp/Sub03/Photo/AsahiTop.pdf
朝日新聞 平成20年6月1日


接骨院や整骨院で柔道整復師の治療を受けた患者の2人に1人が3カ所以上のケガをしていたとして、健康保険の請求が行われていることが厚生労働省の調査でわかった。1人あたりのケガ数が不自然なほど多く、「保険のきくマッサージ施設と勘違いしている利用者を、けが人として扱い、不正請求する柔整師が多いことをうかがわせる」との声が業界内からも出ている。

厚労省は、07年10月中に申請があった柔整師の保険請求のうち、7万サンプルを抜き出して調査。このほど集計がまとまり、朝日新聞の情報公開請求に応じた。
それによると、3カ所以上のケガがあったとする請求の割合は00年の32.5%から増え続け、今回初めて50.5%と半分を超えた。内訳は3カ所が 44.7%、4カ所以上が5.8%だった。4カ所以上だとケガの理由を具体的に書く必要があり、3カ所に集中したとみられる。

都道府県別にみると、3カ所以上の請求は西日本で目立つ。大阪、奈良、徳島の3府県は80%以上。一方、岩手、山形両県は10%台と低く、業界団体の幹部でさえ「ケガの数の多い地域は、不正請求の割合が多いと推測せざるを得ない」という。
本来、柔整師の保険請求が認められるのは、骨折、脱臼、ねんざ、打撲、肉離れだけで、肩こりや、加齢による腰痛などは請求できない。

しかし、保険対象外の肩こりや腰痛をねんざと偽って不正請求する例が後を絶たない。西日本のある国民健康保険組合は、首、肩、股関節のねんざで治療を受けたという50代の女性に問い合わせたところ、単なる肩こりと判明。不正請求と知った女性は「マッサージが上手だと聞いて何度か利用したがもう行かない」と話した。

不正が横行しているとみる健康保険組合は少なくない。「一つひとつの請求は多くて数万円だが、それが大量に来る。厚労省が示すケガの基準があいまいなこともあって、おかしいと思って指摘しても柔整師はなかなか認めない。結局、単価が高い医科の点検を優先し、柔整師の不正は見逃しがちだ」(大手健保)

不正請求が発覚すると悪質な場合は、都道府県が保険請求を停止する行政処分を出す。身に覚えがない架空請求は、患者も医療費通知で不正とわかるが、単なる肩こりをねんざと装ったり、1カ所のケガを3カ所で請求したりすると、保険制度に詳しくない患者には不正とわかりにくい。こうしたこともあって、07年度中に柔整師に対する保険請求停止は全国で16件にとどまった。

骨折、脱臼の保険請求には医師の同意が必要だが、ねんざや打撲は必要なく、請求はこの二つで99%を占める。

厚労省の推計によると、柔整師にかかった患者の治療費は05年度で約3,100億円。これは開業医の皮膚科、産婦人科を上回る。近畿大学医学部の浜西千秋教授(整形外科)は「マッサージのような行為に公的保険が使われているなら、一番の被害者は保険料を払う国民だ」と指摘する。

背景には柔整師の急増がある。07年度は10年前の5倍近い5,069人が国家試験に合格。接骨院などの施術所は、06年末までの10年で4割強増えて3万を超えた。
柔整師が患者に保険制度を説明するよう促す仕組みが6月から始まるが、不正請求の歯止めになるかは未知数だ。

日本柔道整復師会の話 保険制度の理解が不十分な一部の柔整師が過剰な請求をしている可能性がある。適正な請求を指導したい。(松浦新、内藤尚志)


〈柔道整復師〉

「ほねつぎ」とも呼ばれる。日本古来の技法で、柔道などでケガをしたときの処置として発達したとされる。医療を補う行為とみなされ、1936年、柔整師による保険請求が認められた。「当時は整形外科が未発達で、柔整師の治療を選ぶ人も多く、患者の利便性を重視した」(厚労省)。

3年以上の専門教育を受け、国家試験に合格すれば開業できる。06年末現在約3万8700人。

------------------------------

 未承認薬の開発の予算を削ったりすることは、限りなく患者さんの希望を奪うことです、医師不足や看護師不足問題があるのに、やたらと柔術整復師を増員しても、医療の水準があがるとはおもえません。

 この問題を追っかけたのは朝日新聞だけで、他のメディアや政権与党ももう少ししっかりして欲しいところです。


====
コメント

Commented by naa3 さん

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師です。
柔整師と鍼灸あマ指師を一緒にしないでください!!
一緒にされては迷惑です!!

