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歯科医療崩壊の原因は官僚の恣意的な抑制策の証拠 医科と比べ物にならない えげつない抑制策 
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/227.html
投稿者 虹の仙人 日時 2010 年 1 月 16 日 13:50:49: ZmDTMI6bcHXKo
 

歯科医師会雑誌から

1.所得あたりの医療費(総務省家計調査)
                 歯科        医科
 年収270万円未満    6.200円     29.000円
〜年収393万円未満    9.600円     38.000円
〜年収546万円未満   13.000円     40.000円
〜年収774万円未満   16.700円     41.000円
 年収774万円以上   25.200円     47.000円

歯科はあきらかに診療抑制がおきています。
 歯科は所得にきれいに比例しています。
 医科は年収270万円以上で40.000円と一定です。

医科と歯科は診療抑制の程度が違うのですから、
それを防ぐには、保険診療の自己負担率を医科・歯科で一律3割にするのではなく、
歯科は0割、せめて1割にするのが合理的です。

2.医療安全にかかる患者一人当たりのコスト
                 歯科        医科
 患者一人当たりのコスト    268円        89円
 患者相談対応を含むコスト   723円        163円

 初診料           1800円     2700円
 再診料            400円      710円

もし、企業が初診料、再診料を決めるのなら、
初再診料は、医科・歯科で逆転して当然です。

3.国民医療費(グラフから見てざっとですが)
             歯科       医科
    1985年  2兆5千億円     16兆円
    2007年  2兆5千億円     34兆円
             1.0倍     2.1倍

過去22年間の総医療費の増加率(/年)
  歯科    0%
  医科  3.5%
これで医科・歯科の診療報酬改定が同率といえるでしょうか?
歯科の保険点数を一挙に倍にしても可笑しくはない。
その分、保険の自己負担率を歯科だけ1割以下にすれば、診療抑制もおきないでしょう。

データからはそう読めます。
 厚労省に初再診料の増額を求めると、歯科は技術料重視ということで、アップできないと言われるそうです。技術料をアップしてくれと求めると、それはもう充分に行き渡った技術ですから、他の技術料に含めることにするといわれるようです。
のどに魚の骨がささったとして、それをとってもらうと
歯科 1820円(技術料は0円、初診料に含むから0でないそうですが???)
医科 6900円(技術料は4200円)
です。
抜歯ですら、同じような結果になります。

ちなみに、
 医科関連企業
  武田薬品、塩野義製薬、東芝メディカル、GE、シーメンス、日立。。。
 歯科関連企業
  昭和薬品、モリタ、ヨシダ、GC、三金。。。


 

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コメント
 
01. 2010年1月19日 06:42:25
ちなみに米国の歯科治療代金は,とんでもなく高いですよ。一般医療で,公的保険はないのですが、歯科に関しては民間保険制度もほぼないにひとしいです。

歯科というのは,一番、予防しやすい領域ではないですか。
例えば、歯茎を塩(海洋非精製塩などミネラルが豊富なもの)で指によって毎日簡単にマッサージするだけでも,虫歯,歯周病など、ほとんどできないでしょ。

ちょっと話はかわります。大昔の書籍(翻訳なし)ですが、都会生活に影響されていない世界の先住民の文化を1940年代前後、12年間現地調査して彼らの歯を見せてもらい、それを写真に撮り、考察を施した米国歯科医師の,文化人類学的調査が,残っています。彼らが一体,何を食べているのか、そして,歯の状態はどうなっているのかを徹底して調査しました。

私も写真みましたが。素晴らしい歯で,虫歯、歯周病ゼロだったと書いています。歯磨きもフロスもまったくしないそうです。で、ガン含め,全く病気がなかったことに驚いたことを記録に残しています。また一方、同じ部族でも都市に近い集落では,西洋食の影響で,歯が異常に悪い,歯並びも異常に悪い、歯周病に冒されていた,そして各種の身体の病気も多かった、と心底驚いて報告しています。要するに,食生活の違いで,同じ部族で,これほどの違いが出るのか,ポイントは食事のありかただな,と発見しました。