柔整師と鍼灸あマ指師の療養費請求が増えているのは,まったく事情が異なります。
共通しているのは,柔整師と鍼灸師の養成校が,訴訟による規制緩和によって急増したということだけです(あマ指師養成校は視覚障害者保護のため増えていません)。

柔整師の療養費請求が増えているわけは,skyteam先生がご覧になったブログや新聞記事,朝日放送「ムーブ!」の内容のとおりです。
医師の同意を得ずに保険が使えるのをいいことに,不正請求を行って私腹を肥やす柔整師がいた。そこに規制緩和で柔整師が激増し,接骨院・整骨院が乱立し,患者の奪い合いになってますます不正請求がやめられない。

一方,鍼灸あマ指師の療養費請求が増えているのは,不正請求を行っているからではありません。歩行困難な患者(主に高齢者・脳血管障害後遺症者)に対する保険を使った訪問鍼灸マッサージがビジネスモデルとして確立してきたからです。以前は個人で細々と行ってきたものが,次第に組織化され,今では会社組織で事業を行っているところもあります。

保険を使った訪問鍼灸マッサージには,医師の同意書が必要です。
不正請求を行う余地はほとんどないと思われます。
私自身,訪問鍼灸マッサージに携わったことがありますが,患者さんのQOLの維持・向上に役立つ大切な仕事だと思います。
高齢者の増加に伴い,需要が増え,今後も療養費請求が増える可能性は高いと思います。しかし,それは削らなければならない費用でしょうか?私にはそうは思えません。

鍼灸あマ指業界,特にあマ指師は,以前からずっと無免許マッサージ(柔整師のマッサージもどきによる不正請求を含む)に対して怒っています。
あん摩マッサージ指圧は,法的に我々の独占業務です。
視覚障害者が自力で生計を立てられる数少ない職種のひとつでもあります。
ぜひこちらのサイトをご覧になってみてください。

「無資格 無免許対策関連の書類と新聞記事」
http://www.8917.com/~musikaku/

ご理解いただけましたら,このエントリのタイトルおよび内容から「鍼灸師」を削除していただけますようお願いいたします。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
昭和22年に現行の按摩師、鍼師、灸師、柔道整復師(以下あはきと言う)の法律が
出来ていらいこれらの俗に言う有資格偉業類似業者は、
無資格による医業類似行為業者を攻撃してきた。
それでも、あはき以外の医業類似行為業者は、法制化運動をつづけた
その成果が上がろうとするたびに、あはき業者団体は法制化を邪魔した
その結果、現在のような状態を作り出したのだ。

あはき団体の諸氏、目覚めて、あはき以外の医業類似行為の法制化に
協力して欲しい、そうすることにより、
俗に言う無資格業者は居なくなるのだ

無資格者問題は、あはき団体に依る、あはき以外の医業類似業者弾圧にすぎない
国民の為に今一度考えを改めて欲しい
2009/11/27 15:30

02. 2010年6月28日 00:04:25: Pwt204h5bA
ベビーマッサージはどうかな?mamaセラピスト

03. 2011年11月23日 17:36:43: EUzQCCV2uY
はじめまして柔道整復師です。
ゾッとする実際に私が体験した話しをします。
患者(以後、患)「頭痛と肩こりがひどくて、どこ行っても治らんから先生とこで治して」
私「その治療やと保険使えませんけどよろしいですか?」
患「いっつも、りらくとかアメリカンドリームで揉んでもらってるから、治るんやったらええよ」
私「わかりました、今何か病気とかしてませんか?」
患「一応、医者から深部静脈血栓症って言われてるで」
私「え?絶対駄目ですよ」
患「???りらくでもアメリカンドリームでもそんなん一切聞かれた事あれへん、あかんのやったらまたそっち行って揉んでもらうわ」

以上実話です。ゾッとしません?


04. 2013年6月08日 11:41:35 : 5ZgeoQ67HQ
平成19年までの意図的な抜粋資料であるがその後の平成23年では
柔道整復師費の10倍以上マッサージ療養費の伸び率を示している
マッサージの往診がその一因ではなかろうか
保険者の裁量は年々厳しく査定されている
架空、水増し、まして医師同意書偽造では非常に悪質な不正請求報道もある
健康保険制度は国民の為のモノであって私利私欲であってはならない
業界批判より自身業界、個人が襟を正し業務に当たるべきである

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。