この歯科医は、この研究を通じ、どのようにしたら,歯と身体の健康を守れるのかについて、大著を著したわけです。基本は,糖質を抑制し、タンパク質、脂質をしっかり取る(それが良い歯をもつ先住民の基本でしたので)食べ方を強調し,枠組みを確立し、彼のこの遺志をつぐ,食関係の教育普及活動をしている団体が米国にあったりします。

恐縮ですが。医師の数をどうするか、診療費体系をどうするか、を先に考える事自体が、間違った,論立のしかたではないでしょうか。本末転倒ではないですか。本(元)と末を逆転させている議論だとおもえるのですが。どうすれば,歯の健康を守れるのか,そのための政策体系を決め,それに応じて,いかなる医師の治療方法、医師の人数などを決めていく順序ではないですか。

おかね、税金、国民の個人の所得というリソースは限られているのですから,公衆衛生面で税金をどう、いくらぐらい投入するのか、公共政策における、公衆衛生の議論を先行すべきではないか,そう思えるのですが。

かつて先住民たちは、集落の中に,歯の医者が存在していませんでした(必ず医師はいます)。なぜなら,歯が悪い人が誰もいなかったからです。なぜなら、彼らの食事が,動物タンパクと脂質(肉や魚の脂身など)中心で,野菜、果物という炭水化物はほとんどとっていなかったからだ、と見られているわけです。

人類において、氷河時代から、歯が全く悪くならない生活歴の方が、はるかに長い経験をわれわれはしてきています。1万年前、組織農業が起き、穀物(炭水化物)を食べるようになり巨大化していく社会には、歯を悪くする流れができてしまったのです。野生に暮らし,組織農業をしない先住民の流れにおいては、まったく歯の健康は最高度でした。非常に長い氷河期を生き抜いた人類は、その間、穀物、野菜、果物(すべて炭水化物=糖質)がないため、それに馴致する内に、現在の人類の身体条件が作られてしまいました。1万年では生物進化は進まず,氷河期時代のそれが,現在の人類の身体を未だに,条件付けているのです。


でもともかく貴重な情報をありがとうございます。



02. 2010年1月20日 13:44:27
タンパク質は取りすぎた場合,自動的に排除する仕組みがあります。取り過ぎの心配はさほどありません。炭水化物(糖質)の場合、これがないため、中性脂肪として蓄積されます。昔の日本人は,学校に通うのに、一里ぐらい平気で歩いていましたし、よく体を動かしました。しかし、現代日本人は,体を全く動かさないスタイルになりましたから(農民ですら大幅機械化で、かつクルマ生活)、ただでさえ、糖質過剰、腹回りが分厚くなります。糖質過剰はあらゆる病気を生みます。

体が糖を必要とする場合、体が自動的に,糖を合成する仕組みを持っています。これは、長い氷河時代、氷の中で炭水化物が取れないため、炭水化物を取らなくてもいいように、体がシステムを作った、と見られます。基本的に、炭水化物(糖質)はまったく取らなくても、全然健康でいられるのは、そういうことです。がん細胞は糖を食べて成長することは既に確認されています。ガンを大きくしたい人は、炭水化物をどんどん摂取してください。

さて、病人(あるいは歯が悪い人)がいないと、生活ができない人々が出て来る、というところが、すべての制度的矛盾の根源なんじゃないですか。不幸な人がいないと自分が幸福になれない社会というのが,矛盾の根源では。


03. 2010年1月22日 14:31:46
要は、日本の保険制度では、歯科に関しては再診料からして、正当な報酬を支払っていないことを述べているのです。また、例えて言えば、日本の厚労省という会社は、過去22年以上、合理的な要求を無視し続け、歯科の給与をカットし続けて来たという事実を述べただけです。その結果、廃業に追い込まれた歯科医院が生じるほど、歯科医療が崩壊し続けているという事実です。
 歯科技工士も40歳以下はほとんどいません。この先どうなるのでしょう。
 予防をになう歯科衛生士も看護師の半分以下の薄給のために、結婚すると再就職しません。
 保険の歯科用金属は金属会社も赤字になる。
 元凶は、限度を超えた医科以上の歯科医療費削減策です。
 歯科は、手工業の世界です。材料である貴金属も大量に仕入れても安くなりません。金や銀の値段は相場が支配します。よって、数がはけても物品価格が安くなるものではありません。大量生産の薬とは違うのです。ちなみに歯科技工物の工程はおよそ80工程です。ロボットが作るLSIの工程は200から300工程です。LSIを作る1/2ほどの工程を、人間がミクロンオーダーの精度で作っているのです。材料費は3倍以上上がっています。支払は22年間同じとなれば、人件費=給与が削られ続けているのです。
 財源がないといいますが、今回のインフルワクチン騒動で1100億円が無駄になったといいます。歯科を窮地に追い込んだのは、4年前の700億円の削減です。今回、それよりもっと多い額が無駄になっているわけです。毎年、少しずつ無駄を削って1000億円以上を22年間以上、歯科診療費をアップし続けてて行かないと歯科保険医療の先はないでしょう。その権利は当然あるというのがデータに表れています。 歯科医は、初再診料も含めて、ずっと我慢し続けてきたのです。 やれ、不正請求だといって脅しつけておいて、不当な診療報酬を押し付ける側が涼しい顔をしている。それが歯科の診療報酬です。 
 歯科を含めて、医療関係者は困っている人を助けて初めて幸福になれるのです。助けられないと、医者も不幸になります。 ーー衆生病む、故に我病むーー

04. 2010年1月22日 20:21:52
日本の歯医者は欧米のそれと比べてお金をかけられて作られていない。

研修時間が少ないらしい。

だから上手い医師と下手な医師がいるわけ。


05. 2010年1月24日 19:49:25
>歯茎を塩(海洋非精製塩などミネラルが豊富なもの)で指によって毎日簡単にマッ
>サージするだけでも,虫歯,歯周病など、ほとんどできないでしょ。

塩分取りすぎで高血圧にならないか?

>タンパク質は取りすぎた場合,自動的に排除する仕組みがあります。取り過ぎの心
>配はさほどありません。

とんでもない。腎臓に負担がかかります。
腎臓のはたらきは60代では20代の半分に衰えるといわれています。腎臓を酷使しすぎると将来透析になりますよ。(腎臓病の人はタンパク制限するでしょ。)

>がん細胞は糖を食べて成長することは既に確認されています。ガンを大きくしたい
>人は、炭水化物をどんどん摂取してください。

糖が体内で合成できるんだったら変わらないような。
また、動物性タンパク質もがんになりやすいって言われています。


06. 2010年2月07日 15:50:52

長野県は,長寿県としてナンバーワン。日本で一番,ミルクなど含め非植物系タンパク質をとっている県民。
http://www.janis.or.jp/shokunounet/syoku/syoku04.html

北欧、西ヨーロッパは、非常な長寿。肉、チーズ、ミルクなど動物タンパク質をガンガン常食。
http://vogelpoepj.exblog.jp/8961368/

あまり知られていないが、中央アジアの長寿国は、大量の肉、ミルク類を常食。


また、最近グルジア共和国出身者に話を聞いた。非常に長寿国だという。で、何を食べてるの?肉。との答えだった。

農地はまったく農薬が使われていない昔ながらのスタイルだとのこと。

チベットは極端に短命な国。タンパク質をまったく取らない人たちだ。京都大学の医学者チームが現地いって、魚から取ったタウリンの錠剤(アミノ酸、つまりタンパク質の構成要素)を取らせたところ、身体状態が非常によくなったことが報告されている。

短命希望者は菜食主義になりなさい。自分の子どもを病気にさせたいなら、とにかく子を菜食主義にしなさい。

戦前の日本人のように、寿命50才にしたいなら、動物タンパクを極度にへらしなさい。卵も病気になったときぐらいにしなさい。ヒエ,粟、米など、穀物をたべなさい。

医療費がかかりすぎる日本は、解決策として、動物タンパクをゼロにして短命にすればよい。



07. 2010年2月14日 10:00:08
日本は、公的医療のおかげで平均寿命は世界1では。
また、医療費の効率では世界一効率が良いとWHOからお墨付きをもらっております。
その効率化が行き過ぎて、医科では過労、歯科では倒産が起っているのです。
世界的に見て、日本は医療費をケチってきたツケが今になって現れているのです。
先進国の医療費がとんでもなく高いのではなく、
日本の医療費がとんでもなく安いのです。
特に歯科医療費は!
これが、日本人には認めたくない不都合な真実なのです。
政府には都合が悪いのでマスコミを使って歯科叩きをしているのです。

日本の治療スタイル タイの歯科治療費が高いという日本人


08. 2010年2月16日 11:12:31
歯科医の無計画な増産が,根本のひとつにあると思います。厚生省は、歯科医の抑制のため、歯科大学の新説は絶対に避けること。また、複数の歯科大学を統合し、入学定員を縮小すること。一方、自然廃業のペースを放置することが肝心と思われます。生活が苦しくなるといっても,相対的に各個人単位での歯科医師に対する需要が縮小しており、どうにもならないと思います。生活が成り立たないなら,廃業が自然でしょう。どの職域にもいえることでしょう。歯科医の生活を守るために国民があるのではないので。

歯科医師も公務員にするのが一番いいのではないですか。


09. 2010年2月28日 19:32:14
度の仕事をしている人も、日本で働いてタイより少ない給料で働きますか?
診療価格を決めるのは厚労省です。その価格はタイより安い価格です。
すでに歯科医師は歩合制の公務員のようなものです。価格の決定権はありません。

10. 2010年5月01日 01:23:27: AIT1WmCFxg
私の歯科医院はおかげさまで非常に多くの患者さんにきて頂いています。おそらく保険診療で丁寧に治療を、ということを心がけているおかげだと思っています、需要はある、ということです。が、生活は成り立っていません。老朽化した機械の買い替えもままならない状態です。贅沢をしたいとは思いませんが、せめてまともな診療機械で診療が出来る程度の収入を確保したいです。

11. 2010年5月02日 21:07:06: 2n4FAaJ6qE
厚労省・および中医協のへたれ委員はこのブログを見て、せめて「主要部分25年間価格据え置き」の診療費で格安の歯科医療を提供して、地道に地域医療に貢献している歯科医師がせめて、未来や暮らしに希望が持てる程度の診療報酬費にして見ろや。ああ腹が立つ。何のために給料もらってるんだ?
歯科や医科を、守れよ。マスごみも議員も少しは勉強してよ。調べてよ広めてよ。
小沢の悪口かいてて国民生活が少しか良くなるわけ?
まじめに働いてる医師や歯科医師を守れよ。
あまりにも悔しい。
せめて阿修羅読者の皆さんは、異常な歯科診療報酬費の現状を分かってください。

12. 2010年6月14日 11:35:33: MQGU16RCHg
>歯科医師も公務員にするのが一番いいのではないですか。
賛成。

そうですね、そのほうが仕事に誇りが持てて、こどもにも同じ職業をさせたいと思うかもしれません。

24才(現役で入ったとします)で卒業、研修医が1年(話が面倒になるので、大学院(4年生)は無視します。)、20代後半までに結婚出来る収入が確保されて、33才までにこども二人。


首都圏で一戸建てもしくはそれなりのマンションが買えて、
1人は私立中学〜私立歯科大学卒業するのに必要な、5000万円くらいの学費が捻出できるくらいの収入は確保して欲しいものです。

もしくは私立歯科大の補助金を増額して個人負担をなくす、思い切って私立歯科大自体をなくすというのも手かも?


13. 2011年3月03日 00:48:12: skxMJ50F4k
もうさ、保険医総辞退をいつまでに発表するか考えようよ。
歯科医師会入っていない先生も含めてさ。

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